土曜日の予選はマシンポテンシャルが顕著に表れました。
レッドブルは協力体制で挑むもアントネッリがそれを悠々と上回ってみせた。
ノリスは3位獲得もグリッド降格で13位からのスタートが決定している。
追い抜きが容易なコースですが、ペナルティを受けたトップチームのドライバーがどこまで順位を上げられるか?
スタートから激しい展開
気温17.5℃、路面温度27.5℃でスタートです。
殆どのドライバーはミディアムタイヤを選択。
ノリス・ペレス・ストロール・ハジャー・アロンソはハードタイヤ。
ボッタス・サインツはソフトタイヤでスタートします。
スパは1コーナーの接触が多いので注意が必要。
レーススタート

1コーナーはポールスタートのアントネッリが抑える。

しかし後ろからフェルスタッペンが迫る、なんとオー・ルージュでアントネッリを抜く。
VER2→1、ANT1→2。

ケメルストレートでもバトル、エネルギーを使ったフェラーリ勢の加速が凄まじい。
ルクレールはこの区間で先ずラッセルを攻略。
レ・コームでルクレールがフェルスタッペンをオーバーテイク。
LEC4→2、VER2→3。
更にラッセルにハミルトンが迫る、ハミルトンはレ・コームでマシンをイン側に寄せる苦しいライン。
アウトが側にいたラッセルの右リアにタイヤを引っ掛けてしまう。

ラッセルはそのままスピンしコースアウト、サンドトラップに足を取られ脱出不可能。
まさかのラッセルは1周目でリタイア。
ハミルトンはその間ピアストリに先行を許した。
PIA5→4、HAM4→5。
これによってセーフティカーが導入。
ピットスタートのハジャーが早くもピットイン、ミディアムタイヤに交換です(3.6)16→21。
ベアマン・ペレス・ボッタス・オコンもピットインです。
オコンとベアマンは1周目で同士討ちが起きていたようです。

オコンはその影響でパーツを壊しコースアウトしていました。
3周目ハジャーがまたピットイン、ハードタイヤに交換です(3.0)。
ミディアムのままだとタイヤが持たずもう一度ピットインの必要がある。
そこでハジャーはハードタイヤを再び履くことでそのまま完走を狙おうとしたのです。
4周目セーフティカー終了、5周目再開。
ブランシモンでアントネッリが加速、ルクレールはそれに上手く反応。
しかし3位フェルスタッペンは反応に遅れ両者の間に少し差ができた。
ハミルトンはラ・スルスでピアストリをオーバーテイクし順位を取り返すも再び抜き返される。
それでも直線区間で再び差を詰めたフェルスタッペン。

6周目にルクレールから順位を取り返す。
VER3→2、LEC2→3。

8周目ピアストリは3位ルクレールに迫る、ルクレールはブレーキングで一歩も譲らず、両者が接触。
ルクレールは順位を死守もリアからパーツが落ちた。
13位スタートから順位を上げているノリスがコラピントを攻略。
NOR9→8、COL8→9。
ここで一瞬イエローフラッグが振られるも特に何も起きず。
9周目ピアストリはハミルトンを三度オーバーテイク。
HAM4→5、PIA5→4。
ノリスはローソンを抜く。
NOR8→7、LAW7→8。

10周目ハミルトンはオープニングラップ時のラッセルとの接触の件で5秒のタイムペナルティ。
ハミルトンはこのようなペナルティが多い。
ハミルトンとルクレールはまたしてもチームメイト同士でバトル。
これで前のフェルスタッペンに逃げられるかと思ったらそうでもない。
14周目ペレスはまたもサスペンションが折れてしまいリタイア。
ガスリーがピットイン、ハードタイヤに交換です(3.4)10→16。
ハジャーがボルトレートを攻略。
HAD11→10、BOR10→11。
16周目ローソンがピットイン、ハードタイヤに交換です(3.1)8→13。
コラピントもピットイン、ハードタイヤに交換です9→16。
17周目リンドブラッドがピットイン、ハードタイヤに交換です(4.1)7→12。
ピットワークでもたつきがあったもののローソンの前に何とか出られた。
オコンもピットイン、ハードタイヤに交換です(3.4)。
18周目フェルスタッペンがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.6)2→6。
その直後VSCが入るも一瞬で解除。
19周目アントネッリがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.6)1→5。
ステイアウトを続けるルクレール、セクター2で自己ベストを記録。

