金曜セッションではフェルスタッペン・ルクレール・アントネッリの3名が好スタートを切りました。
角田車には遂にフロントウイングが投入され、フェルスタッペンとの差は少し縮まった。
しかし一発ロングラン共に後れを取っており、更なる改善が必要とされている。
アップデートを停止してから思うようなセッションが送れないマクラーレン。
巻き返しはなるのか?
暑すぎてソフトタイヤが機能しない。
気温22.8℃、路面温度44.7℃でセッション開始。
メキシコの路面温度は今日も暑いです。
アストンマーティンが先陣を切ってコースイン。


フェルスタッペンは今日はリアウイングにフロービズを塗りたくっての走行です。
リアウイングの仕様変更があったようです。
序盤のコースインではミディアムタイヤとソフトタイヤとタイヤ戦略が分かれた。
ソフトで走り込んでいるチームはタイムが中々上がらない、路面が熱すぎる。
加えてエルマノス・ロドリゲスは路面がダスティーでグリップしない。
多くのドライバーはそれに苦戦しているようにも見えた。
それでもセッション終盤にはソフトタイヤを履いて予選シミュレーションに入る。

今回はノリスがトップタイムをマーク。
マクラーレンはタイヤ持ちが良いので、ソフトタイヤを周回を通して機能させることができたか?

0.345差と離されてハミルトンが2番手、ルクレール4番手と今回もまずまず。
レッドブルはフェルスタッペンが6番手。
フロントリア共にノーグリップであることを訴えていた。
予選はトップ4がリードしていくことになりそうです。
トラフィックとタイヤマネジメントが勝負
気温26.3℃、路面温度48.0℃でセッション開始。
路面温度はFP3よりも高い、タイヤの熱管理とトラックエボリューションを狙ったトラフィックマネジメントが重要です。
Q1
アロンソ17.936、ベアマン17.763、ノリス17.147、ピアストリ17.850。
アルボン17.835、ハミルトン17.891、ルクレール17.285。
ハジャー17.577、ローソン17.458、角田17.669、フェルスタッペン17.306。
サインツ17.361、アントネッリ17.524、ラッセル17.194。
ベアマン17.106で暫定トップ、オコン17.392。
読み通りトラックエボリューションは強烈です。
アロンソの2度目のアタックは17.414、ノリスは16.899ですぐさまトップを奪取。

ピアストリ17.158ハミルトン17.258。
ルクレール17.024、アルボン17.490。
ハジャー16.733、ローソン16.961、フェルスタッペン17.076、角田17.234。
ノリス、ルクレール、フェルスタッペンはファーストアタックで履いたソフトをそのまま使ってこのタイムを記録、新品ソフトを一つ温存したままQ2進出。
フェルスタッペンはセクター2でミスをし0.13秒のタイムロスがあった。
アントネッリ17.291、サインツ17.171、ヒュルケンベルグ17.251。
オコン16.940、ラッセル16.895、ハミルトン16.736。
アルボンはラストアタックでタイムを塗り替えられず。
Q1ではコラピント・ストロール・ガスリー・アルボン・ボルトレートの5名が敗退。
トラックエボリューションがかなり強力です。
アントネッリは2回目のアタックで振るわなかったものの15位でギリギリ通過。
トップから20位までのタイム差が1秒ないので超接戦が予想されます。
Q2
ハジャー17.133、ヒュルケンベルグ17.016、アロンソ17.821。
ハミルトン17.086、フェルスタッペン16.824。
ルクレール16.658、角田17.019、ベアマン17.402。
サインツ16.758、ノリス16.252、ピアストリ17.286。
アントネッリは17.192、ラッセルは中古ソフトで17.137とトップ10に入れない。
ローソンはファーストアタックでコースアウトしタイムを出せない。
2回目のアタック、ハジャー16.804。
フェルスタッペンはセクター1で角田からトウを貰うも16.605とタイムを伸ばしきれず。
オコン16.834、ベアマン16.787、ハミルトン16.458、アントネッリ16.773。
ラッセル16.198、サインツ16.607。

アロンソは17.013でQ3進めず、ピアストリは16.737で何とかQ3進出を決めて見せた。
Q2ではローソン・アロンソ・ヒュルケンベルグ・オコン・角田の5名が敗退。
角田はラストアタック、セクター1で27.412。
この区間での出遅れが響きタイムを更新できず。
Q3
ここまでノリスが予選を支配しています。
前半戦で見られたマクラーレンの強さが戻っているように見えます。
対してピアストリは苦戦気味です。
フェルスタッペン16.485、ベアマン17.420、ノリス16.170、ピアストリ16.469。
サインツ16.990、ハミルトン16.374。

ルクレールがファーストアタックでいきなり15.991を記録しトップに立つ。
ラッセル16.494、アントネッリ16.787、ハジャー17.236。
ベアマン17.460、ピアストリ16.174、フェルスタッペン16.070。
サインツ16.172、ハジャー16.252。
このままルクレールで決まりか?
そんな状況に待ったをかけたのがやはりノリス。

ノリスは15.586とルクレールの持つタイムを大きく更新。
ハミルトンも15.938、ルクレール15.848とタイム更新もノリスに及ばず。
アントネッリ16.118、ラッセル16.034。
結局誰もノリスのタイムを上回れなかった。
ノリスが久しぶりのポール獲得。
復活のノリス、フェラーリ依然好調

今回はノリスがポールを獲得しました。
ここまで低迷気味だったノリスがここへきて息を吹き返すような走りでポールを獲得。
2位のルクレールに対して0.262差と前半戦によく見られた圧倒的な走りを披露。
ピアストリは今回も低調気味。
この順位のままゴールしてしまうとポイントランキングでノリスに逆転されてしまいます。
やはりこのサーキットではメカニカルグリップが重要でした。
フェラーリはポールを逃したものの2-3とかなり良いポジションに付けた。
15秒台を記録したのはノリスとフェラーリの2人のみなので、良い傾向と言える。
決勝のペースもあるようなので、期待はしたいが天気は雨予報。
先ずは上位で生き残ることを優先し、コンストラクターズ2位に向けた手堅いレースをする必要がありそうです。
レッドブルはFP3でリアウイングの仕様変更も今回は苦戦気味。
角田は一発でタイムを出しきれない、アップデートでタイムは向上したもののフェルスタッペンの様にはいかない。
レースペースは悪くはないが、マクラーレンやフェラーリにはやや劣るか?
サインツのグリッドペナルティによって角田は10位スタートとなったものの、周りはベアマン・オコン・直近のライバルであるハジャーがいるので、スタートは十分に警戒が必要でしょう。


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