土曜日の予選セッションでは、ルクレールが路面温度を読み切り、今シーズン初ポールを獲得。
ロングランにおいてもマクラーレンに引けを取っていない。
しかし、ハンガリーはトラックポジション重視のコースにも関わらず、ポール・トゥ・ウィンが思ったよりも少ない。
戦略を上手く決めて、数少ない優勝のチャンスをものにしたいところ。
前半戦最後のレースはポール・トゥ・ウィンで決まるか?
それとも波乱が起きてしまうのか?
ルクレールが序盤リード
気温22℃、路面温度31℃でスタートです。
心配されていた天気は何とか持ちそう。
殆どのドライバーはミディアムタイヤを選択。
ハミルトンとガスリーはハードタイヤでのスタート。
サインツ・ヒュルケンベルグ・アルボンはソフト。
角田はピットスタートです。
レーススタート。

ルクレールが良い蹴りだしだ、そのままホールショットも決めた。
ノリスはスタートで5位まで順位を落とす、3→5。
アロンソとラッセルは順位が上がる。
RUS4→3、ALO5→4。
ボルトレートがストロールを攻略。
BOR7→6、STR6→7。
3周目、ノリスがアロンソをオーバーテイク。
NOR4→3、ALO3→4。
フェルスタッペンがストロールをオーバーテイク。
VER7→8、STR7→8。
6周目、ヒュルケンベルグがピットイン、ミディアムタイヤに交換です17→20。
ヒュルケンベルグはフライングの為5秒ペナルティが課せられます。
15周目オコンとアルボンがピットイン、オコンはハードタイヤに(3.1)、アルボンはミディアムタイヤに交換です(2.8)。
16周目、サインツがピットインハードタイヤに交換です(2.3)12→17。
ルクレールのペースが良い、ピアストリは圏内に食いつけません。
18周目、フェルスタッペンがピットインタイヤに交換です(2.3)7→16。
19周目、ピアストリがピットイン、ハードタイヤに交換です2→6。

これを見て次周ルクレールがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.0)1→3。
ラッセルもピットインしハードタイヤに交換です1→6。
21周目、ルクレールはアロンソを攻略。
LEC3→2、ALO2→3。
角田はピットインに、まさかのソフトタイヤに交換です(2.1)16→20。
22周目、ピアストリがアロンソを攻略。
PIA4→3、ALO3→4。
アントネッリがピットインタイヤに交換です(3.2)14→19。
26周目、ラッセルがアロンソを攻略。
RUS5→4、ALO4→5。
29周目、ハミルトンがフェルスタッペンに押し出される形で抜かれる。
VER11→10、HAM10→11。
31周目、フェルスタッペンは更にハジャーもオーバーテイク。
VER10→9、HAD9→10。
ノリスを始めステイアウトを続けるドライバーが数人います、この判断や如何に?
マクラーレンに踊らされたルクレール
ピアストリは無線でもう一度ピットに入る必要があると提案。
32周目、ノリスがピットイン、ハードタイヤに交換です(1.9)1→4。
ノリスは1ストップを選択、ルクレールとピアストリの判断は?
37周目、ストロールがピットイン、ハードタイヤに交換です7→12。
40周目、アロンソがピットインしハードタイヤに交換です(2.9)5→8。

41周目、ルクレールがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.0)1→4。
ステイアウトを続けてもに後ろにはピアストリ、ピットに入ればノリスの後ろ。
マクラーレンの見事な戦略に踊らされました。
6秒以上先にいるノリスを追うことになります。
ボルトレートもピットイン、ハードタイヤに交換です(2.6)5→8。
ローソンもピットイン、ハードタイヤに交換です8→12。
43周目、ハミルトンがピットイン、ミディアムタイヤに交換(2.3)7→16。
44周目、ラッセルがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.9)2→4。
46周目、ピアストリがピットインハードタイヤに交換です(1.9)1→3。
49周目、フェルスタッペンがピットイン、ハードタイヤに交換です(2.2)5→9。
二回目のハードタイヤのペースが上がらないルクレール、どうやら燃費的に厳しいらしく、リフト&コーストを強いられているようです。

51周目、ルクレールは追いついてきたピアストリにあっさり抜かれる。
LEC2→3、PIA3→2。
ルクレールから怒りの無線です、フェラーリは何度やらかせば気が済むのか?
リフト&コーストにより、ペースダウンせざるを得ないルクレールはラッセルにも迫られます。

62周目、遂にホームストレートで追いつかれ、危険な幅寄せをするも抜かれてしまい表彰台圏内からも転落。
LEC3→4、RUS4→3。
2ストップを強いられたピアストリは8秒差あったノリスを猛追。

ついにはDRS圏内にまで追い詰めた。
しかしここはハンガリー、コースの特性上追い抜きが難しい。

結局ノリスが1ストップで得たリードをしっかりと守り切り、前半最終戦も1-2フィニッシュを決めまhした。
フェラーリまたも失態

今回のレースはノリスが勝利しました。
予選はミスが目立ちルクレールにポールを明け渡しましたが、終わってみればいつもの順位です。
戦略ミスが目立った昨年とは違い、戦略が機能したうえでの勝利です。
1ストップで走り切り優勝を決めたノリスにとっては大きな自信になることでしょう。
ピアストリの猛追も見事でした、抜きやすいコースだったら結果は変わっていたかも知れません。
ルクレールはポールスタートも又もチームに足を引っ張られ4位。
ルクレールは1ストップも提案していたようですが、チームはあっさり却下。
起きた結果に対してルクレールは怒りの無線を入れていました。
怒りが収まらないルクレールはラッセルに対しても危険運転を仕掛けてしまい、5秒ペナルティのおまけ付き・・・
フェラーリは何回こういった失態をやれば気が済むのか?
ファンとしても非常にがっかりなレースでした。
そして、もう一人もドライバー、ハミルトンがもっと上位にいれば、マクラーレンの様に戦略を組み立てられたはずです。
後半戦の巻き返しを是非して欲しいところです。
メルセデスはラッセルが表彰台獲得、アントネッリも10位まで上げ久しぶりのポイント獲得です。
両者とも粘り強くレースをしていたのが印象的でした。
サーキット特性によってはもっと優位にレースを進められるはずです。
今週はレッドブルが全くと言って良いほど目立ちませんでした。
暫くはレッドブルにとって苦手な特性のコースが続くので、引き続き苦戦することでしょう。
アストンはアロンソとストロール共に、見事な走りを披露しダブルポイント。
ただ、アストンのマシンはこのサーキットに合っているマシンだとアロンソは語っているので、こちらはコースによっては苦戦することがあると思います。
前半戦が終わり、これでサマーブレイク突入です。
上手くいったドライバーも、上手くいかなかったドライバーもしっかりリフレッシュしてまたサーキットに戻ってきて欲しいです。
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