F1 2025第20戦メキシコGP FP1・2 ルーキー大量発生、レッドブル・フェラーリ好発進

F1 2025シーズン

メキシコGPが開幕しました。

チャンピオン争いも佳境に入ってきていますが、ここではなんと9名ものドライバーのルーキーテストが予定されています。

チャンピオン争いをするドライバーにとってこれがどう影響してくのでしょうか?

レッドブルには更なるアップデートが投入されているようです。

レッドブル新型フロア投入

コンストラクターはマクラーレンに決まりましたが、ドライバーチャンピオンは決まっていない。

そんな中でレッドブルは更なるアップデートを敢行。

フロアエッジとアンダーカット形状に変化が見受けられます。

フロアエッジ前方の切り欠きが増えて、アンダーカットはスムーズな流れになるように作り変えられた。

アンダーカットを流れる流速を局部的に上げてやることで、フロア入口の圧力が上がります。

そしてエッジの切り欠きが増えたことで切り欠きの間隔が狭くなることで、エッジから抜けていく気流の排出速度が上がる。

これによってフロア側面の負圧がより強まってより強力なシーリングを可能にする。

これは安定感の向上を狙ったアップデートとも見て取れる。

アンダーカット後端にはこのように圧力センサーが設けられています。

レッドブルはフロントウイングのアップデートを投入してから戦闘力が急上昇。

ボルテックスジェネレーターに翼弦長前後幅を伸ばす、フラップの接続の変更。

低速ではフロントの入りが良くなり、高速域ではフレキシブル効果により、フロアに向けてより空気を流し込んでくれます。

口酸っぱく言いますが、空力はフロントから。

今回のフロアアップデートはフロントウイングあってこそ機能するものです。

ルーキー大量参加

メキシコは冷却に厳しいコースの為、各チームエンジンカウルには大きなスリットが設けられています。

レッドブルのブレーキダクトも熱効率を最優先したものに変えられています。

気温22.2℃。路面温度48.2℃でセッションスタート。

前述の通り、このセッションには、9人ものルーキードライバーがセッションに参加します。

角田には遂に新型フロントウイングが搭載。

9人のルーキーの中でも特に注目なのはフェルスタッペン車を駆るリンドブラッド。

来季F1に昇格が予想されるドライバーの腕は如何に?

セッション開始はハードタイヤでスタート。

レッドブル昇格候補と目されているハジャーはミディアムタイヤでトップタイムを記録。

角田も新型フロントウイングの効果もあってか、周回を重ねるごとにタイムを上げていきます。

ハードスタート勢ではルクレールが速かった。

結局このセッションのトップタイムはルクレール。

まだタイムが18秒台と本来のポールラップにはまだ遠い周回タイム。

アントネッリが2番手タイムを記録、メルセデスはパッとしなかったアメリカから巻き返せるか?

ここから予選までにどれくらいタイムを向上させることができるか?

ハジャーは11番手でしたがソフトタイヤを履いてのアタックをまだしていない。

セクター2でスピンアウトして黄旗を出してしまいました。

ここ最近思うように結果が出ていないハジャー。

ザウバーの両ドライバーも3・5番手、まだFP1とはいえトップに割って入れた。

角田は8番手タイムを記録も最終アタックはセクター1だけで0.3秒ものロス。

トラフィックに引っ掛かったとのこと。

しかしリンドブラッドは6番手を記録。

絶対に壊せないフェルスタッペン車でのセッション。

それでもアタックをさせてもらえているのは、期待の表れなのでしょうか?

F2では苦戦気味のリンドブラッドですが、いきなり来てこのタイムをマークできるのは良いドライバーである証拠。

FP1だったとはいえ、角田にとっては何か引っかかりのあるセッションでした。

フェルスタッペンとルクレールが好調

FP2は多くのドライバーがミディアムを履いてスタートです。

フェルスタッペンは今週初ドライブにも関わらず、コンスタントに好タイムをマークしています。

マシンのアンダーカットにはフロービズペイントが施され気流の流れを確認しています。

角田も悪くはないがどうしてもフェルスタッペンに後れを取ってしまう。

ソフトでのタイム差は約0.5秒。

確かにフロントウイング分タイム差を縮めることができたが、これでは多少物足りないか?

ロングランもフェルスタッペンに対し0.2秒は後れを取る。

レクレールはFP2でも序盤からトップタイムをマークし上々のスタートです。

しかし予選に向けてタイムは1秒以上縮むはずなので、ここからタイムを上げて来る他車に付いて行けるかが重要になってきます。

トップチームのミディアムを履いての平均的なロングランのタイムは約22.5秒前後。

アントネッリも一発のタイムで3番手を記録していますが、メルセデスとレッドブルはわずかロングランで遅れ気味か?

マクラーレンはノリスが4番手を記録もピアストリが思った以上に上がってきません。

マクラーレンはこのままだとフェルスタッペンに逆転チャンピオンを許すリスクがより高まります。

F1 2025第20戦メキシコGP、持ち込まれたパーツ確認と決勝の展望 – アルボンノート

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