金曜に行われた予選はトップ4が接戦、ラッセルが制してスプリントポールを獲得。
メルセデス・フェラーリ・マクラーレン各チームともにマシンのポテンシャルが発揮された。
トラックポジションがこれまで以上に重要視される今回のレースで、オーバーテイクは起きるのだろうか?
各チームのセッティング・戦略にも焦点が当てられます。(スプリント)フォーマットではセッションごとでセッティング変更可能。
見立て通り抜けない
気温17.7℃、路面温度25.5℃でセッション開始。
ルクレールは4周履いたユーズドソフトで、ベアマンは新品ソフト投入。
他のドライバーはミディアムタイヤで出走。
アロンソとサインツ・ペレスはピットスタートです。

レーススタート、ラッセルの蹴りだしが良い。
上位ではピアストリとアントネッリの順位が入れ替わった。
PIA4→5、ANT5→4。
角田はコラピントに先行を許した。
TSU12→13、COL13→12。
ペレスはピットから出てきません、まさかのスタートできず。
・・・と思っていたら4周目にペレスが突如ピットアウトしコースへ。
ヒュルケンベルグのペースがかなり遅い、結局のところマシントラブルが起こったようで6周目にピットへ入りリタイア。
後方ではピットスタートのアロンソがオーバーテイクショーです。
クリーンエアーで走ることが出来たため、前方のストロールに追いついてしまいました。
アストンは中団勢に匹敵するペースです。
10周目ノリスはリアタイヤが駄目だと訴えている。
ミディアムで10周の時点でリアタイヤが駄目とは?
それでも上位4位のペースは速い。
15秒台前半をキープしながら周回、16~17周目の時点で15秒後半から16秒前半とデグラが小さい。
ノリスのタイヤは駄目ですがルクレールは抜きあぐねる。
後方でも角田がコラピントを抜き返そうとするもオーバーテイクまでに至らない。
ストロールも前方のアルボンを抜きあぐねる。
やはりコース幅が狭く、ストレートも短いので抜けない。
18周目、サインツはピットインしミディアムタイヤに交換です。

ルクレールがノリスをターン1でオーバーテイクし遂に均衡を破りました。
LEC3→2、NOR2→3。
ルクレールはその勢いでラッセルに1.1秒差まで迫るも、タイヤの美味しい部分を使い切ってしまい反撃もここまで。
残り3周あたりで雨が降るという無線が飛ぶ。
残り2周で雨粒が確認できるほどに、ファイナルラップに入るとターン3の辺りで強く降ってきた。

しかしこれによる影響を受けることなくスプリントレースはラッセルが優勝。
今回のラッセルは安定感がありました。
ルクレールもソフトスタートは不安でしたが、デグラが思った以上に小さく助かりました。
リアタイヤがズルズルだったノリスをオーバーテイクに成功。
マクラーレンのマシンは開幕当初リアの安定感に不安を抱えていた。
ハンガリーでフロア後端に、そして今回のオランダではリアウイング翼端のスウェッジラインの追加と角度変更+ディフューザーにも手を加えている。
リアコーナーから流れて来る気流をこのスウェッジラインで受け止めてアップウォッシュを作る。
これによってディフューザー効率を上げる。
マクラーレンはショートホイールベースである為、荷重変化に敏感かつフロアの総面積もロングホイールベースに比べると狭い。
リアのダウンフォース確保は出来たものの、今度は過負荷が掛かりすぎ、リアタイヤのライフを削ってしまったのではないかと考えています。
セッティングの部分も関係あるでしょうから、中々難しい部分です。
やはり見立て通り殆どオーバーテイクがありませんでした。
そもそも使える場所が限られてしまっているので、結局の所エネルギーを使う場所も限られますし、他のドライバーも同じことを考えるので、使う場所が被る。
そうなるとオーバーテイクなんて先ず生まれませんよね?
追い抜きが短いコースでのスプリント開催は改めて疑問されるべきレースでした。
トップ3が強さを見せた
気温18.3℃、路面温度34.1℃でセッション開始。
Q1
ヒュルケンベルグがミディアムでコースイン。
オコンとストロールも早めのコースインをし、ウォームアップを2周入れる。
その為一番最初にタイムを計測したのは角田、14.287。
ベアマンはアタックを止めた。
リンドブラッドは14.620で角田に遅れる。
ストロール15.133、ボッタス15.652、ペレス15.841。
アロンソ14.635、ルクレールは10周履いた中古ソフトで13.624。
ハミルトンは4周履いた中古ソフトで13.406。

