オーストリアではラッセルが長いトンネルを抜け、開幕戦以来の優勝。
フェルスタッペンとアントネッリのペースも驚異的でした。
一方PUにADUOが入ったフェラーリは、デグラが酷くトップについていけなかった。
ヨーロッパは連日ヒートハザードが出ており、路面もまた暑い。
この1週間で改善するとは思えません。
ロードラッグ、フェラーリマカレナ再導入。

フェラーリは改良を加えたマカレナウイングを持ち込んできました。
シルバーストンの超高速ストレートでのトップスピードを稼ぐため、メインプレーンを削ぎ落としたロー〜ミドルダウンフォース仕様のウイングです。単にダウンフォースを減らすだけでなく、DRS(可変リヤウイング)を作動させた際のバタつきを抑え、ドラッグを極限まで低減させる設計になっています。
これに加えてリヤディフューザーの形状の見直しも行ってきました。
ウイングを薄くした分、失われるダウンフォースを補うために床下のディフューザーを改修しました。マシンの底から抜ける空気の流れ(グラウンドエフェクト)を加速させ、ストレートでの空気抵抗を増やさずに、高速コーナーでのリヤの張り付き(安定性)を確保する狙いがあります。

マクラーレンはスペシャルカラーだけでなく、こちらもオーストリア同様、マカレナウイングを再び持ち込んできました。
マクラーレンのマシンはやはり、コーナリングが速くても、ストレートで伸びないという、旧レギュレーションマシンの特性をしっかりと受け継いでしまっています。
フェラーリの場合は最高速が伸びていない代わりに、コーナリングでは最もダウンフォースが多いマシンとされています。
両者それを見越してのマカレナウイングでしょう。
マクラーレンの高速コーナーの挙動は滑るため不安定ながら速さがある。
それでもダウンフォースはフェラーリが最も多いという。
同じマカレナを搭載するのであれば、威力のあるメルセデスPUを活かして優位に立つより他ない。

排気トリックを利用した、リアウイイングのメインウイング下の圧力を下げ、空気抵抗を生み出さずにダウンフォースを向上させるというレッドブルの手法に似た考えのものを持ち込んできたようです。
写真はレッドブルのエキゾーストが移っています。
アストンはシャシーPU共にマシンが変わってしまう程の大改造を計画しているようです。
通常、シーズン途中の空力アップデート(ウイングやサイドポンツーンの変更)ではクラッシュテストは不要です。
しかしアストンが計画しているアップデートは、シャシーのクラッシュテストが必要なほどの大改造の様です。
アストンマーティンはモノコック自体のカーボンレイアップ(積層構造)を見直し、数キログラム単位の軽量化を施した新シャシーを製造。 安全基準を満たすため、FIAのクラッシュテストを再度受けるほどの大手術となります。
最低重量をクリアし、マシンの前後重量配分(バラスト配置)の自由度を高めることで、低速のハンガリーだけでなく、高速コーナーでの俊敏性を劇的に向上させる計画です。
そしてアストンにPUを供給するホンダは夏休み明けに一発勝負のPUアップデート(ADUO)を敢行する予定とのこと。
現在リークされている内容は以下の通り。
焼室(コファレンス)の再設計
燃料と空気の混合気をより高圧かつ均一に爆発させるため、ピストンヘッドと燃焼室の形状を変更。
これにより、同じ燃料消費量でもより高い馬力を絞り出す(熱効率の向上)ことが可能になります。
摩擦(フリクション)の低減
新しいクランクシャフトのコーティング技術と、内部の潤滑システムの改良により、エンジン内部の物理的な摩擦抵抗を極限まで減らす。
これは純粋な出力アップだけでなく、信頼性の向上と熱回生の効率アップにも直結する。
兎に角今年のアストンホンダはボロボロ。
ニューウェイが無理な注文を付けて急遽仕様変更せざるを得なかったホンダPUは低出力どころか信頼性もゼロ。
自家製ギアボックスの熟成不足も信頼性低下の足掛かりとなっています。
肝心のシャシーも中団はおろか、下位争いしているキャデラックにも後れを取り、今シーズンは最悪な前半戦となっています。
リーク情報は現時点でここまでですが、新しい情報が手に入り次第追加していきます。
全開区間多く、バッテリーマネジメントは今回も厳しい。

F1初開催の伝統的なコース。
高速コーナーが多くタイヤ負荷は高い。
それでいてロングストレートも有して最高速の高さも求められる。
高速コーナーではダウンフォースが多ければ多いほどコーナリング性能が高いというのがセオリー。
前回のオーストリアでは、フェラーリのマシンが最もダウンフォースが多い、しかしストレートのトップスピードはメルセデスに比べて大分劣っている。
やはりトータルバランスが良いメルセデスがここでも有利ではないかという予想です。
フェルスタッペンがこのコースをシミュレーターで走ったところ、昨年とは全く違うと語っている。
ブレーキの使用が少なく、アクセル全開の時間も長い。
そのため、バッテリーが全然持たないとのこと。
バッテリーマネジメントが苦手なドライバーは苦戦すると思います。
特にルクレールは新規定マシンになってから全く対応できておらず、前回のオーストリアでもバッテリー切れで抜かれる場面が見受けられた。
そして今回はスプリントフォーマットでの開催となっています。
そのためか、今回は微調整程度のアップデートしか持ち込んでいないチームが多いです。


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