ノリスがピアストリをバスストップ・シケイン手前でオーバーテイク。
しかし20周目、ケメルストレートで再び抜き返される。
そしてVSCが再び投入。
21周目ルクレールがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.3)1→2。
ハミルトンもピットイン、ハードタイヤに交換しペナルティ消化(10.6)2→6。
ハミルトンはこの際にピットクルーを引いてしまいアンセーフリリース案件に。

ルクレールはVSCの恩恵を受けてアントネッリの前でコースに戻った、これでルクレールは実質トップ。
今回は序盤からバトル多数の展開、ルクレールはリードを守り切れるか?
後半戦もバトル多数。
ボルトレートも21周目にピットイン、ハードタイヤに交換です(2.5)。
ヒュルケンベルグもピットイン、ハードタイヤに交換です(3.5)9→11。
ハジャーは3度目のピットイン、スタート時に履いたハードタイヤに交換です。
22周目ルクレールがファステスト、しかしアントネッリがそれに被せるようにファステストを記録。
23周目未だノーピットのノリスをルクレールが攻略。
LEC2→1、NOR1→2。
ルクレールのペースが良い、ファステスト連発です。
26周目アントネッリはノリスをオーバーテイク。
ANT3→2、NOR2→3。
この時点でトップルクレールとの差は3秒。
しかし周回数はまだある、ルクレールは必死に逃げる。
27周目ストロールがクラッチのトラブルを訴えリタイア。
29周目フェルスタッペンがノリスを抜く。
VER4→3、NOR3→4。
31周目ノリスがピットイン、ミディアムタイヤに交換です(7.8)4→8。
ピットストップでもたついたノリスはハジャーに先行を許す。
11周のオフセットがあるミディアムタイヤでハジャーを猛追します。
32周目にノリスはボルトレートをパス。
NOR8→7、BOR7→8。
トップではアントネッリとルクレールの差が1秒を切ってきた。
ルクレールはバックマーカーに引っ掛かった上、2速の調子が良くない様子。

そして34周目力走虚しく、アントネッリに先行された。
LEC1→2、ANT2→1。
しかしルクレールも引き下がらない。
アントネッリの1秒以内にしっかりと付いて、逆転の機会を伺う。
40周目ハミルトンはピアストリをオーバーテイク。
HAM5→4、PIA4→5。
アントネッリの1秒圏内にぴったりとくっつき続けていたルクレールでしたが、1秒以上の差を付けられ万事休す。
アントネッリはそんな中でも49.0と驚異的なタイムを出しスパートをかける。

結局差は約2.1秒まで広がりそのままチェッカー。
アントネッリ4戦ぶりの優勝。
ベルギーでの連続開催はいったん終了。
今回のレースはアントネッリが勝利しました。

アントネッリの勝利はモナコまで遡る。
フェラーリはVSC投入のタイミングで上手くピットに入った。
ルクレールも途中ファステスト連発で良いペースでしたが・・・
アントネッリのペースがそれ以上に良かった。
後ろからプレッシャーを掛けても効かない。
しかもポケットにタイムをまだ隠し持っていた。
19歳とは思えない完成度です。
しかしルクレールも最大限の努力をした結果だったと思います。
セクター2は速さがあり、エネルギーマネジメントも上手くコントロールできました。
フェルスタッペンはスタート時の順位を一つ落としましたが表彰台。
今回は上位2台を追走できるだけのペースがありませんでした。
ハミルトンはラッセルとの接触+アンセーフリリースといったミスによるペナルティがここ最近かなり多い。
普通に走っていればルクレールの後ろでフィニッシュができたのではないか?
少し勿体ない週末でした。
ピットスタート勢のノリス・ハジャーも健闘しました。
ハジャーはタイヤ戦略を見事に当てた上にノリスを抑え切っての6位入賞は高評価。
ノリスはあのピットストップさえなければハジャーの前に出れていただけに勿体なかったです。
しかしハジャーに対して、11周のオフセットを作ったミディアムでの猛追は見事でした。
ラッセルはオープニングラップで不運のリタイア。
アントネッリとの差がまた開いてしまいました。
中団勢ではボルトレートが2戦連続8位入賞。
リンドブラッドも良い、コラピントはチームメイトバトルを制して入賞。
これでベルギーGPの連続開催はいったん終了。
来年以降は2年ごとの隔年開催となってしまいます。
伝統もあり、好レースが多くファンやドライバーからも人気のあるコースが来年の開催が無いのは残念です。
来週はいよいよ前半最終戦ハンガリーGPです。
シルバーストンとスパとは違った低速サーキットに各チームがどのように対応してくるのか。


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