今シーズン最後の予選はフェルスタッペンがポールポジションを獲得し5連覇に望みを繋げました。
マクラーレン勢はセクター3が速かったものの、やはり課題のストレートで伸びが足りなかった。
しかしこの順位を守り切ればノリスが初タイトル。
チャンピオン争いは依然としてノリスが有利な状況下にあります。
何が起きてもおかしくない最終戦、タイトル争いの行方は如何に?
ルクレールがノリスを追い回す
気温26.9℃、路面温度31.3℃でスタートです。
殆どのドライバーはミディアムタイヤを選択。
ピアストリ・角田・アントネッリ・ストロールはハードタイヤを。
ハミルトン・アルボン・ヒュルケンベルグはソフトタイヤを装着してのスタートです。
レーススタート

フェルスタッペン好スタート。

ノリスはターン9でチームメイトピアストリに先行を許す。
NOR2→3、PIA3→2。
ルクレールはラッセルを抜く、ラッセルはアロンソにも先行を許した。
LEC5→4、ALO6→5、RUS4→6。
ボルトレートは14位から7位にジャンプアップ。
ハジャーとオコンの順位が入れ替わり、アントネッリは14位から17位に転落。
BOR14→7、HAD9→8、OCO8→9、ANT14→17。

4周目ラッセルは再びアロンソの前に出る。
RUS6→5、ALO5→6。
ルクレールはノリスに付いていきます、DRSで背後に付きますが、セクター3ではマクラーレンが速いので引き離されての繰り返しです。
レース前には予想していなかった、フェルスタッペンの逆転チャンピオンはまさかのルクレールに懸かってくることになりました。
トップ4のペースがかなり速いです。
9周目ハミルトンがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.4)11→18。
アルボンもピットイン、ハードタイヤに交換です→20。
最初の数周はノリスに付いていけていたルクレールですが、マクラーレンよりもタイヤに厳しい。
リアがずるずる滑るフェラーリのマシンではコーナーでマクラーレンに置いて行かれます。
15周目ラッセルがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.3)5→14。
ハジャーもピットインタイヤに交換です(2.6)8→18。
16周目ボルトレートがピットイン、ハードタイヤに交換です6→15。
17周目トップ4の中でノリスが最初のピットイン、ハードタイヤに交換です(2.1)3→9。
ルクレールもピットイン、ハードタイヤに交換です(2.5)4→10。
その周のうちにノリスはアントネッリをオーバーテイク。
NOR9→8、ANT8→9。
18周目にはサインツもオーバーテイクです。
NOR8→7、SAI8→7。
19周目、サインツがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.7)。

ノリスはセクター2のストレートで2台抜き、一気にペースを上げています。
NOR7→5、LAW5→6、STR6→7。
ルクレールもアントネッリを攻略です。
LEC9→8、ANT8→9。
20周目ルクレールはノリスの真似をするかの如く同じ区間で2台抜きを披露。
7→5、LAW5→6、STR6→7。
ルクレールは再びノリスを追います。
ノリスは前を走る角田を追います。
角田は2021年のペレスのようなブロックをするという重要な仕事が回ってきました。
フェルスタッペンをサポートできるか?
それぞれがベストの限りを尽くす
21周目ローソンとストロールの順位が入れ替わる。
LAW6→7、STR7→6。
22周目ローソンがピットイン、ハードタイヤに交換です(8.9)7→18。
23周目ノリスの猛追により角田は背後に付かれてしまった。
セクター2最初のヘアピンをクリアした時点で0.4秒。

ノリスはDRSオープン、角田は2度に渡るレコードライン変更でノリスコース外に追いやる。
しかし退かなかったノリスはコース外から角田をオーバーテイク。
TSU3→4、NOR4→3。
フレッシュなタイヤを履いたマクラーレンは速い、ペレスの様にはいかなかったが、このバトルには両者に審議対象が付きました。
24周目フェルスタッペンがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.3)1→2。
ローソンに5秒ペナルティです。
30周目ラッセルがハードタイヤを引っ張る角田をオーバーテイク。
RUS6→5、TSU5→6。
そして先ほどのバトルで角田に5秒ペナルティが出ました、ノリスはお咎めなし。
32周目ハミルトンが2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です9→19。
33周目角田がピットイン、ミディアムタイヤに交換と5秒ペナルティ消化です6→18。
アントネッリもピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.6)11→20。
37周目アルボンはピットレーン速度超過により5秒ペナルティです。
オコンとヒュルケンベルグが順位を入れ替えます。
OCO9→8、HUL8→9。
40周目ルクレールが2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.0)4→5。
ルクレールは中古ではありますがミディアムタイヤに履き替えプッシュします、ノリスはどうする?
41周目ノリスも2度目のピットイン、ハードタイヤに交換です(2.4)順位は3位のまま。
ピアストリはフェルスタッペンにオーバーテイクされます。
VER2→1、PIA1→2。
42周目ピアストリがピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.2)。
ルクレールはラッセルをオーバーテイク。
LEC5→4、RUS4→5。
ルクレールはファステストラップを刻みノリスを猛追。
しかしノリスのペースも良く、4秒以内まで差を縮められない。
結局ノリスが再びルクレールを引き離す形となった。
フェルスタッペン万事休す。

結局このまま順位が変わらずフェルスタッペンが優勝で締めました。

ノリスが3位フィニッシュしたことで、ノリスのチャンピオンが決定。
ノリス初戴冠、最後まで戦ったドライバー、スタッフに敬意を
今回のレースはフェルスタッペンが勝利、ラスベガスから3連勝、ホンダとレッドブルとの最後のレースを勝利で締めくくりました。
後半戦全て表彰台という怒涛の追い上げも虚しく、遂にチャンピオン陥落という結果に。
それでもフェルスタッペンの凄みが改めて滲み出たシーズンでした。
角田のラストレースはペナルティによって14位に終わりましたが、一人一人がベストを尽くしたレースだったと思います。

そしてノリスは遂にチャンピオンの称号を手に入れました。

カタールで戦略ミス犯し、今回も不安視されていましたが、周辺のドライバーの動きをしっかりと見たうえでのペースコントロール、ピットインの判断をするなど、盤石のレース運びでチャンピオンを手繰り寄せました。

マクラーレンにはピアストリという手札もあり、フェルスタッペンがいくら頑張っても駄目な状況を作り出していました。
ノリス、初チャンピオンおめでとう。

プレッシャーもあったからなのか?常時涙ぐんでいたのが印象的でした。
ルクレールも最終戦を見事なペースでノリスを追いまわしていました。
マシンのポテンシャルを限界に引き出しての予選、決勝、もっとマシンに戦闘力があればチャンピオン争いに加われる力はあります。
ハミルトンは3戦連続Q1敗退の中、2ストップを決めて見事入賞圏内に入ってきました。
来年はもっと強いフェラーリを期待したいです。
長かった2025年シーズンも今日でおしまいです。
24戦という過密日程を戦い抜いてきたドライバー並びにチームスタッフたちに敬意を払いたいです。
来年はレギュレーション変更によって勢力図がシャッフルされます。
どうなるのか待ちきれません。

取り敢えず一年間お疲れさまでした。


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