好調メルセデスとマクラーレンの勢いを止めたのはまさかのアルピーヌ・ガスリー!
ストレートエンドでのパフォーマンスが光り、本家メルセデスに対して一切引けを取っていない。
しかし決勝は今年からPUの使用が変更となり、ヨーヨーの様な追い抜きが繰り返されると予想される。
果たしてレースはその予想通りの展開が起きてしまうのだろうか?
ルクレール、フェラーリの地元で悪夢・・・
アントネッリとローソンはPU交換によるグリット降格で後方からスタート。
(アントネッリ21位、ローソン22位)
ピアストリはQ2でローソンのアタックを妨害したとされ3グリッド降格で6番手スタート。
セカンドローはフェラーリが独占した格好。
今度こそ2台は協力体制を築くのだろうか?
気温31.9℃、路面温度55.1℃でスタートです。
タイヤ選択は分かれました。
ガスリー・ラッセル・ピアストリ・コラピント・ノリス・リンドブラッド・ヒュルケンベルグ・アルボン・ローソンはミディアムスタート。
角田・アントネッリ・アロンソはハードタイヤ。
その他はソフトタイヤでスタートします。
ローソンとアロンソはピットスタートです。
レーススタート

ガスリーの蹴りだしが良い、フェラーリが1コーナーで並ぶ。
2コーナーでルクレールに押し出されたハミルトンは大きく順位を落としてしまう。
HAM3→10。
コラピントはノリスをオーバーテイク。
COL7→6、NOR6→7。

2周目ガスリーはラッセルとルクレールに抜かれるも、ルクレールを直ぐに抜き返す。
GAS1→2、RUS2→1。
フェルスタッペンがルクレールを攻略。
VER4→3、LEC3→4。

ルクレールの後ろからはピアストリ、パラボリカをコーナリング中になんとルクレールが痛恨のクラッシュ。
凄まじい衝撃でしたが、取り敢えずルクレールは無事。

しかし2020年を再現するかの様なクラッシュに、ティフォシはガッカリな様子(私もショックです)。
これによりセーフティカー表示になりましたが、すぐさま赤旗が掲示された。
レースはフォーメーションで再開。
その間に各チームはタイヤ交換。
ラッセル・ガスリーはハード。
フェルスタッペンはミディアム、コラピントハード。
ピアストリ・ノリス・リンドブラッドもハード。
ハミルトンミディアム、ベアマン・オコンはハード。
ボルトレート・アントネッリはミディアム。
ヒュルケンベルグハード、角田ミディアム。
ローソン・サインツはハード。
ペレスは新品ソフト、アルボンハード。
ボッタスミディアム・ストロールハード、アロンソ新品ソフトに交換。
フォーメーションラップを追えいよいよ再スタート・・・かと思われたが、角田がグリッドと全然違う位置に停めている。
これによりエクストラフォーメーションラップ。
レギュレーション上、再フォーメーションラップの原因を作ったドライバーにはペナルティが課せられることになっている。
角田はレース後審議となった。

気を取り直して再スタート。
ハミルトンが10位から5位まで戻ってきた。

逆にコラピントはコースアウトを喫し4位から15位に急降下。
HAM10→5、COL4→15。
アントネッリは12位から6位まで浮上。
ANT12→6。
7周目フェルスタッペンはガスリーを攻略。
VER3→2、GAS2→3。
8周目、ベアマンが角田に抜かれるも再び抜き返した。
10周目、ハミルトンはガスリーを攻略。
HAM4→3、GAS4→3。
やはりアルピーヌはレースペースが厳しいか?
ガスリーは更にピアストリにも先行される。
GAS4→5、PIA5→4。
更に更にアントネッリにも先を行かれてしまう。
ANT6→5、GAS5→6。
12周目、フェルスタッペンは首位ラッセルをホームストレートでオーバーテイク。
VER2→1、RUS1→2。
アントネッリはハミルトンを捉えた。
ANT5→4、HAM4→5。
14周目、ローソンがピットへ、どうやらヒュルケンベルグとの接触でフロントウイング翼端を破損。

15周目、ラッセルとフェルスタッペンが再び順位が入れ替わった。
VER1→2、RUS2→1。
ハミルトンはピアストリを攻略。
HAM5→4、PIA4→5。
16周目、アントネッリはもうフェルスタッペンを捉えた。
ANT3→2、VER2→3。
本当に19位スタートなのだろうか?

