F1 2024最終戦アブダビGP決勝リポート。シーズン終了。マクラーレン遂に戴冠!

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長かったシーズンも遂にこの日を迎えました。

私はアブダビ国歌を聞くとシーズンの終わりを感じます。

現所属でのラストレースとなるのは、サインツ・ハミルトン・ボッタス・周・ヒュルケンベルグ・マグヌッセンの6名。

今シーズンでF1を離れるドライバーもいるので、悔いなく全車無事に完走することを望んでいます。

荒れるスタート

日没から夜にかけて行われるナイトレースです。

天気は晴れ、外気温27℃、路面温度33℃で開始です。

ハミルトンのみハードタイヤを選択、それ以外のドライバーはミディアムタイヤを選択。

レーススタート。

角田スタートを大失敗、後続に次々に抜かれていきます。

ターン1でフェルスタッペンがピアストリに並ぶ、ピアストリの左リアが引っ掛かり両者スピン。

フェルスタッペンは直ぐに持ち直すも11位後退、ピアストリは最下位まで沈んでしまった。

ノリスは何事もなかったかのようにホールショットを決めます。

ルクレールとハミルトンは順位を一気に上げた。

ターン6ではペレスがボッタスに後ろから引っ掛けられてスピン。

そのままリタイアとなってしまった、彼に来年はあるのか!?

1周目終了時点で19位スタートだったルクレールは何と8位まで上がってきた。

スタート大失敗の角田は17位まで落としている。

ボッタスは9位から13位に、ストロールは13位から9位。

ローソンは12位から10位、ハミルトンは16位から12位へ。

2周目に入るとVSCが導入されます。

1位ノリス、2位サインツ、3位ガスリー、4位ラッセル、5位ヒュルケンベルグのオーダーです。

3周目途中でVSCが解除されレース再開。

ピアストリはコラピントに追突してしまい、コラピントのタイヤがパンクしてしまいます。

コラピントはピットインを余儀なくされる、ハードタイヤに交換(4.9秒)。

ピアストリも入り、ハードタイヤに交換です(4.4)秒。

フェルスタッペンはローソンを抜き11位から10位に、しかしピアストリとの接触の件で10秒のタイムペナルティが課されます。

6周目フェルスタッペンは9位ストロールをオーバーテイク。

ザウバーは13位ボッタスと14位周の順位が入れ替わります。

7周目、ボッタスピットインです、ハードタイヤです。

しかしこの直後、ペレスへの引っ掛けの件でボッタスに10秒ペナルティが発生です。

8位まで順位を上げたルクレール、7位ヒュルケンベルグを捉えます、7位浮上。

9周目、マグヌッセンはフェルスタッペンにもオーバーテイクを許し9位に後退。

ピアストリにはコラピントの追突の件で10秒ペナルティが出ました。

10周目、ルクレールはアロンソから6位を奪います。

かなりのハイペースです。

12位ハミルトンはローソンを抜き11位です。

12周目、ストロールがピットへ、ハードタイヤに、16位でコースに戻ります。

ルクレールは5位を走るヒュルケンベルグから順位を奪います。

フェルスタッペンはアルボンから7位を奪います。

13周目、マグヌッセン(7.2秒)、周、アルボンの3名がピットインです。

全てハードタイヤへの交換です。

14周目ヒュルケンベルグがピットへ、ハードタイヤへの交換(2.5秒)、順位は11位に。

アロンソも入ってきました、こちらもハードタイヤです(4.3秒)。

15周目、3位走行中のガスリーが入ります、ハードに交換(2.6秒)10位でコースに戻ります。

17周目、フレッシュなタイヤを履くガスリーは8位角田をオーバーテイク。

ヒュルケンベルグは10位を走るドゥーハンを抜きます。

更にヒュルケンベルグは19周目に9位角田をオーバーテイク。

21周目、ルクレールがピットインです、ハードに交換(2.7秒)。8位で戻っていきます。

23周目、角田がピットイン、ハードに交換です(2.4秒)。

ドゥーハンも入ってきました、勿論ハードに交換(2.6秒)。

24周目、ローソンは7位ガスリーと8位ルクレールに抜かれ順位を8番手に落とします。

ローソンはピットへ、ハードに交換(4.2秒)。

波乱のスタートとなったアブダビGP、夜に変わりレースはどのように動いていくか?