ローソン13.409、フェルスタッペン13.587、ノリス13.060。
ピアストリ12.848、アントネッリ13.133、ラッセル12.939。
オコン14.231、ベアマン14.163、ヒュルケンベルグ13.387。
ルクレール13.064、角田13.389、フェルスタッペン13.250。
リンドブラッド13.381、ガスリー13.836。
アロンソ13.650、ボルトレート13.979、ハミルトンはターン1でブレーキロックしコースアウト。
ヒュルケンベルグ13.188、セクター2パープルで来ました。
ガスリー13.115、リンドブラッド13.074、ハミルトン12.673。
角田13.085、ボルトレート13.142、アントネッリ13.022。
ローソンはユーズドソフトで13.392。
Q1ではペレス・ボッタス・ベアマン・ストロール・アロンソ・サインツの6名が敗退。
角田とリンドブラッドの差は僅か。角田はQ1で3本の新品ソフトを使用。
Q2でどうなるか?
Q2
ヒュルケンベルグ12.879、アントネッリ12.350、ラッセル11.959。
フェルスタッペン12.634、アルボンは中古ソフトで13.940。
ローソンは12.638、ルクレール11.910。
ノリスがそれを上回る11.860、ハミルトンは11.970、オコン13.374。
ピアストリ11.834、ガスリー12.654、コラピント12.800。
リンドブラッド12.525、角田12.706で11番手止まり。
ヒュルケンベルグ12.842、ボルトレート12.562。
フェルスタッペン11.874とタイムを大きく上げる。
ローソン12.301でQ3進出を固いものにした。
アントネッリ11.915、ノリス11.628、角田はウォームアップを1周にしてラストアタック。
しかし12.627でまたも11番手、Q2突破はならなかった。

ボルトレート12.433で9番手でQ3へ。

ガスリーは12.616と僅かに足りず11番手。
Q2ではアルボン・オコン・コラピント・ヒュルケンベルグ・角田・ガスリーの6名が敗退。
スプリント予選同様メルセデス・マクラーレン・フェラーリが拮抗。
レッドブルはこの3チームについて行けるか?
Q3
ここでも2周のウォームアップを入れてファーストアタックに入ります。
ボルトレート13.030、ノリス11.344、ピアストリ11.573。

アントネッリ11.675、フェルスタッペン11.677、ラッセル11.495。
ルクレール11.667、リンドブラッド12.373、ローソン11.811。
ハミルトン12.110とかなり出遅れる。
各ドライバーがアタックを終え、残り7分のところで雨が降り始めた。
各チームのドライバーはすぐさまピットに入り、新品タイヤに交換。
そしてすぐにコースイン。。
オンボード映像からは雨粒が確認できるレベル、タイム更新は可能なのか?
アウトラップが最早レースの様なペース、当然ウォームアップは一周のみ。
ボルトレート12.079でタイム更新。

アントネッリ11.296、ノリス11.163、ラッセル11.268。
ピアストリ11.305、フェルスタッペン11.618、ローソン11.733。
フェラーリはこれまで通り2周のウォームアップ。
しかしルクレール11.558、ハミルトン11.494と5-6位で終了。
ウォームアップは1周で良かったのでは?
1分半ほどの残り時間を残し各車ピットへ。
ノリスがハンガリーに続く連続ポール獲得
決勝もパレードランか?

今回もノリスがポールを獲得しました。
マクラーレンがアップデートによる効果をいかんなく発揮。
高速区間となるセクター2が全体ベストのタイム。
しかし不安要素として、スプリントではリアタイヤが早めに終わってしまったこと。
抜けないとは言えレースペースは一応大事です。
今回ラッセルは2番手に甘んじましたが、メルセデスはレースペースも優秀です。
アントネッリとの2台体制でノリスを追い詰めることが出来れば。
5-6位に終わったフェラーリ、スプリントではルクレールが中古ソフトを上手くマネジメントし2位を獲得した。
これによってソフトタイヤがレースでも使えることが分かった。
決勝ではソフトとハードの2種類でつなぐという戦略でも面白い。
特にQ3に進出できなかったドライバーは少なくとも新品ソフトを1セット以上は残してあるはずなので、使ってくるのではないか?
ホームレースのフェルスタッペンは7位で終えた。
スプリントを見る限りではレースペースも厳しさがある。
ローソンはQ3に進出しフェルスタッペンの1つ後ろで終えられた。
タイムもそこまで離れているわけではないので、及第点といった所ではないでしょうか?
しかしスプリントを見ている限りではパレードランになる可能性は高いでしょう。
タイヤ戦略で差を付けるしかないというのがなんとも・・・
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