そして18周目には遂にラッセルをオーバーテイク。
ANT2→1、RUS1→2。
まるでゲームの様な世界観で瞬く間に順位を上げてきた。
19周目、ピアストリはハミルトンを抜き返す。
PIA5→4、HAM4→5。
ノリスはガスリーを攻略。
NOR7→6、GAS6→7。
ポールスタートのガスリーは7位まで落ちた、やはりトップチームのペースには敵わないか?
20周目、一時首位を明け渡したラッセルが再びアントネッリをホームストレートで抜き返す。
しかしアントネッリはバリアンテ・ロッジアで抜き返す。
これが所謂”ヨーヨー”なのか?
昨年のモンツァとはまるっきり別の世界観です。
拮抗する順位争い、3周目で変えたタイヤを各ドライバーが果たしてどう対応していくのか?
神童アントネッリが魅せる。
20周目、ガスリーとノリスは再び順位を入れ替える。
GAS6→7、NOR7→6。
22周目、アントネッリとラッセルは再びホームストレートで順位が入れ替わる。
しかしアントネッリがまたもラッセルを抜き返す。
23周目も白熱の首位争い、ラッセルがアントネッリを三度オーバーテイク。
RUS2→1、ANT1→2。
25周目、アロンソはピットに入ってしまいリタイア。
27周目、ボルトレートがベアマンを攻略。
BOR11→10、BEA10→11。

ストロールが2コーナーで止まってしまった、油圧系のトラブルの様です。
これによりVSCが導入。
ヒュルケンベルグがピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.7)13→14。
サインツがピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.7)14→15。
オコンもピットイン、ミディアムタイヤに交換です(4.7)。

28周目首位アントネッリがピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.3)1→6。
フェルスタッペンもピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.7)2→7。
29周目、セーフティカーエンド。
ラッセルも入るとなるとダブルスタッキングになる、それを避けるために片方をステイアウトせざるを得なかった感じです。
さあ。この戦略が分かれたことがこの先どう影響を及ぼすでしょうか?
コラピントがリスタート直後に上手く立ち上がり、ベアマンとボルトレートを二枚抜き。
がピットインタイヤに交換です(秒)→。
COL12→10、BOR10→11、BEA11→12。
30周目、もうプッシュを掛けるアントネッリがガスリーをオーバーテイク。
ANT6→5、GAS5→6。
31周目、ガスリーは更にフェルスタッペンにも先を行かれる。
GAS6→7、VER7→6。
アントネッリの勢いは止まらず、今度はノリスを捉えた。
ANT5→4、NOR4→5。
33周目、フェルスタッペンがノリスに襲い掛かる。
VER6→5、NOR5→6。
ラッセルに先ほどのVSC時に黄旗手順違反が記録される。

35周目、ハミルトンがブレーキングミスでオーバーシュート。
後ろに付くアントネッリは見逃さなかった。
ANT4→3、HAM3→4。
新品ミディアムに交換したアントネッリのペースは以前凄まじい。
24.421でファステストを塗り替える。
37周目、アントネッリはピアストリをオーバーテイク。
ANT3→2、PIA2→3。
ステイアウトを選択したハミルトンの後ろから、新品ミディアムに交換したフェルスタッペンが抜いていく。
VER5→4、HAM4→5。
38周目、先ほどのラッセルの黄旗手順違反は調査対象になってしまった。
これはペナルティの可能性が出てきた。
39周目、フェルスタッペンがピアストリを抜く。
VER4→3、PIA3→4。
ラッセルの件は何とかお咎めなし。
角田の後ろにはコラピントが0.5~1秒程度のペースで追い上げてきている。
41周目、コラピントはその角田の背中を遂に捉えた。
COL10→9、TSU9→10。
角田の後方ボルトレートとの差は約7秒。
再スタート時のグリッド停止位置の間違いで10秒ペナルティを貰ってしまうと入賞圏外に外れるリスクが出てくる。
角田はコラピントに2周に渡り食らいつき、何とかトウを貰った。
周回遅れのボッタスがいたことも大きく作用した。
42周目フェルスタッペンが1コーナーのブレーキングで飛び出し。
ピアストリには抜かれるもいち早くコースに復帰し、被害を最小限にとどめた。
VER3→4、PIA4→3。
しかし43周目、ホームストレートで再びオーバーテイクを仕掛けた。
VER4→3、PIA3→4。
45周目、アントネッリはファステストを更新24.037。
46周目もファステスト更新23.861.。
ラッセルとの背中が瞬く間に近づいた。
48周目、ノリスはピアストリをクルヴァ・グランデでオーバーテイク。
NOR5→4、PIA4→5。
49周目、アントネッリは再びラッセルの背中を捉えた。

