F1 2025第21戦サンパウロGP、持ち込まれたパーツ確認と決勝の展望

F1 2025シーズン

シーズンも残りあと4戦、メキシコではノリスが圧倒的な差で優勝。

ポイントランキングではトップを守り続けてきたピアストリが遂に陥落。

ここにきてノリスがポイントリーダーに。

フェルスタッペンは3位獲得もノリスとの差が開いてしまい厳しい状況に。

しかし今回はフェルスタッペンが昨年勝利したブラジル。

今年も勝利してチャンピオンシップに望みを繋げられるか?

ウイングセッティングの確認

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トップ4のセッティングから見ていきます。

全体的にトップ4はミディアムロー気味のダウンフォースレベルのリアウイングです。

フェラーリとマクラーレンはV字型ロワフラップを復活させてきました。

インテルラゴスは低速コーナーに加えてストレート区間(特にホームストレート)が長いので、空力効率を求めた結果V字型ウイングを復活させる判断となったのでしょう。

マクラーレンは昨年同様ここでもV字ロワフラップを使っています。

メキシコではメカニカルグリップの強さを活かして圧勝したマクラーレン。

セクター2を始めとする低速区間ではここでも強さを発揮するでしょう。

連続で表彰台を記録しているフェラーリはとにかくセッティング次第です。

スプリントフォーマット前半は良くない結果になる傾向が強いので、唯一のフリー走行でマシンを理解する必要があります。

レッドブルは他のチームと比べてウイングが薄く、ストレートに振ったような形になっています。

フロントウイングとフロア形状の変更によって、グランドエフェクトが強まったことが要因と考えられますが、低速コーナーでのパフォーマンスがどうなのか?

フェルスタッペンのマシンは車高を限界まで落とし、グランドエフェクトを強めているようです。

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中団勢のセッティングです。

各チームでセッティングが分かれてきました。

アルピーヌは昨年同様ストレートに振ったローダウンフォース仕様のリアウイングです。

V字型ロワフラップを持っているアストンマーティンとハースは、使ってきませんでした。

空力効率よりも、より多くのダウンフォースが必要だと考えての判断か?

しかし両チームは似通ったウイングセッティングを採用しています。

中団勢の中ではダウンフォースが少し多めのものを使用してきています。

RBもローダウンフォース仕様のリアウイングを採用してきました。

今年のアストンマーティンとRBは低速コーナーにおけるパフォーマンスが良く、セクター2では好タイムが期待できそうです。

F1第21戦サンパウロGP。持ち込まれたパーツ、セッティングの確認と予選決勝の展望 – アルボンノート

昨年のセッティングと見比べてみるとローダウンフォース仕様のリアウイングを使用するチームが増えたか?

今回は雨の降るセッションがあるので、この判断が正解かどうか分かれてくるはずです。

オールドサーキット故コースが狭い。

インテルラゴス・サーキット(アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ)は人口島に作られたオールドサーキット。

オールドサーキットの典型的な特徴の一つとして挙げられるのが、コース幅が狭い。

標高は約700mとメキシコのエルマノス・ロドリゲスほどではありませんが空気は少し薄い。

基本的に低速コーナーが多くブレーキにかかる負荷はエルマノス・ロドリゲスに匹敵するほど大きいです。

予選においては兎に角1周が短いので、コースインするタイミング、トラフィックに引っ掛からないことが最重要。

決勝では抜きどころが限られてくる。

セクター2の低速区間では抜きどころは殆どないため、セクター3のホームストレートから、1コーナーのエス・ド・セナでレイトブレーキングを仕掛けて抜くくらいか?

昨年の様に雨が降れば話は変わりますが、基本的にはそこまで追い抜きが容易ではありません。

ある意味では予選でのトラックポジションは重要になってくるのではないでしょうか?

そして今年もここブラジルではスプリントフォーマットでの週末となっています。

それも相まって今年のブラジルも天気が不安定なようなので、尚更難しい週末となりそうです。

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