F1 2025第17戦アゼルバイジャンGP FP3・予選 6度の赤旗、デスゲームの予選

F1 2025シーズン

金曜セッションFP1はマクラーレンの1-2、FP2ではフェラーリの1-2です。

マクラーレンは出だしが良かったものの、マシントラブルやドライバーのミスが目立った。

フェラーリは5年連続ポールに向けて良い出だし、課題であるレースペースも良さそうで、漸くこのサーキットでの初勝利に望みが持てそうです。

あまり走れていないマクラーレン、追いかけるメルセデス、レッドブルがどこまで修正を掛けられるか?

強烈トラックエボリューション

FP3開始約10分は誰も出てこない。

ハースとRBはハードを履いてアタック。

アタックラップはソフトで走行している上位チームと競り合うタイムで走れている。(燃料搭載量は不明ですが。)

このセッションでは殆どが予選シミュレーションでの走行。

トップタイムはまたもノリスが記録、ピアストリは3位。

マクラーレンはターンインとターンアウトがとにかく速い。

セクター1・2で貯金を作り、ロングストレート区間のセクター3では貯金を切り崩してトップタイムを維持、といった走りです。

予選ではトウに入るタイミングさえ合えば、課題のストレートの伸びの悪さは解消されます。

マクラーレンに割って2番手に入ったフェルスタッペンも同様の傾向が見られます。

ハミルトンは4番手、ルクレールはアタックに入るもブレーキングでオーバーランし10位フィニッシュ。

安定感に欠けるフェラーリですが、今回はポテンシャルを感じさせる走りを見せているので、コースインのタイミングを合わせられれば、上位進出は十分に可能です。

セッティングを確認しましたが、幾つかのチームはセッティングを分けています。

レッドブルはフェルスタッペンがコーナー寄り、角田がストレートより。

その証拠に角田はストレートのトップスピードで全車最速の354km/hを記録。

しかしストレート寄りのセッティングのせいか?コーナーでは逆にフェルスタッペンに大きく後れを取っています。

アタックに入りたくても前走車に邪魔をされてしまい16位。

中団勢はハースのベアマン、ウィリアムズのアルボンとRBの2台がQ3進出を争う格好になりそうです。

ベアマンはペナルティポイントがあと2点で出場停止となってしまうので、慎重な走りを求められます。

いきなり荒れ模様

アゼルバイジャングランプリは市街地コースである為、ランオフエリアなるものが殆ど存在しない。

クラッシュなどによる事故の可能性がパーマネントサーキットよりも高いので、どのタイミングで出すか?

運の要素も絡んできます。

気温℃、路面温度℃でセッション開始。

Q1

レッドブルとマクラーレンはミディアムC5タイヤを履いてアタックです。

アルボン43.778、ベアマン43.122、サインツ42.635。

ローソン42.448、角田42.778。

ルクレール41.982といきなり好発進、ハミルトン42.752。

ノリス42.407、フェルスタッペン42.210。

アルボンが1コーナーのインを攻め過ぎてしまい、左のフロントをウォールに接触。

左フロントサスペンションを壊し自走不可、これにより赤旗一時中断。

アルボンが早々に脱落。

アントネッリとピアストリのみノータイムです、この後のアタックをしっかり決め切れるか?