意外にも多かったバトル

25周目、ローソンの左フロントタイヤのネジが緩かった、締め直しの為もう一度ピットへ(3.5秒)。

最下位でコースに復帰です。

ルクレールはガスリーを抜き6位に浮上。

ストロールは2度目のピットインです、もう一度ハードに交換(3.5秒)。

26周目、サインツがピットインしハードへ(2.2秒)、3位でコースへ

27周目、ノリス(2.0秒)、ラッセル(2.7秒)がピットイン。

2人ともハードです、ノリスは首位のまま、ラッセルは7位でコースに戻っていきます。

コラピントがピットへ、残念ながらまたもリタイアです。

30周目、ミディアムを引っ張ってきたフェルスタッペンがピットイン。

ハードタイヤへ交換+ペナルティ消化(13.5秒)、11位でコースに戻ります。

マグヌッセンは2度目のピットイン、ハードタイヤへ(2.6秒)、17位でコースへ。

31周目、ターン6手前でブレーキをロックしたボッタスがマグヌッセンと激しいコンタクト。

ボッタスのラストレースはリタイアという残念な形に。

ぶつかったマグヌッセンは3度目のピットインです、しかしミディアムが無い為ソフトへの交換です。

33周目、ピアストリがピットへ、ハード交換+ペナルティ消化です(3.3秒)15位でコースイン。

35周目ハミルトンがピットに入ります、ミディアムに交換です(2.5秒)7位でコースに戻ります。

36周目、フェルスタッペンは8位アロンソをパスします。

38周目、アロンソはピットへ、ハードに交換です(3.4秒)12位でコースインです。

ピアストリは14位ストロールをオーバーテイク、フレッシュなタイヤでプッシュです。

次周には13位ドゥーハンを攻略。

43周目、ハミルトンがガスリーを抜きます、5位に浮上。

44周目、フェルスタッペンは7位ヒュルケンベルグを抜きます。

46周目、フェルスタッペンは6位ガスリーをオーバーテイク。

11位アロンソは10位角田を抜きます。

47周目、11位まで上がってきたピアストリ、10位角田と3周に渡り攻防戦を繰り広げます。

49周目にピアストリが角田を完全に引き離し10位のポジションを得ます。

51周目、フェラーリピットはソフトタイヤを持ってピットで待機するも直ぐにガレージに入っていきます。

タイヤが限界に近い9位のアルボン、その後ろからアロンソに捉えられ10位に。

更に53周目にピアストリにも抜かれ11位に後退してしまった。

そして遂にファイナルラップ。

ローソンは白煙を上げコース脇に停止。

ハミルトンはラッセルの背後に追いつく、そして見事オーバーテイク。

ハミルトン、メルセデスラストレースで4位と意地を見せた。

ルクレールも3位表彰台登壇、絶望的な予選から16台抜きは見事でした!

ノリスは完璧なレース運びで4勝目、シーズンを最高の形で締めました。

シーズン終了!ドライバーの皆様お疲れさまでした!

最終戦はノリスが勝利しました。

最終戦は各チームが今シーズンを象徴するような走りを見せてくれました。

シーズンを通して速さがあったマクラーレン、1998年以来のコンストラクタータイトル獲得です!

フェラーリはレースペースが良かった、まさに今年のマシンの武器を十分に生かした走りでした。

ルクレールも19位から3位表彰台、ドライバー・オブ・ザ・デイも納得の走りです。

コンストラクタータイトルにあと一歩届きませんでしたが、来年の風洞稼働時間は増えます。

この負けはプラスに捉えて、来シーズン是非リベンジしてほしいです。

表彰台は、ドライバータイトルが獲れなかったノリス、コンストラクタータイトルが獲れなかったフェラーリの2人が微妙な表情の中、マクラーレン代表のザク・ブラウンだけ異常にはしゃいでいます(笑)

メルセデスは路面温度が下がってきたレース後半の速さがありました。

低温下でのメルセデスの速さはまさに今年を象徴するような走りでした。

ハミルトンはメルセデスに向けて惜別のドーナツスピン

フェルスタッペンは去年ほどの余裕がなくなり、荒れる走りを見せていました。

それが最終戦でも表れてしまいました。

来年は今年以上に苦しい展開が増えていくはずです。

F1ラストレースを迎えたマグヌッセン・ボッタス・周は残念ながらポイントを獲得できませんでした。

それでも今シーズンは印象に残る走りを見せてくれたのではないかと思います。

今年は史上最多の24戦のレース、無事に完走しました。

ドライバー、ファンの皆様、1年間大変お疲れさまでした。

ドライバーはオフシーズンテストが終わるまでがシーズンです、もう少しだけ頑張ってください。

F1 2024最終戦アブダビGP FP3。マクラーレン、1998年以来のコンストラクタータイトルへ – アルボンノート

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