新規定初の予選、ポールポジションを獲得したのはラッセルでした。
終始圧倒する走りで余裕のポールポジション。
しかしこれまでと違うのは、エネルギーマネジメントの難しさ。
エネルギーマネジメントを間違えばいとも簡単に順位が入れ替わる展開が予想されます。
果たして、このレギュレーションのマシンを最も理解して上手く走らせるドライバーは誰なのだろうか?
ピアストリまさかのスタートできず

決勝レース前のレコノサンスラップで地元ピアストリがまさかのクラッシュ。

これにより決勝レースの出走は不可能に、昨年のリベンジが叶わないままリタイアとなってしまいました。
後輪にトルクが掛かりすぎたか?、縁石にも乗りすぎたようにも見える。
フェルスタッペンの時と言い今年のマシンは不可解な動きが多すぎる。
因みにフェルスタッペンのクラッシュは回生エネルギーの設定によるものであって、フェルスタッペンに非があるわけではないようです。
ストレート後半ではシフトダウンを強いられるという・・・
ドライバー操作によるものではなく、チームの設定によってそうなってしまうというのは何ともやるせない・・・
気温23.9℃、路面温度37.5℃でスタートです。
殆どのドライバーはミディアムタイヤを選択。
ヒュルケンベルグ・コラピント・ボッタス・フェルスタッペン・はハードタイヤで
アロンソとサインツはソフトタイヤを履いてスタートします。

レーススタート、ルクレールがロケットスタート、1コーナー手前で一気にトップに出る。
LEC4→1、RUS1→2

フェラーリは評判通りスタートの良さで先行に成功。
ハジャーは1コーナーでは順位を守ったもののハミルトンに先行を許した。
HAM5→3、HAD3→4。
アントネッリは大きく後退、ANT2→6。
デビュー戦リンドブラッドが4位にLIN8→4。

しかし2周目、ロングランも抜群に速いメルセデス、ラッセルはルクレールを抜き返す。
RU2→1、LEC1→2。
ヒュルケンベルグはオープニングラップでリタイア。
5周目出遅れたアントネッリ、しかしペースの良いメルセデスのマシンがリンドブラッドを捉えた。
ANT6→5、LIN5→6。

先頭ではルクレールとラッセルが抜きつ抜かれるの激しい攻防。


8周目、ラッセルがセクター1で抜くも、ルクレールはバッテリーパワーを使いセクター2終盤で抜き返す。

9周目両者が争っている背後にハミルトンが迫る。
ラッセルはブレーキングで焦ってタイヤロック!
コラピントにペナルティが出ました。
10周目、コラピント、ピットイン&ペナルティ消化。
20位スタートのフェルスタッペンがもう10位のベアマンを攻略。
VER11→10、BEA10→11。
11周目にはガスリーもオーバーテイク。
VER10→9、GAS9→10。

4位走行中のハジャー、エンジンから煙を上げ無念のリタイア。
こちらもピアストリ同様、昨年のリベンジならず。
これによりVSCが導入された。
やはりこのタイミングでピットへマシンがなだれ込む。
12周目、ノリスがピットインハードタイヤに交換です(2.9)6→10。
オコンもピットインハードタイヤに交換です。
ガスリー・サインツ・ローソン・アロンソも続いた。
13周目、ラッセルがピットインハードタイヤに交換です(2.3)2→3。
アントネッリもピットインハードタイヤに交換です4→5。
14周目にVSC解除、フェラーリはステイアウトを選択。
これがこの後にどう出るか?
フェラーリ戦略ミスか?メルセデスがセーフティリード。
14周目、ピットインを済ませたノリスが、オコンをオーバーテイク。
NOR10→9、OCO9→10。
15周目、アロンソはマシンに異常が検知されリタイア。
ホンダPUが長時間連続走行できないのは本当だったのか!?
しかし相方ストロールは本人の限界周回数を超えてもなお走行を続ける。
16周目、アントネッリは未だピットに入らないリンドブラッドを抜く。
ANT5→4、LIN4→5。
ルクレールはチーム無線でプランAの指示、今年の戦略は本当に大丈夫なのか!?
後方ではピットインを済ませたラッセルがフェラーリよりも1秒以上速いペースで猛追を掛ける。

18周目、ボッタスがピットレーン入口でマシンを止めてしまった。
これにより再びVSCが導入された。
19周目、リンドブラッドがピットイン5→6。
フェルスタッペンもピットインミディアムタイヤに交換です6→7。
ベアマンもピットインハードタイヤに交換です(3.3)7→8。
ボルトレートもピットインハードタイヤに交換です(2.8)8→11。
フェラーリはピットインを模索するものボッタスのマシン撤去の為ピットレーンがクローズされてしまった。
運が悪いのか・・・それとも今回も動くのが”遅い”のか・・・
20周目、VSC解除。
この時点で未だタイヤ交換が済んでいないのはフェラーリただ1チームのみ。
フェルスタッペンはすぐさま姉妹チームのルーキーリンドブラッドを攻略。
VER7→6、LIN6→7。

