金曜セッションでは、フェルスタッペンがラッセルに肉薄し久しぶりのポールポジションを獲得。
既に3回行われたスプリントも全て優勝して今います。
一方のマクラーレンはセッティングのミスによって足踏みを食らってしまった。
マクラーレンは予選までに何とかセッティングを合わせていきたい。
フェルスタッペンとしては、今回のスプリントと決勝レースをものにして、チャンピオン獲得の可能性を少しでも手繰り寄せたい。
スプリントレース
天候は晴れ、外気温27℃、路面温度45℃でスタートです。
全車ミディアムタイヤを装着します。
多くのドライバーが何周か履きつぶした中古ミディアムです。
レーススタート、フェルスタッペン、ノリスが良いスタート、ルクレールが若干遅れたか。
ホールショットはフェルスタッペンが獲りました、ルクレールは後続に埋もれるような形で1コーナーに突入、ノリスは上手くクリアし2位浮上です。
ヒュルケンベルグはスタート失敗、順位を3つも落としてしまいます。
16位スタートだったピアストリは徐々に順位を上げていき4周目の時点では13位まで浮上してきました。
レース開始から、フェラーリ2台によるバトルが続きます。
ペースが上がってこないルクレールに対し、サインツはDRSを使ってストレートエンドで仕掛ける。
5周目に遂に両者の順位が入れ替わった。
サインツは4位に、ルクレールは5位。
一時7位まで浮上したRB角田、しかしストレートが遅すぎる。
後続にはストレートが速いハースの2台。
7周目にヒュルケンベルグにパスされ、角田は9位に後退。
9周目、フロントが入らずペースが良くないラッセル、サインツに抜かれ3位から4位に後退。
次周にはルクレールにも抜かされ、ラッセルは5位まで順位を落としてしまいます。
11周目、ピアストリはガスリーを押し出しによる5秒ペナルティを貰ってしまいます。
漸くペースの上がってきたルクレールがここでファステストラップです。
12周目、ペレスは角田をオーバーテイクし9位に。
ピアストリはコラピントをパスし11位まで上がってきました。
さらにピアストリはペースを上げていき、16周目には角田をオバーテイクし、遂に10位に入りました。(但しポイント圏外)
ファイナルラップ、ノリスの後ろにはフェラーリの2台が迫る。
1コーナーのブレーキングでノリスが痛恨のミス、サインツはすかさず隙を突き2位に浮上。
トップチェッカーはフェルスタッペン。
スプリントで無傷の4連勝です。
Q1でハミルトン敗退の波乱
今回の予選もトラックリミット多発、トラックエボリューションの強力さが目立つ予選となりました。
スタート時の天気は晴れ、外気温29℃、路面温度39℃。
いつも通りザウバーが先陣を切ってコースインします。
マクラーレンやフェラーリを始めとする上位勢は、中古のソフトタイヤでアタックし何れも34秒台を記録。
同じく中古ソフトでアタックしたフェルスタッペンのみ33秒6とダントツのタイムでした。
中団勢は新品でアタックを掛けます。
ガスリーの33秒5秒を筆頭にヒュルケンベルグ、ローソン、オコンと軒並み33秒台後半を記録。
フェラーリの2台のアタック、サインツは33秒5。
ルクレールは33秒2を記録も角最初のアタックでトラックリミットを取られてしまいタイム抹消です。
角田もトラックリミットで抹消です。
2回目のアタックでフェルスタッペンが33秒046でQ1トップタイムを記録。
ラッセルは3番手に入ります。
ハミルトンはまさかのタイム取り消しで19番手。
タイムが更新できたとしても16番手ですので、どのみちQ1敗退は確定でしたが、このコースを得意とするドライバーでしたので波乱です。
ローソンがトップのフェルスタッペンにいきなり0.2秒落ちの3番手タイムを記録です。
チームメイトの角田よりも0.4秒も速いです。
Q1はザウバーとウィリアムズの2台、ハミルトンの5名がQ2に進めず。
スプリント予選は調子のよかったコラピントもここでは駄目だった。
曲がらないウィリアムズのマシンは苦戦を強いられる形となってしまいました。
Q2、Q3進出を掛けて強力なトラックエボリューション
Q2
フェルスタッペンはファーストアタックを中古のソフトで計測。
それでもいきなり33秒052。
ルクレールはファーストアタックがトップタイムよりも0.9秒も遅い。
中古タイヤでのアタックでしょう。
ピアストリが33秒0、ラッセル33秒1。
ガスリー33秒4、今回はQ1から上位タイムを記録するなどここにきて調子が良いアルピーヌです。
サインツとペレスは同じ33秒4
ノリスは32秒851と暫定トップタイムを記録、32秒台に突入してきました。
地元レースとなっているハースは今回速さを見せています。
RBにとっては今回も直近のライバルと言えるでしょう。
このままだとQ2敗退が現実味を帯びてくるルクレール、新品ソフトに替えてラストアタックです。
ルクレールのタイムは32秒9。
サインツは32秒8、フェルスタッペンも新品ソフトに履き替え32.5を記録。
角田はラストアタックを早めに行っていたので後続のドライバーのタイムの結果待ちということになりました。
この時点でラストアタックを終えていないドライバーはオコン、アストン2台とハース2台。
オコンとヒュルケンベルグはタイム更新ならず、アストンのアロンソはセクター2の時点では0.002秒角田より遅い。
しかしアロンソはセクター3で見事巻き返し角田は11位でQ2敗退が確定しました。
ローソンはグリッド降格が決まっているためアタックしませんでした。
その後ストロールがタイムを記録も14番手。
Q2はRBの2台とストロール、オコン、ヒュルケンベルグが敗退となりました
今回のRBはレースペースが厳しいので決勝も微妙な展開になりそうです。
逆にハースはレースペースが良いので12位スタートのヒュルケンベルグにも望みがあります。
Q3、ラッセルクラッシュでまさかの結末。
Q3に残ったドライバーはハミルトンを除くと概ね予想通りといったところでしょうか?
トップチームのファーストアタックは当然のように32秒台に突入していきます。
ノリスは32秒330、フェルスタッペンは0.031秒遅かった。
サインツは32秒652で3位、ルクレールは32秒740、ピアストリ32秒950、ラッセルは32秒974
フェルスタッペンとノリスがラストアタックに向けてコースイン。
フェルスタッペンはセクター1パープル、ノリスは自己ベストを更新できず。
フェルスタッペンがセクター2のストレートエンドに差し掛かろうとしたところ突然セクター3でイエローフラッグ。
ラッセルがまさかのクラッシュです。
ダブルイエローの掲示によりアタックをしていたフェルスタッペンとノリスは中止をせざるを得ない状況に。
ファーストアタックでタイムを抹消されていたペレスは結局タイムを計測できず10番手。
これで勝負あり、ノリスが2戦連続ポールポジションです。
ノリス耐えられるか?
今回の予選はノリスがポールポジションを獲得しました。
スプリント終了後にセッティングを弄ったように思えます。
コーナーでの速さが本来のパフォーマンスに戻ってきた感じがします。
ポールスタートのノリスはとにかくスタートでミスらないことです。
フェルスタッペンも2位に甘んじたとは言え、スプリントを見る限りでは十分にレースペースがあります。
フロントロースタートが明らかに有利ですので、久々の勝利に向けて準備は万端です。
セカンドローはフェラーリの2名が独占。
ストレートのパフォーマンスを武器にレースペースの良さを活かして、上位進出を狙います。
クラッシュを喫したラッセルのマシンの状態が心配です。
かなりの衝撃でしたので、どこかしらの部品が壊れていなければいいのですが・・・
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