心配された天気は持ったものの、スプリントレースではピアストリを始めリタイア多数のデスレースに。
予選ではレッドブルが2台揃ってQ1落ちというまさかの事態、19年ぶりの出来事だそう。
一方でノリスはその中でも着実にトップに居座り続け、チャンピオン争いを優位に進めている。
この決勝でも盤石な体制を築くことはできるか?
序盤から大荒れ
気温17.5℃、路面温度30.7℃でスタートです。
今回もタイヤを選択が分かれました。
アントネッリ・ハジャー・ローソン・ガスリー・ベアマン・サインツ・ハミルトン・ボルトレートはソフトタイヤを選択。
アロンソ・ストロール・フェルスタッペン・オコン・角田はハードタイヤを選択。
上記以外のドライバーはミディアムタイヤでのスタートとなります。
フェルスタッペンとオコンはピットスタートです。
フェルスタッペンはPU交換とセッティング交換によるもの。

レーススタート

ハミルトンがいきなり接触、セクター2でボルトレートがクラッシュしリタイア。
これによりセーフティカーが導入。

ハミルトンはコラピントを後ろから突いた形の接触によりフロントウイング大破。
この接触で5秒のタイムペナルティ。
ハミルトンがピットインしソフトタイヤとフロントウイング交換です(18.5)13→19。
角田もピットインしミディアムタイヤに交換です。

6周目レース再開、アントネッリのスタートが遅れピアストリが強引にインにねじ込む。
アントネッリは抜かれまいとインを締める。

結果両者は激突、アウト側にいたルクレールがとばっちりを受ける形で激突され左フロントサスペンションを破損。
自走できなくなりリタイア、3ワイドは致し方ないとはいえペースを開けていたルクレールが可哀想すぎる。
このインシデントはピアストリに非があるとして10秒ペナルティが加算された。
これにより今度はバーチャルセーフティカーが導入。
7周目フェルスタッペンがピットイン、ミディアムタイヤに交換です。
オコンもピットイン、ミディアムタイヤに交換です。
12周目、ラッセルがハジャーをオーバーテイク。
RUS5→4、HAD4→5。
13周目、フェルスタッペンはハミルトンをパス。
VER16→15、HAM15→16。
角田はストロールに追突していたとして10秒のタイムペナルティ。
フェルスタッペンは更にコラピントをオーバーテイク。
VER15→14、COL14→15。
15周目ハミルトンが早くも2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です。
フェルスタッペンは今度は角田を抜く。
VER15→14、TSU14→15。
18周目、サインツがピットイン、ミディアムタイヤに交換です(5.2)→18。
ベアマンもピットイン、ミディアムタイヤに交換です(3.0)→16。
19周目、ハジャーがピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.4)5→13。
ガスリーもピットイン、ソフトタイヤに交換です9→16。
20周目、ローソンがピットイン、ミディアムタイヤに交換です5→16。
22周目、アントネッリがピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.2)3→11。
23周目、アントネッリは早速ストロールを攻略。
ANT11→10、STR10→11。
次周アントネッリはコラピントも抜く。
ANT10→9、COL9→10。
26周目アントネッリはアロンソ攻略。
ANT9→8、ALO8→9。
ここで角田は2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換しペナルティ消化です7→18。
しかしここでペナルティをしっかりと消化していなかったため、再び10秒ペナルティが加算されます。
今までのレッドブルならあり得ないミスが連続して続きます。
29周目、アロンソがピットイン、ミディアムタイヤに交換です8→17。
30周目、アントネッリはアルボンをパス。
ANT6→5、ALB5→6。
コラピントがピットイン。ミディアムタイヤに交換です9→16。
ストロールもピットイン、ミディアムタイヤに交換です10→18。
31周目ノリスがピットイン、ソフトタイヤに交換です(2.2)1→4。
今回は全体的に早い周回でのピットインが目立ちます。
2ストップするドライバーも入るタイミングが肝心か?
順位争い白熱、フェルスタッペン怒涛の追撃
33周目ノリスはミディアムで走り続けるフェルスタッペンを捉えた。
NOR4→3、VER3→4。
ハミルトンが3度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です(秒)→。
35周目、ラッセルがピットイン、ソフトタイヤに交換です(2.4)3→7。
フェルスタッペンは2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です4→12。
36周目、アルボンがピットイン、ソフトタイヤに交換です(2.4)6→16。
37周目、ヒュルケンベルグがピットイン、ソフトタイヤに交換です4→14。
フェルスタッペンはローソンをオーバーテイク。
VER9→8、LAW8→9。
38周目、今度はサインツを攻略。
VER8→7、SAI7→8。
ハジャーが2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です→16。
ハミルトンがピットに戻りリタイア。
39周目ピアストリがピットイン、ソフトタイヤに交換とペナルティ消化です(13.5)1→8。
サインツは2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.5)7→17。
40周目、ガスリーが2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.8)6→10。
41周目、ピアストリがローソンを攻略。
PIA7→6、LAW6→7。
42周目、アルボンはアロンソを抜く。
ALB11→10、ALO10→11。
43周目、ベアマンがピットイン、ミディアムタイヤに交換です(3.9)5→11。
45周目、ベアマンはアルボンをオーバーテイク。
BEA11→10、ALB10→11。
47周目、ヒュルケンベルグがオコンを抜く。
HUL8→7、OCO7→8。
49周目、ラッセルが2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.3)2→6。
オコンと角田もピットイン。
50周目、ベアマンはヒュルケンベルグをパス。
BEA8→7、HUL7→8。
アントネッリはローソンをパス。
ANT5→4、LAW4→5。
51周目、ノリスが2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.2)1→3。
これでフェルスタッペンがトップに、どう動く?
52周目、ピアストリが2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換です(2.2)2→7。
ハジャーはストロールを攻略。
HAD11→10、STR10→11。
54周目、ピアストリはベアマンを攻略。
PIA7→6、BEA6→7。

