初日のセッションでは、フェラーリの好調さが伺えたFP1。
しかしFP2ではノリスがお株を奪うトップタイム。
前回覇者ルクレールは2セッション共に2位と食らいついています。
予選ではチームメイト同士の協力が必要不可欠。
長いストレートでトウを貰うことでストレートのトップスピードを伸ばし、タイムを稼ぐ。
これがモンツァでの予選上位進出を狙うための秘訣です。
果たして、このチーム戦の予選を制してくるのは、どこのチームドライバーなのだろうか?
ノリスが再び最速。
FP3
最後の走行練習。
ここ最近のFP3は最初に中団が走り込み、トップチームは10分過ぎたあたりから走り始めるという流れ。
このセッションでも最初はミディアムorハードスタート。
セッション前半、角田がハードでトップタイムを記録し、暫く更新されなかった。
前回表彰台のハジャーは15過ぎ辺りにソフトを履いてアタックも届かず。
今週のRBには速さを感じない。
多くのドライバーはアタックせずスクラブを中心に行い前半終了。
後半からソフトを履いての予選シミュレーションが中心。
するとフェルスタッペンがトップタイムを記録しルクレールは0.014秒遅れで2位につける。

このセッションも最速はノリスが記録。
フェラーリはこのセッションでもコースアウト、リアスリップを起こすなど未だに安定感が感じられない。

それでもルクレールは最後にタイムを更新し、3セッション連続で2番手につけてきた。
中団勢からはボルトレートが6番手、ハジャー8番手、アルボン10番手と台頭してきた。
メルセデスは金曜セッションで苦しんでいたアントネッリが9番手タイムと復調を感じさせる走り。
1位から20位までのタイム差が1秒ない超接戦。
やはり予選ではチームメイトの協力が不可欠になりそうです。
コースレコード更新!
気温26.2℃、路面温度44.2℃でセッション開始です。

フェルスタッペンはFP3でリアウイングフラップをトリムしたものを試していたそう。
これが結果にどう影響するか?
Q1
ラッセルとアントネッリはミディアムタイヤでコースイン。
ヒュルケンベルグ19.950。
ラッセル19.973、ルクレール19.801、ハミルトン19.906。
角田20.039、フェルスタッペン19.812。
ノリス19.611、ピアストリ19.711。
アロンソ19.658、ルクレールの2回目は19.689、ハミルトン19.765。
ラッセルはミディアムで2回目のアタック、19.414で暫定トップに立つ。
アロンソ19.605、ボルトレート19.688、サインツ19.644。
角田19.619、フェルスタッペン19.455、アントネッリ19.747でQ2進出。
Q1ではローソン・ガスリー・コラピント・ストロール・ハジャーの5名が敗退です。
ここイタリアで契約延長を表明したガスリーですが、アルピーヌ側は今季のアップデート終了を発表。
この先のレースでも苦戦を強いられることになりそうです。

そして前回表彰台のハジャーはまさかのQ1落ち。
ここまで1度もQ1敗退をしていなかったので今回がキャリア初のQ1敗退。
サインツにアタックを邪魔されたと憤る。
ローソンもQ1敗退とRBは早くも窮地に追い込まれました。
Q2
フェルスタッペン19.140、角田19.433、ラッセル19.287。
ピアストリ19.288、ボルトレートは19.323。
ルクレールは中古ソフトでのアタック19.359。
アントネッリ19.453、ハミルトン19.481、サインツ19.542。
ノリスのタイムは19.451と伸び悩む。

アントネッリ2度目のアタックは19.245と久しぶりのQ3進出を決めた。
ルクレールは19.310、フリー走行の時の伸びを感じられない。
アロンソ19.362、ピアストリ19.281、ハミルトン19.371。
このままだとノリスはQ2敗退になってしまう、ラストアタックに全てを賭ける。

バックストレートでボルトレートのトウを貰い、何とか19.293で5番手に入りQ3進出。
角田はベアマンを0.01秒差で制し久しぶりのQ3へ。
Q2ではオコン・アルボン・サインツ・ヒュルケンベルグ・ベアマンの5名が敗退です。
Q3
好調だと思われていたマクラーレン、フェラーリは苦戦気味。
ポールの行方が分からなくなってきた。

ラッセル19.157、ルクレール19.007で暫定トップ。
ハミルトンも19.124で2番手タイム、角田は19.728、アロンソ19.822。
フェルスタッペン18.923とタイムを更新してきた。
ボルトレートは19.399。
ラストアタック、レッドブルは角田を何故か先頭でアタックさせる。
ルクレール19.222自己ベスト更新できず。
ノリスは18.869、ピアストリが18.982。

フェルスタッペンが18.792、コースレコード更新でトップタイム!
アロンソ19.424、ボルトレート19.390、アントネッリ19.200。
フェルスタッペンがコースレコードを更新する素晴らしい走りでポール獲得。
フェルスタッペンポールも昨年覇者ルクレールは今年も4位

フェルスタッペンがポールポジションを獲得。
ウイングフラップをトリムしたことでストレートが伸び、結果ノリスに追撃を許さない形となった。
しかしウイングレパートリーが少ないレッドブルのマシンでポールを獲ってしまうフェルスタッペン、とんでもないです。
今回のレッドブルは整流目的でフロアボディのアップデートに着手しており、それが今回の結果にも噛んでいるのかもしれません。
予選がかなり重要視されているサーキットですが、ルクレールは昨年4番手から1ストップ戦略を遂行し優勝を成し遂げています。
セカンドロー辺りまでは戦略次第で十分に優勝できる可能性があります。
しかし今回のフェラーリにはレースペースでも前の3人には若干劣っている。
可能勢はゼロとまでは言わないが厳しい展開が予想される。
角田は戦闘で走らされた挙句デプロイ切れによってセクター3がかなり遅くなってしまった。
ハミルトンが前戦の黄旗無視による5グリッド降格なので9番手スタートとなります。
しかし角田はレースペースがかなり悪い。
いくら抜けないコースと言っても遅すぎてはどうにもならない。
アントネッリも6番手につけ取り敢えず一安心。
先ずは確実にポイントを取りに行くところから始めたい。
コメント