F1 2026年シーズン第13戦イタリアGP、アップデート確認と展望。

F1 2026シーズン

前回のオランダではノリスが2連勝を飾りました。

マクラーレンはアップデートを上手く機能させて、メルセデスに対しても引けを取らない競争力を発揮している。

今回はフェラーリの地元イタリアGP。

ここでフェラーリは2回目のエンジンアップデート、ADUOを投入予定です。

馬力アップでフェラーリは2年ぶりの優勝となるか?

フェラーリAUDOの全貌

今回投入してきた内容としては、これまで使用していた小型ターボを大型のものに変更し、ピークパワーの向上。

冷却関係の見直しとなっています。

フェラーリは今シーズン初頭、小型ターボによるターボラグ解消でロケットスタートを連発していましたが、シーズンが進むにつれ、各サプライヤーが対策。

それによるスタートでの遅れが無くなり、フェラーリのアドバンテージが無くなってしまいました。

そういった経緯もあり、フェラーリはターボの大型化に踏み切りました。

大径化に加えて流体形状の最適化によるタービンに取り込まれる気流の見直しに加え、新設計のコンプレッサーを投入するという吸入空気冷却かつ燃焼効率向上を狙います。

燃焼室とプレナムチャンバーの改修にも着手しているようで。

2026年から義務化された100%サステナブルフューエルへの燃焼適合を高めるため、ピストン頭部形状およびプレチャンバー内の噴射・点火プロセスを最適化を図ります。

事前テストではこれにより、約12~15馬力程度の出力向上が見込まれるとのこと。

前回のADUOでは約8~9馬力向上でしたが、今回の出力向上はメルセデスやレッドブルフォードに対してかなり近づくことが出来たのではないでしょうか?

モンツァ仕様のドラッグ低減仕様。

ここからは各チームに入ったアップデートの確認です。

やはりどのチームもドラッグ低減を意識したアップデートになっています。

先ほど紹介したフェラーリのアップデートはエンジンのみに及ばず。

モンツァ専用・超低ダウンフォースリアウィング フラップの迎角を極限まで寝かせた専用設計。

猫耳型ウイングレットは残しつつ、中央部分のウイングレットは真ん中だけくり抜かれた形です。

アクティブ・エアロ(Xモード)の最適化を図りストレートでのドラッグ削減(Xモード展開時)と、レスモやパラボリカでのダウンフォース確保(Zモード)の切り替え応答性を向上。

PUアップデートに伴い、PUデプロイメントソフトウェアの調整も行われています。

ホームストレートおよびバックストレート後半でのバッテリー切れ(クリッピング)を防ぐためのエネルギー回収・放出マップを更新。

インウォッシュボードも極力ドラッグを生み出さないように直線的かつシンプルな形状。

RBにも遂にマカレナウイングが投入されるのではないかというリーク動画も出回っています。

果たして新型のリアウイングはフリー走行で使用してくるのでしょうか?

マクラーレンは投入を見送っていたHウイングを遂に投入するとのことです。

Hウイングとはリヤウイング中央に配置されているスポンサーETIHADのロゴの「H」の文字が書かれたライン(センターライン)上に設置されていることから「Hウイング」と命名されました。

ハンガリーのFP1でノリスのみに試験導入されていました。

F1 2026年シーズン第11戦ハンガリーGP FP1・2 フェラーリ下馬評通り、アストン浮上か? – アルボンノート

ハンガリーで一時導入された際に触れてはいますが改めて説明。

マクラーレンのマカレナウイング(Hウイング)はフェラーリとレッドブルのコンセプトとは違った独自製法。

インバ―テッドジオメトリという(上下反転)機構を採用しています。

フラップの断面形状をそのまま上下反転させる。

回転機構の複雑さによる重量増を抑えつつ可変時の気流剥離を防ぎます。

複雑なアクチュエーター構造で重量が増すのを嫌い、ウイングの反転断面形状と既存のアクチュエーターの組み合わせで同等の低ドラッグ・高ダウンフォース効果を得る設計を採用しています。

フェラーリの場合はリアウイングの翼端板にアクチュエータ機構を設置することで、ドラッグを生み出さない製法。

マクラーレンは元からあるアクチュエータの作動方法を変更してマカレナウイングを作動させる方針を採っています。

電欠による追い抜き合戦となってしまうのか?

モンツァは典型的なストップ&ゴーサーキット。

そして約4本もの長いストレート(全開区間)を持つため、エンジンパワーが最も重要視されています。

低速コーナー中心の為、タイヤに掛かる横負荷は心配が要りませんが、そこからの立ち上がりのトラクションは非常に重要です。

長いストレート区間の為、タイヤに掛かる縦の負荷は高く、特にトラクションを掛けるためリアタイヤの管理は重要になってくるはずです。

そして今年はエンジンとバッテリーの出力比率変更による、電欠のリスクも考慮されます。

これまでのコースは何処でバッテリーの充電を貯めておいて、どこで放出するかが重要でした。

しかしここは殆どストレート区間の為、バッテリーの充電場所が殆どない。

そして電欠になったマシンがバッテリーパワーを使った後続車に抜かれる。

そしてバッテリーが溜まったところで抜き返す。

所謂ヨーヨーと言われるレースになるのではないかと予想されています。

確かにモンツァは予選が非常に重要で追い抜きがあまりないことで知られていますが・・・

兎に角各チームがどのようにマネジメントをしてくるのかは非常に重要な部分です。

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