55周目、フェルスタッペンが3度目のピットイン、ソフトタイヤに交換です(2.5)1→4。
前を走るラッセルとの差は8秒、どこまで追いつけるか?
ピアストリはローソンをオーバーテイク。
PIA6→5、LAW5→6。
57周目、ベアマンはローソンを攻略。
BEA7→6、LAW6→7。
猛追するフェルスタッペン、ラッセルよりも1秒以上速いペースで周回を重ねる。

そして63周目、フェルスタッペンは遂にラッセルを捉えた。
VER4→3、RUS3→4。
ラッセルの背後からはピアストリが追ってくる、順位を守れるか?
フェルスタッペンは今度はアントネッリを猛追。
残り3周、遂にDRS圏内にまで捉えた。
ところがストレートで迫るも、低速コーナーが多いセクター2で離される。

フェルスタッペンの猛追実らず、それでもピットスタートから3位表彰台まで上がってきた。

ノリスが余裕のレース運びで連勝。
ノリスのチャンピオン秒読みか?
今回のレースはノリスが勝利しました。

ノリスは今回も危なげないレース運びで連勝。
チャンピオン獲得にまた一歩前進。
直近のライバルのピアストリが5位、フェルスタッペン3位とポイントでも大きく離すことに成功。
最早秒読み状態まで来ているのかも知れません。
アントネッリはキャリア初の2位表彰台。
序盤のピアストリとの攻防はインを締めすぎている部分もありましたが、終始ペースを落とさなかった。
フェルスタッペンはピットスタートから3位表彰台まで順位を上げ文句なしのドライバー・オブ・ザ・デイ。
しかしノリスとのチャンピオン争いは点差が開くばかり。
正念場とも言えるでしょう。
ラッセルもピアストリから順位を守っての4位。
コンストラクター2位争いを有利に進める結果となりました。
ピアストリは精彩を欠いた走りがまだ続いています。
一方のフェラーリは2019年のブラジル同様まさかのダブルリタイアでした。
ルクレールはペースを開けていただけにあれは明らかな貰い事故でした。
ハミルトンは自滅と今週末は良いところ無しで終わりました。
ローソンとヒュルケンベルグは1ストップを見事遂行しきり入賞。
特にローソンはミディアムタイヤを50周以上に渡り走り切るロングスティントは見事でした。
1週挟んでラスト3連戦。
ラスベガスではどんなレースになるのでしょうか?



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