前半戦も残り2戦。
ベルギーGPが行われるスパはエネルギーマネジメントが重要となるコースです。
マネジメントに優れるメルセデスがここでも優位性を発揮すると予想。
マカレナウイングを持ち込まなかったレッドブルのパフォーマンスも焦点の一つです。
グリッド最高の出力を持つフォードPUでどこまでストレートを伸ばせるか?
マクラーレン、リアウイングのアップデートでストレートを伸ばす。

マクラーレンはリアウイングにアップデートが入っています。
スパで投入されたリアウイングは翼端内側の突起が無くなり、スウェッジラインの形状も変更されている。
最上段フラップの翼弦長も短くなり、よりドラッグを小さくし、最高速を狙った。
しかしスパでは高速コーナーも存在するため、ロワフラップは捲れ(厚み)を大きくし、空両効率も求めた。
スパではエネルギーマネジメントが極めて厳しく、マネジメントによってはストレートエンドでのデプロールアウト(バッテリー切れ)が発生するリスクが高い。
そこでデプロールアウトが発生しても失速を極力抑えたいため、極力ダウンフォースを削ったものが持ち込まれている。

更にマクラーレンは、今シーズンのトレンドの一つでもあるマカレナウイングを持ち込んできている。
ストレートスピードに振ったリアウイングアップデートですが、運用方法を間違えるとフェルスタッペンの二の舞となってしまうので気を付けたいところ。
ノリスの10グリッド降格処分が決定しているので、決勝での追い抜きを見据えたアップデートと見ています。
レッドブル勢好調か?
気温24.0℃、路面温度40.9℃でセッション開始。
心配されていた雨は降らずドライセッション、しかしスパウェザーによる局所的な雨のリスクもあるので油断はできません。
アロンソの代走でジャック・クロフォードがステアリングを握ります。
多くのドライバーがミディアムでコースイン、キャデラック・アウディ・コラピントはハードタイヤを履いてコースインです。
フォードPUの威力が早速発揮、開始9分でリンドブラッドが暫定3番手。

ハジャーはいきなりソフトタイヤでコースイン、速さは勿論ありますが、セクター2が抜群に速いです。
PU交換でグリッド降格が決まっているノリスですが中々出てきません。
セッション開始30分を回ろうとしたところでパフォーマンスランが始まる。
残り15分近辺でロングランが始まる。

残り2分でピアストリのマシンに油圧系のトラブル、低速走行でピットに戻ることとなった。

トップタイムはフェルスタッペン、マカレナウイングを持ち込まなかったのは正解だったということでしょうか?
ハジャーはフェルスタッペンに対して0.252秒差の4番手。
ロングランのタイムは51.6~52.8と少々でデグラが大きい印象。
2-3番手につけたフェラーリ、ハミルトンはフェルスタッペンに対して0.145秒差、ルクレールは0.207秒差。
ルクレールはセクター1・2でフェルスタッペンとほぼ同等の速さも、セクター3では0.2秒遅れをとる。
バッテリーパワーの放出のタイミングに加え、エネルギーが持たないといった点が考えられる。
ピアストリは最後マシントラブルはあったものの、ロングランが秀逸。
50秒台をキープしており、トップ4の中では最もロングランペースが良いです。
FP1の結果はトップ4の強さが際立ったセッションになりました。
中団はRBとアウディが争う形となりました。
アストンは依然開幕仕様のまま、クロフォードのアタックラップのタイムはトップから6.4秒落ちと相変わらず厳しい状況です。
チームメイト間での差、RB依然好調
気温24.0、路面温度32.3℃でセッション開始。
ロングランを中心としたFP2、ここでは全員ミディアムタイヤを履いてのコースインです。
開始12分で赤旗、ターン14のスタブロ付近で散らばったグラベルを除去するためでです。

セッション残り14分のところでガスリーがターン11でリアを激しくウォールにヒットさせクラッシュ。
このセッション2度目の赤旗。
残り2分で赤旗は解除されましたが、最早アタックできる時間は残されておらず、セッション終了後のスタート練習のみとなりました。

このセッションでのトップタイムはアントネッリ。
メルセデスはフロントウイングにアップデートが入っており、その効果は翼端板頭部を削ることによる渦流の速度と発生位置のコントロールし、更にドラッグ削減を狙いストレートを伸ばす。
フラップの角度も見直されそのドラッグ削減効果をより一層強めている。
強力なPUも相まってセクター1では速いタイムが記録できている。
一方のラッセルは1.2秒遅れの8位フィニッシュ。
タイヤが冷えてしまった為にグリップしなかったとのことです。
2番手にはノリス、アントネッリに対して0.190秒落ち。
ピアストリは6番手もFP1で起きた油圧系のトラブルにより、全車最低周回数の11周に留まってしまいました。
マクラーレンを始めとするメルセデスPUの課題は兎に角信頼性の低さです。
3位にはフェルスタッペン、ハジャーも5位に付けており、マカレナウイング無しでも勝負することが出来ています。
フェラーリはハミルトンが4番手、しかしロングストレート区間があるセクター1・3でメルセデスに対して。どうしても後れを取ってしまう。
コラピントが7番手、ガスリーが本来であればコラピントの0.2秒落ちの9番手でしたが、トラックリミットを取られてしまいタイム抹消、18番手でセッション終了。
それ以上にガスリーはリアを強烈にクラッシュさせてしまったため、ギアボックスやPUへの影響が懸念されます。
RB勢もFP1に引き続いて好調です。
Q3争いはアルピーヌ・アウディ・RBの3チームとなるでしょう。
バルセロナ・シルバーストンで勝利しているフェラーリはもう少しタイムを上げてくると予想。



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