2025年もいよいよ10月に突入。
前戦アゼルバイジャンGPではコンストラクタータイトルが決まらなかった。
しかし今週末に行われるシンガポールGPで決まる可能性が大いにあります。
このブログでも何度もお話ししましたが、シンガポールGP現地観戦の為木曜日の夜に現地に向けて出発します。
私自身海外は初めて、にも関わらず一人で行ってきます。
何故シンガポールに現地観戦に行こうと思ったのか?いきさつとこれまでの準備についてお話ししたいと思います。
海外観戦に踏み切ったいきさつ
先ず、何故シンガポールGPの現地観戦に行こうと思ったのか?
そのいきさつからお話ししたいと思います。
私事ですが、6月に親戚一同で集まる機会がありました。
私の親戚の一人に海外経験が豊富で、ワーキングホリデーも経験している人がいます。(私からすると叔母に当たる)
その叔母曰く、20代のうちに海外を経験した方が良いよ、面白いよ、とのこと。
特にお勧めしてくれた地域がアジア圏、そのアジア圏の中でも特にお勧めしてくれた国がこのシンガポールだったのです。
私はすかさず10月にシンガポールでF1がある、と伝えると「良いね、行ってきなよ」と。
アジア圏をお勧めする理由を聞くと、英語に対する難易度が低いことを挙げていました。
単語だけでも十分に伝わるそう。
極端な話出川哲朗の出川イングリッシュみたいなので良いんだ、とのこと。
英語の力を試すのにも最適らしく、渡航した際には積極的にコミュニケーションをとることを勧められました。
実は私は何れはF1の世界で働いてみたいと考えています。
海外経験もなくいきなりF1の世界に飛び込むのはあまりにも無謀。
人生勉強にもなるし、ここらで思い切って海外に行ってみよう!
そう思い今回の現地観戦を決断しました。
もう一つのきっかけは私が参加しているコミュニティみんなでFトモさんです。
みんなでFトモさんは各地域で近場にF1について語れる人がいないF1ファンの為にオフ会を開いたり、鈴鹿のチケット情報、座席からの見え方を詳しく教えてくれるという、非常に献身的な活動をされている方です。
このFトモさんのメンバーとお話をした際に、ファンとドライバー・スタッフとの距離感が最も近いのは何処の国だろう?という話題になりました。
ここまでくればお察しの方が多いかと思いますが、距離感が最も近いグランプリはシンガポールだと言うことになりました。
距離感が近いということはそれだけ接触できるチャンスがあるということ。

私はこの現地観戦において履歴書を用意しました。
ドライバー・スタッフに接触できるチャンスがあるとはいえ、コンタクトを取りたいと考えているのは皆同じこと。
しかも現代におけるヨーロッパの履歴書は、PDFファイルで送るという電子的なやり取りがメイン。
最早紙媒体の履歴書は時代遅れになりつつあります。
それでも紙の履歴書を用意するメリットとしては、直接手渡すことができるということ。
ハッキリ言って無謀ですが、自分のモットーは”人生死ぬまで挑戦”
面白い!やってみたい!と思ったことは、無茶してでもどんどん挑戦していきたいと思います。
長くはなりましたが、これが初の海外観戦に踏み切ったいきさつです。
手間取った準備、数週間前まで大慌て
さて、私がシンガポール行きを決断したのは7月の中旬から下旬にかけて。
正直唐突な思い付きで決断したというのも半分あるので、準備開始が大分遅くなってしまった。
先ずF1を観たいのならチケットだ!と思いチケットサイトを見たら3日間通し券はゼロ。
仕方なく1日券を3日分買うことにしました。
私がチケットを購入したのは以下のサイト
の3つです。
バラバラですが、希望のチケットを見つけるためにはこのようにするしかありませんでした。
現地観戦を考えられている皆さんも、海外観戦に行くことを決断したら早め早めの行動を取ることを強くお勧めします。
3日間のチケットを揃えることができたのは8月のお盆期間中の事でした。
このウォークアバウト系のチケットが一番安いチケットなのですが、それでも10万近く掛かりまhした。
シンガポールグランプリのチケット価格は全24グランプリ中8番目に高いグランプリです。
私が確保できたチケットは