26周目、ルクレ―ルが漸くピットインハードタイヤに交換です(2.2)1→4。
猛追を掛けてきていたメルセデスの2台に結局先行を許した形となった。
一方もう一人のドライバーハミルトンは、背後に迫るラッセルの先行を阻む。

しかし28周目、あえなく先行を許してしまった。
RUS2→1、HAM1→2。
セクター3で抜かれたハミルトンその周回でピットインハードタイヤに交換です(2.3)2→4。
結局フェラーリは後手に回る形となってしまった。
メルセデスはこの動きに対してラッセルは1ストップでも十分対応可能と無線を入れた。
これでフェラーリは一気に厳しい状況に持ち込まれた。
だがメルセデスのタイヤはフェラーリのルクレールよりも13周古いハードタイヤ。
このタイヤで走り切れるか?
そしてピットではリタイアしたはずのアロンソがまたもコースイン。
数周走ってまたピットへ戻って行った。

34周目ペレスのマシンのインウォッシュボードが吹っ飛びコース上に落ちてしまった。
これにより3度VSCが導入された。
しかしこれは直ぐに撤去されレースは再開。
35周目、ノリスは2度目のピットインミディアムタイヤに交換です(2.5)5→8。
38周目、ノリスはベアマンをオーバーテイク。
NOR8→7、BEA7→8。
40周目、ベアマンはリンドブラッドを攻略。
BEA8→7、LIN7→8。

ボルトレートはガスリーを攻略。
BOR10→9、GAS9→10。
42周目、フェルスタッペンが2度目のピットインハードタイヤに交換です5→6。
先に2度目のピットインを済ましたノリスにアンダーカットされるも、ハイペースで走行を続け、あっという間にノリスの背後に付いた。
一方、フェラーリはメルセデスのペースダウンを待ったが、両者のペースが思っているほど落ちない。
ルクレールはバッテリーマネジメントにやや苦戦、後方を走るチームメイトハミルトンがじりじりと迫ってくる。
ラッセル・アントネッリ・ルクレールのトップ3は23秒台での走行を続けているところ、ハミルトンのみが22秒台後半で走り続けている。
49周目、既にリタイアしていたストロールがアロンソ同様再びコースイン。
アストンは明らかにデータ取りに徹した週末となった。
ノリスを追い詰めたフェルスタッペンでしたがここも差が縮まらず、反撃もここまで。
ラッセルは56周目に自己ベスト更新。
アントネッリとルクレールの差は3秒台まで縮まったものの、アントネッリが逃げ切った。

ルクレールはハミルトンにファイナルラップで、1.2秒差まで迫られたものの何とか逃げ切り。
ルクレールが開幕戦表彰台。

ラッセルは危なげない走りで余裕の開幕戦勝利。
開いた以上にギリギリの勝負だった!?

開幕戦はラッセルが勝利しました。
フェラーリの戦略が後手に回ったこともあり、数字上では圧倒しているかのように見えますが、私は実はギリギリの勝負だったのではと考えます。
根拠としては、前述取り先述ミスが無かった場合。
フェラーリはメルセデスに対してもう少し近い位置にいたのではないかと考える?
ハミルトンは無線で戦略を分けることを提案していたものの結局却下。
しかし後半のレースペースはルクレールはラッセルよりも13周のオフセットがあったとはいえ同等レベル。
しかもメルセデスはハードタイヤで40周以上の走行をしており、タイヤがいつ駄目になってもおかしくなかったのでは?
余裕ができたのでマネジメントに徹することができていたとはいえ、こういった意味でもフェラーリに接近されていたら・・・と考えてしまいます。
序盤ラッセルはルクレールとの鍔迫り合いでブレーキングをミスして先行を許した場面もあった。
ラッセルがレースで拮抗した時に自らが有利になるマネジメント、バトルができるだろうか?
こういったものはバトルを通じて磨かれるものだと考えている。
やはりレース前に睨んだ通り、バッテリーのマネジメントは重要ですね。
バッテリーが空になれば後ろから20~30km/h速い後続のマシンに一気に追い抜かれてしまいます。
しかもこの部分のセッティングはチームでのセッティングによるところもあり、ドライバー自身がどうにかできるものではないというのも歯がゆい点です。
この先もメルセデス対フェラーリのバトルは増えるはず。
見たところメルセデスの方がリードしているが、低速コースでのトラクションの掛かりなどは構造上フェラーリの方に分があるとみている。
この2チームに大きく差を付けられてマクラーレンとレッドブルというところか?
フェルスタッペンが本来の位置でスタートしていたらまた結果も違うことになるでしょう。
リンドブラッドはF1デビュー戦で見事入賞。
終始安定した走りを見せてくれました。
またF1初戦のアウディも素晴らしいレースを見せてくれました。
両者とも今後に向けて明るいニュースです。
シーズンは始まったばかりですが、新進気鋭この両者の今後に目を見張りたいと思っています。


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