ホームストレートで臨戦態勢を取る、ラッセルも譲らずレイトブレーキング。
しかしラッセルはオーバーラン。

しかしアントネッリも2コーナーでオーバーランしサンドトラップに乗り上げる。
差は1.9秒に開いた。
ピアストリとノリスのチームメイトバトルもし烈。
バリアンテ・ロッジア手前でピアストリがノリスから順位を奪い返す。
PIA5→4、NOR4→5。

50周目、アントネッリはラッセルとの差をレズモで詰め、アスカリ・シケイン手前のストレートでオーバーテイク。
ANT2→1、RUS1→2。
ややラッセルが譲ったような形になったがコーナーをクリアした時点で0.7秒も差が付いた。
瞬く間に1秒圏内から外れてしまった。
53周目ノリスはアスカリ・シケイン手前で三度ピアストリをオーバーテイク。
NOR5→4、PIA4→5。

アントネッリが19位スタートから驚異的な追い上げで母国GP初優勝!!
地元で見せたアントネッリ、地元で醜態をさらしたフェラーリ
今回のレースはアントネッリが勝利しました。

本来であれば抜きずらいはずのこのコースで怒涛のオーバーテイクショーを披露したアントネッリ。
しかもファイナルラップでは、セクター1・2で全体ベストを叩き出しファステストラップという、タイヤの使い方も上手かった。
最早これをやられてしまうとアントネッリには予選の結果など関係ないのではないでしょうか?
ラッセルはVSCで入らずにステイアウト。
他のドライバーは抑えられたがアントネッリを抑えるのは無理だった。
ある意味タイミング的には可哀想だったのかも知れない。
フェルスタッペンも2ストップ戦略をしっかりと決め表彰台獲得。
一時ラッセルと首位争いを繰り広げていましたが、流石にメルセデスのペースに及ばなかった。
マクラーレンはやはりストレートが弱いせいか、前回ほどの勢いはなかった。
ポールスタートのガスリーは7位まで落ちたものの、マクラーレンに何とか付いて行った。
ペース自体は悪くないのですが・・・やはりこれがトップチームとの差です。
しかしコラピントもそうですが、レース終盤で25後半~26前半という、マクラーレンに近いペースで走ることが出来たのは今回の収穫でしょう。
コラピントはコースアウトで順位を落としていなければ、どこでフィニッシュできただろうか?
勿体なくもあるが、良いところが多く出ており成長を感じるレースでした。
リンドブラッドはペースを維持しきって8位入賞。
角田も終盤自己ベストを叩き出すなど、前回は壊してしまったタイヤを上手く持たせた。
しかしリスタート時の採決次第では、ポイント圏外から外れる。
レギュラードライバーを目指すなら細かいミスを消していくことは必須。
そしてF1に乗っていた時からの課題である一貫性。
シート確保を狙うならこの部分が第一に問われる。
次戦も乗るのであれば今回のレースの様な走りを要求される
そして今回最悪だった地元開催のフェラーリ。
一周目で互いにラインを譲らず(ハミルトンがやや強引だったか)ハミルトンを押し出してしまうような形で順位を大きく落とす。
ルクレールはパラボリカ外側の白線に乗った?ことでマシンが挙動を乱し大クラッシュ。
今回に至っては結果的に自損事故ということが非常に頂けない。
ティフォシの期待を大きく裏切る残念過ぎる結果となってしまった。
地元で伝説的なレースを見せたアントネッリ。
イタリアGPでのイタリア人ドライバーの優勝は実に年前までさかのぼる。
醜態をさらしてしまったフェラーリは次戦に向けて反省しなければ・・・


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