アントネッリ43.040を記録もターン16でトラックリミット超過によりタイム抹消。

ハミルトン41.821でトップタイム、ピアストリ41.839。

今度はヒュルケンベルグがウォールに突っ込みフロントを大破。

これにより再び赤旗。

ラッセル41.646、アントネッリは42.247で何とかタイムを記録。

ルクレールが41.458で再びトップタイム。

しかしノリスが41.322ですぐさまトップに。

フェルスタッペン41.331、ベアマン42.666。

ハジャー41.650、ストロール42.101、アロンソ42.211。

コラピントがセクター1でクラッシュ、3度目の赤旗でQ1終了。

Q1ではアルボン・ガスリー・オコン・ヒュルケンベルグ・コラピントの5名が敗退。

アルボンはフリー走行で好調だっただけに非常に勿体ないミスでした。

Q2

いきなり3度の赤旗で幕開けとなったアゼルバイジャンの予選。

この後も荒れそうな予感です、尚更コースインとタイヤチョイスが重要です。

アロンソ・サインツ・ベアマンはミディアムでコースイン。

フェラーリ2台がファーストアタックを中古ソフトでするのは最早当たり前になってきました。

しかし、荒れるという予感は的中したようで、ベアマンがファーストアタック、2コーナーで右リアをヒットさせマシンをストップ。

これによりこの予選4度目の赤旗。

フェラーリはこういう時に助かっています、新品ソフトを下ろさなくて済んでいますから。

サインツ41.675、ハジャー41.940。

ノリス41.396、ローソン41.807、ピアストリ41.636。

ラッセルはミディアムで41.455、アントネッリ41.531。

ハミルトン42.824、タイムが伸びない。

ルクレールもミスを犯しタイムを記録できず。

フェルスタッペンがミディアムで41.446。

ルクレールのラストアタックは41.519、何とか5年連続ポールに向けて望みを繋げた。

ハミルトンは42.182と結局タイムを伸ばせず。

アロンソ41.857、ピアストリ41.444、ボルトレート42.277、フェルスタッペン41.255。

角田はアロンソに0.063秒差41.788でギリギリQ3へ。

Q2ではベアマン・ストロール・ボルトレート・ハミルトン・アロンソの5名が敗退。

6度の赤旗、大荒れ予選の結末

Q3

ここまで4度の赤旗とかなり荒れている予選。

アゼルバイジャンには、雨がぱらついてきました。

ローソン42.560、サインツ41.595、ハジャー42.863。

なんとルクレールがターン15でクラッシュ。

5度目の赤旗が掲示、これでルクレールの5年連続ポールが潰えてしまいました。

マシンを片しセッション再開、雨は上がり日が差し込んでいる。

路面温度が下がっているので注意したいところ・・・しかし今度はピアストリがまさかのクラッシュ。

明らかなオーバースピードで、ウォールに突っ込んだ。

これでまさかまさかの6度目の赤旗。

赤旗で待機中にまた雨が降り始めた。

まさかポールはこのままサインツとなるのか?

各車最後のアタック、ノリスがターン15で接触、タイムを大きく落とし42.239。

ラッセル42.239、ローソンが41.707自力で3番手を確保。

アントネッリ41.717。

そして荒れた展開でも落ち着いているフェルスタッペン、41.117でイタリアに続き2戦連続のポール獲得。

フェルスタッペンが魅せたチャンピオンの貫禄

フェルスタッペンが連続ポールを獲得しました。

フェルスタッペンはこういった展開でも、終始淡々とタイムを出してきており、流石チャンピオンと言ったところです。

ノリスはまたも大事な所でミス、チャンピオンになるにはあのような状況でもまとめ切らないといけませんね。

ピアストリとの差を大幅に詰めるチャンスだったのですが・・・

ピアストリのミスも中々珍しい。

ブレーキングのタイミングも間違えるとオーバーラン。

アクセルを開けるタイミングも間違えるとリアを滑らせ壁にぶつけて壊してしまう。

マクラーレンのコンストラクター決定は次戦以降になりそうです。

ローソンは最後の最後で自己ベストを叩き出しキャリア初の3番手、セカンドローを獲得。

角田も取り敢えずタイムを出し6番手に入りましたが、レッドブルグループのシートを賭けて争っているRBの両名のドライバーがこういった形で結果を残している。

レッドブルにきてベストリザルトかもしれませんが、シート確保に向けた状況は好転したとはいえません。

今シーズン上手くいっていないサインツもウィリアムズでベストリザルトの2位を獲得。

ウィリアムズは今回レースペースも良いので、少しでも上の順位を狙いたい。

予選でここまで荒れたのですから・・・決勝も荒れる展開になりそうです。

F1 2025第17戦アゼルバイジャンGP FP1・2 フェラーリ好発進、レースペースも良好 – アルボンノート

コメント

タイトルとURLをコピーしました