F1 2025第19戦アメリカGP FP1・SQ 三つ巴の争い再び

F1 2025シーズン

アメリカGPが開幕しました。

コンストラクターチャンピオンは決まったものの、ドライバーズタイトルの方は熾烈な戦いが繰り広げられています。

優位性が無くなってきたマクラーレン、ピアストリがこのまま逃げ切れるか?

それともチームメイトノリスの逆転はあるのか?

はたまたここ数戦勢いがあるフェルスタッペンに軍配が上がるのか?

マクラーレン復調か?上位勢にトラブル多発

今週末最初にして最後のフリー走行です。

各車ハードタイヤを履いてコースイン。

序盤はフェルスタッペンと角田のレッドブルが好タイムを記録。

レッドブルはまだアップデートを続けており(アメリカで入っているかは調査中)

アップデートによる影響が出ているものと考えます。

開始20分ストロールがコーナーでパーツを落とし赤旗。

5分ほどでセッションは再開、ハードでのアタックラップからロングランに各チームプログラム変更。

セッション終盤は再びアックラップ。

ミディアムとソフトタイヤと使用タイヤが分かれました。

トップタイムはノリス、2位にはヒュルケンベルグが入り、イギリス以来の表彰台に期待が持てます。

3位にはピアストリが入り、オランダ以来の優勝を狙える位置に付けています。

一方で上位陣にはトラブルも見られました。

ルクレールとサインツにはギアボックストラブル、ハジャーはPUトラブル。

特にサインツとルクレールはハードでの周回のみとなり、より柔らかいコンパウンドでの走行はしていないのでこれがスプリント予選にどう影響してくるか?

選手権トップ3激突

気温32.9℃、路面温度43.6℃でスプリント予選はスタート。

SQ1

ハジャーが34.856、ヒュルケンベルグは34.758ローソンが34.603。

サインツ34.637、アロンソ34.737。

ルクレールは35.347とフリー走行で走れていないせいかタイムが出ない。

一方ハミルトンは34.226と暫定トップタイムをマーク。

ピアストリ34.292、ノリス34.322。

フェルスタッペンが34.140でトップタイムを塗り替えた。

ラッセル34.6553、アントネッリ34.414。

ルクレールは34.913と2度目のアタックもピリッとしない。

セクター1だけでもトップから約0.2秒も遅れる。

アルボン34.472、ピアストリ33.889、サインツ34.239。

フェルスタッペン33.363、ハジャー34.243。

SQ1はボルトレート・オコン・角田・コラピント・ベアマンの5名が敗退。

ボルトレートはファーストアタックでトラックリミット超過によりタイム抹消。

角田はラストアタックに間に合わず。

SQ2

フェルスタッペンが33.163で先陣を切ってタイムを記録。

アロンソ33.951、ラッセル33.462、アントネッリ34.048。

アルボン33.831、ピアストリが33.371、ノリス33.033。

ルクレールが34.284と9番手で低調が続く。

ハミルトン34.089。

ヒュルケンベルグが33.577とフリー走行での好調は予選でも続く。

Q2敗退のリスクがあるフェラーリ。

ルクレールが33.938と何とかQ3進出を決めた。

ハミルトン34.012。

ローソンはトラックリミット超過でタイムを記録できず。

ハジャーは12位でQ3に進めず。

RBは久しぶりにQ3進出を2台とも逃した。

シンガポールでは5位入賞で復調の兆しが見えていたアントネッリも僅か0.006秒差でハミルトンに弾き出されてQ2敗退。

SQ2はローソン・ストロール・ガスリー・ハジャー・アントネッリの5名が敗退。

SQ3

ここから各車ソフトタイヤでのアタックに入ります。

ラッセル32.888、アルボン33.099、サインツ32.911。

ヒュルケンベルグが32.645でまさかの暫定トップタイムを記録。

ルクレールは33.104と最後までピリッとしなかった。

ハミルトン33.035。

ノリスが32.214でトップタイムをマーク。

アロンソ32.910。

他車より遅めにコースインしたピアストリとフェルスタッペンの2台。

ピアストリ32.523でノリスのタイムに届かず。

フェルスタッペンのラストアタックは32.143、捲ってスプリントポール獲得。

今回も好調のレッドブル

今回のスプリント予選はフェルスタッペンがポールを獲得。

レッドブルは先述の通りアップデートを未だ止めていない。

シーズン前半にフロア圧力分布の再分配に加え、後半戦序盤から取り入れているフロントウイングとフロントサスペンションのボルテックスジェネレーター機構。

これによって弱点であった低速コーナーでのパフォーマンス改善に加え、マシンの挙動安定化に繋がっている。

元々高速コーナーでは強さを見せるマシンではあったものの、安定性に欠けていたためドライバビリティが極端に低いマシンだった。

現時点では乗りこなせれば十分にトップを狙えるマシンではないでしょうか?

角田は戦略ミスに足を引っ張られた。

しかし同じくラストアタックに間に合っていなかったローソンはQ2進出を決めている訳ですので、ファーストアタックで如何にタイムを出せるかが焦点。

タイムリミットはもうそこまで迫っています。

マクラーレンはここ数戦他チームにパフォーマンスで追いつかれ気味でしたが、トップ争いに戻ってきた。

やはりストレート区間のセクター2では若干の遅れは出るものの、セクター3ではパープルをマークするなど、コーナーでの強さは相変わらずです。

一方のフェラーリは後半戦に入ってからは一向に浮上してこない。

根本的な弱点は前戦シンガポールで露呈。

車高が低すぎると中国の時のように、スキッドの削れ過ぎで失格になる可能性が。

かといって車高を上げると今度はグランドエフェクトが不足しアンダーが生じるという。

非常にスイートスポットの狭いマシンになっています。

復調を望みたいところですが、中々難しいところでしょう。

今回のスプリント予選もQ3まで行っているものの、上位勢には勝負になっていません。

F1 2025第19戦アメリカGP、持ち込まれたパーツ確認と決勝の展望 – アルボンノート

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