アルピーヌ新型マシンA526、メルセデスPUに替えて初走行、引き継がれたデザイン。

マシン分析

新車発表も中盤に差し掛かっています。

今回はアルピーヌがシルバーストンでシェイクダウンを行ったので、分かる範囲での分析をしてみたいと思います。

昨年いっぱいで撤退したルノーPUからメルセデスPUに乗せ換えての初走行。

PUの恩恵を受けることができるのか?それとも自らが作り上げたシャシーで上位進出を狙うか?

フロントデザイン

アルピーヌA526は雨天のシルバーストンでのシェイクダウンとなりました。

アクチュエータはレッドブル同様ノーズ下に配置。

これにより、Xモードが起動したときによりドラッグ軽減に貢献できる。

フロントサスペンションはプルロッドを採用。

昨年まではプッシュロッドだったものをここでは変更してきた。

プルロッドを使用していたチームがプッシュロッドに乗り換える中、その逆のパターンは初めて確認された。

今レギュレーションではプッシュロッドによるアップウォッシュ抑制を狙うことが良しという意見も聞こえてきているが、アルピーヌの意図は果たして?

新レギュレーション下のマシンで構造が各チームで大きく異なる、フロントウイングのカナード。

アルピーヌはカナード上部を、後方に下がるデザインにしダウンウォッシュを。

カナードの下部は横から見る限りは直線的なデザインをしているように見えます。

サイドポッドは昨年までのトレンドに則ってオーバーバイトを採用。

ハイダウンフォース時のZモードの時にはフラップが立つので、跳ね上げられた気流を抑えるにはやはり役立つ機構です。

サイドポッド後部はスライダー形状とこれも昨年のトレンドに則ったデザインを使用している。

アンダーフロア後部にはステーが取り付けられている。

これによりフロアボディの剛性向上、撓みを抑え、ロール時の安定化を図る。

気がかりなのは、フロアがフロアになることで必要な空力処理は変わってくるということ。

フラットフロアが使用されていたレギュレーションは2021まで遡る。

グランドエフェクト時代のデザインは果たして通用するのかどうか?

そしてアウトウォッシュを発生する話題のインウォッシュボードは、写真が不鮮明であることと、パーツ部分が黒い為分析は断念。

新車発表で実戦に近いモデルで登場してくれることを願いましょう。

旧レギュレーションから引き継がれたデザイン

先ほどの写真のサイドポッドに目を向ける。

BWTのロゴがかなりはっきりと見えている。

ここまではっきり見えているということはサイドポッドの側面はかなり平坦かつ、広めに面積を取っているということが考えられる。

このマシン設計は、一昨年型のA524のデザインを引き継いだようなデザインです。

サイドポッド形状全体の形は違えどBWTロゴの見え方は似ていると思いませんか?

インウォッシュボードの形状が明らかになることで、サイドポッド形状の意図が見えてくるはずです。

こればかりは詳細を待ちましょう。

生憎の雨天走行も、空力の可視化

アルピーヌのシェイクダウンは生憎の雨天走行となったが、レギュレーション初年度において、気流を確認するには有難いものである。

アルピーヌはフロントウイングでタイヤから発するウェイク(乱流)を上手く制御し、マシンコントロールをより容易にしようという試みが見られる。

プルロッドやオーバーバイトといった昨年までのトレンドを取り入れつつ、自らが作り上げてきた設計思想も引き継ぎながら完成させてきたA526。

当然テスト時には進化している可能性があるので、テストとシェイクダウン時の比較を照らし合わせて正解を確認する必要がありそうです。

マシン分析 – アルボンノート

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