F1 2026年シーズン第18戦シンガポールGP、アップデート確認と展望。

F1 2026シーズン

前回のマレーシアGPではが勝利しました。

アジア圏でのフライアウェイ3連戦の最後はシンガポール。

早いもので、昨年私も現地へ行ってきたのですがもう1年経過してしまいました。

あの場所で見たものを思い出しながら記事を書かせて頂いています。

昨年見たレースとは別物になるかも知れません。

アップデート情報

先ずはメルセデス、アントネッリにはこれまで通り、マレーシアでアップデートされた新型サイドポッド。

ラッセルには旧型のサイドポッドが装着されるようです。

マレーシアでのエンジントラブルにより、PU交換が余儀なくされたラッセルはグリッド降格が決定しており、チャンピオンシップは絶望的な状況に。

2人を別の仕様で試して比較をする、そして良かった方のサイドポッドを取り付けるという形になるでしょう。

フェラーリにはモナコやハンガリーで見られた追加ウイングレットが再びリアウイングに搭載。

今年のマシンはリアウイングのフラップ角で調整をするという手段が採れないため、追加のエアロパーツで少しでもダウンフォースを稼ぐ。

そして特筆すべき点はインウォッシュボードのステー部分。

上記のフェラーリ・レッドブル・マクラーレン・アルピーヌ・アウディの5チームにはステー部分が2枚に分かれていることが確認できる。

ミニウイングとしての役割がきた出来る。

インウォッシュボードのステーにミニウイングができた理由は以下の様に考えられる。

1つ目はタイヤウェイクの制御。

回転するフロントタイヤの直後・内側では、激しい空気の渦(ウェイク)が発生する。インウォッシュボードのステーに追加された小型ウイングは、この乱気流を外側および上方へ押し出し、フロア上面への巻き込みを防ぐ役割を果たします。

つまりはディフューザー効率を上げるためのもの

もう一つはダウンフォースの局所的発生と整流を促す。

シンガポールのようなストップ&ゴーの超ハイダウンフォースサーキットでは、低速コーナーでのフロント足回り荷重が重要。ステー上部のミニウイングがわずかなダウンフォースを生むと同時に、後方のサイドポンツーンインレットへ向かう気流を整流させています。

低速コースになってくると、エアログリップよりもメカニカルグリップが重要。

そんな中でも、低速域からメカニカルグリップを機能させるために、少しでもダウンフォースを稼ぐためのものです。

前述のフェラーリの追加ウイングレットと似通った考えになるかと思います。

レッドブルとアルピーヌが似ている。

フェラーリ・マクラーレン・アウディ型の2パターンに分けて考えられる。

レッドブルの場合は、ステー先端にやや上向きのピッチ角をつけた「キャンバー付きミニウイング」。酷暑のシンガポールにおいて、冷却用ダクトへと導く空気量を減らさずに乱気流だけを遠ざける複雑な3D形状。

アルピーヌのものと比べるとレッドブルの方がより角度が付き複雑化している。

フェラーリの場合、ステー上部に2枚のアッパーフィンをドッキングさせたドロップ形状。低速コーナーでのストールを防ぎ、低速域でのフロントグリップを強化。

シンガポールはフロントが入ってくれることが一番重要。

ここが速くないと、他の区間でもお話になりません。

抜けないコースなのにスプリント開催!?

さて、冒頭でも触れたように今年のシンガポールGPは昨年とは別物になるかも知れない。

と書いた理由として、今年はスプリントフォーマットでの週末となっているからです。

ただでさえ、追い抜きが困難なコースなのに何故スプリントが開催されるのか?