金・土プレミアムウォークアバウト 日ゾーン4ウォークアバウト です。
ウォークアバウトとは立ち見の自由席の事です。
座席に座れる区間もありますが基本的に早い者勝ちです。
ゾーン1は黄色の区間、ゾーン2は紫色の区間。
ゾーン3はピンクのストレート区間、ゾーン4は緑色の区間となっています。
ここで注意する必要があるのは、ゾーン4ウォークアバウトだと、ゾーン1~3までの区間は入れないのです。
ゾーン4の区間ではアーティストのライブをやっているそう。
シンガポールGPは観光促進のイベントとして考えられており、政府が開催費用の約5割を負担。
F1ファンであってもなくても楽しむことができることをコンセプトにしているそうです。
取り敢えずチケットは確保完了、次はパスポートと航空券。
パスポートは申し込み~発行まで2週間以上かかるので、こちらも早めの準備が必要です。
そして一番問題だったのが航空券。
私は往復券を買ったのですが、行きのチケットが
羽田からクアラルンプールそしてチャンギ(シンガポール)という旅程。
時間的に合う往復券がこれしか無かったのですが、この旅程に大きな落とし穴がありました。
羽田からクアラルンプールまでがANA、しかしクアラルンプールからチャンギまではマレーシア航空という別会社に乗り換えるという予定でした。
クアラルンプールに降りた際、別の航空会社に乗り換える必要があるので一度荷物の受取。
そして再び預け入れる、この間僅かに1時間50分で済ませないという、初の海外に行く人にしてはあまりに無謀な旅程だったのです。
しかも、手荷物受取、再度預け入れの際に一度入国しなければならない。
そして調べていくと、もしかしたらトランジットビザが必要になるかも知れない!?
ビザが無いと入国を拒否されたり最悪逮捕されるかもしれない。
これは大変だ!ということになってしまいました。
海外経験があるF1ファンに聞いたり、ネットの情報を片っ端から漁ったり・・・
兎に角大変でした、因みにこれは出発2~3週間前の話です。
ビザは申請が通れば早ければ5営業日以内に来るとのことですが、申請の混雑状況によって遅くなることがあるので、ビザが必要な方は再三言いますが早めの準備を心がけましょう。
結果的にXのGrokに質問をしたところ必要が無いことが分かり取り敢えずほっとしました。
航空券を購入したアプリを確認したとところ、偶然にも行きの便にチャンギまでの直通の航空券が一枚だけ余ってたのですぐさま変更。
取り敢えず事なきを得ました。
普段(国内旅行)は1ヶ月前以上に準備を開始し、行動スケジュールを分単位で計画していく私ですが、初の海外旅行、中々思い通りに事が進まず焦りました。
やはり登場アルボンノート

準備と同時にまとめていたもの、そうアルボンノート”No31シンガポールGP事前準備”です。
ここには、サーキットの地図・歴代結果・ホテル・食事・観光地を掲載しました。
ホテルはシンガポール国内約80カ所を掲載、ホテルの料金・電話番号・メリットデメリットを掲載しています。
サーキットのゲートオープンが遅めなので、その間に観光する時間がありそうです。
シンガポール国内の観光地も掲載しています。
あとはシンガポールの名物料理も記載しました。
折角シンガポールに来たのに名物料理を楽しまないのは損です。
シンガポールの名物・その名物を提供している有名店を営業日・営業時間を記載しました。
そしてシンガポールは何といっても厳しい規則で知られる罰金大国です。
中には理解できるものもあれば、そんなこともいけないの!?と言いたくなるような文言もあります。
特に厳しいのはチューイングガムの持ち込みです。
しかしシンガポールの治安は相当良いそう。
これだけの厳しいルールがあるからこその良い治安なのでしょうね。
後は初の海外ということで、飛行機の搭乗等の諸手続きの方法等を記載。
シンガポールの言語はマレー語を中心に中国語・英語・タミル語を使用します。
基本英語だけでも通じるそうなので、YOUTUBEでトラベル英会話を調べ、約300ワード掲載しました。
それだけではなく今回の自分の旅程・スケジュールもしっかり記載し、当日戸惑うことが無いように用意してます。
いい旅は良い準備無くして生まれない、そう考えていますのでこのようにノートを準備して綿密に計画を立てていきます。
それにもう一度行くことになった時はこのノートを参考にすればいいのですから。
準備完了!出発を待つのみ

出発10日を切ったところで荷造りを始めました。

履歴書は持った、データ計測用紙は準備OK。

アルボンノートは多少重くても31冊全て持っていく。
これを持ってF1チームにアピールしていきたい、そして何より31冊一つでも欠くわけにはいかない。
唯一の不安要素は荷物の重量制限に引っ掛かるかどうか?

必要なものを揃え、今週の始めくらいには全ての準備を終えました。
あとは出発を待つだけとなり漸く一息、そして今出発前日にこのブログを書いている所です。
半ば思い付きで始まったシンガポールGPの現地観戦。
最初はネットもあるし調べれば簡単に行くだろうという気持ちでした。
しかし、実際に準備を進めていくと面倒くさいことばかり。
海外に旅行しに行くだけなのにこんなに準備することがあるのか?とも思いました。
それに自分で計画しておいていうのも何ですが、初めての海外、正直怖いです。
でもこの経験が今後の人生において役に立つことは間違いないと考えています。
そして不安になっても”何とかなる”の精神で旅をしていければ、と思っています。
今回の現地観戦、履歴書がF1チームの手に届けば結果はどうあっても最高。
兎に角一番の目標は”生きて日本に帰ってくる”ことです。
生きて帰ってくることができたら後々旅行記を記載しようと思っているのでお楽しみに。
楽しみですが不安だらけの初海外、どうせなら思い切り楽しんできます。

という訳で準備完了!行ってきます!!
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