考えられる理由としては、レースで抜けないのなら予選を2回やってしまえばいい、という考えから来ているものなのでしょう。

先日2027年シーズンカレンダーが発表された際には、モナコまでもがスプリントフォーマットになっていたことで多方面から顰蹙を買っていました。

そのことからもシンガポールにも同様の理由があてがわれたのではないかと考えます。

実際昨年のレースではリタイアゼロ、異常に高いセーフティカー出動率を誇っていますがそれも出動無し。

荒れることが多いシンガポールGPでは非常に珍しいレースとなりました。

コースは市街地である為、典型的なストップ&ゴーサーキット。

前々回のアゼルバイジャンとは違い、ストレート区間も短くエネルギーマネジメントにおける苦労は少ないです。

しかし問題なのはとにかく抜けないこと。

前述でも触れた通り追い抜きが極端に少ないため、予選におけるトラックポジションは極めて重要なコースです。

前戦マレーシア同様、東南アジア特有の高温多湿、スコールのリスクがあります。

エンジン負荷は高くないものの、ブレーキ負荷が高い。

その為の排熱機構には気を配る必要があります。

現地観戦に行かれる方へ

では、最後にシンガポールへ現地観戦に行かれている方、これから飛行機に乗ってシンガポールに行かれる方へ。

チャンギ国際空港内はクーラーが効いており涼しいですが、一たび外に出るともわっとした熱気の様な空気です。

湿気も多くジメッとしているので、十分に水分補給を。

シンガポールは冷たいデザートも沢山ありますので、無理をせず休みながら観戦をしてください。

シンガポールの鉄道(MRT)は関東のJR線よりも安い料金で移動ができます。

紙の切符は廃止されており、交通系ICカード、もしくはクレジットカードでタッチして改札を通るシステムとなっています。

万が一改札でカードを読み込んでくれない場合には、改札の横にある窓口で、

Card can’t be read(カード読み込まないんだけど)

といえば窓口の係員が対応してくれます。

シンガポールは法律が非常に厳しい罰金大国としても知られています。

例えば写真の場合、中央に鶏がいますがその鶏に餌をあげてはいけません。

動物の餌やり禁止という法律がシンガポールにあります。

しかし写真左のおじさんが鶏に餌をあげていました。

この時初日最初の降車駅での出来事でしたが、いきなり法律違反していたので、思わず笑ってしまいました。

結果おじさんが罰せられることはありませんでしたが、ルールは守るよう心がけてください。

他にも横断歩道のない道路の横断禁止。

唾吐き禁止。

木の枝を折ってはいけない。

蚊を発生させる環境を作ってはいけない。

国旗の掲揚の原則禁止。

等、特に景観を守るためのルールが多かったです。

特にタバコは事前に申請を出しても、通らない場合があります。

銘柄や量などを細かく申告する必要があります。

最も厳しいのはガムの持ち込み禁止です。

これに引っ掛かってしまうと、1000万単位の罰金刑、最悪逮捕される可能性があります。

ガムの持ち込みだけは絶対にやめましょう。

ルールが厳しい分治安においては日本以上に安心できます。

マリーナベイ・ストリート・サーキットの入場ゲートは全部で8つあります。

兎に角荷物検査が厳しいです、私の場合アルボンノートを取り上げられる寸前まで行きましたが、検査官の一人が日本に何年か在籍経験があり日本語が通じたため、助かりました。

ゲートによって荷物検査の厳しさに違いがあるようですが、お手製の応援グッズを取り上げられないよう気を付けて下さい。

マーライオンはガッカリ観光スポットではありません。

夜になると様々な色にライトアップされるので見飽きません。

私がオススメする観戦区間は、セクター3のシケインと最終の高速コーナー(立ち見自由席)。

市街地コースの魅力は何といってもマシンとの距離感です。

セクター3のシケインは立ち上がりで壁ギリギリに迫ってくるので迫力満点。

去年はラッセルとローソンがこの区間でミスをしクラッシュしています。

最終高速コーナーで立ち見する場合は早めに席を取った方が良いです。

このサーキットで唯一の高速コーナー。

特に予選をこの席で見るのをオススメしたいです。

しかしFP3から予選まで席を取られないようにと、一歩も動けなかったので2人以上同伴で観戦できれば、トイレなどの心配は不要になります。

ざっくりと昨年の体験談を書かせて頂きました。

今年は現地に行きませんが、またいつかここに戻って来たいと思っています。

それでは楽しんできてください、Have a nice travel !!

シンガポールGP2025現地観戦については以下のリンクから。

現地観戦 – アルボンノート

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