スプリント予選ではマクラーレンのノリスが下馬評通りの走りを見せてポール。
しかしメルセデスのラッセルが意外にも善戦、約500分の1の差でセカンドローを獲得。
メルセデス側は速さの原因は分からないとしつつも、ラッセルが限界を上手く引き出している。
フェラーリはマクラーレン2台とラッセルに後れを取り4-5位。
前戦チャンピオンを決めたフェルスタッペンはハミルトンの一つ前、6位スタート。
トップ4が強さを見せたスプリント予選、スプリントレースはどうなるのか?
マクラーレンの見せたチームプレー
19周によるスプリントレース。
ペレスとコラピントはピットスタートを選択。
周のみソフトタイヤを装着、それ以外のドライバーは全てミディアムでスタートです。
天気は晴れ、外気温21℃、路面温度26℃。
レースはスタートから動く、3位スタートピアストリはラッセルの前に出て2位浮上。
5位ルクレールはハミルトンに抜かれ6位に。
6位スタートフェルスタッペンは9位に順位を落としてしまった。
10位ローソンは一気に7つも順位を落としてしまった。
ペレスは信号が青になっているのを見落としスタートで出遅れる。
後ろにいたコラピントにピットレーンで追い越される始末。
順位を取り返したいラッセルはピアストリに仕掛けに行きますが、順位は変わらず。
トップのノリスから5位ハミルトンのそれぞれのタイム差は1秒以内とトレインが出来上がっています。
ハミルトンに抜かれたルクレールはペースが上がらない。
ラスベガスの時もそうでしたが、燃料が多い時+ラバーが乗っていない時のフェラーリのマシンはペースがあまりよくありません。
8周目フェルスタッペンがガスリーを抜き8位に浮上。
10周目に周がピットへ、やはりソフトでは持たなかったか、ミディアムに変更してコースに戻ります。
残り10周を切り漸くペースアップをしてきたルクレール。
13周目に漸くハミルトンをパスしルクレールはスタート時の5位を取り返す。
14周目、無線でペースアップの指示を受けたノリスが、ピアストリとの差を少しずつ離す、差は約1.6秒。
しかし、次の周にピアストリがラッセルに抜かれないようトウを与え、DRSを使わせる作戦に変更してきた。
これによりノリスはペースを落とした。
ペレスはピットイン、フロントウイングの交換も行った。
19周目、チェッカー直前首位走行中のノリスはピアストリに順位を譲り、ピアストリがトップチェッカー。
ノリスはチームの指示で譲ったわけではなく個人的な判断とのこと。
これまでのサポートに対する感謝の気持ちだそう。
コンストラクタータイトル獲得に向け雰囲気が良いマクラーレン。
対するフェラーリはドライバー同士ギクシャクしている、これは良くない。
タイトル獲得にはドライバー同士の協力が不可欠である。
ラッセルはレースペースも良かったもののノリスがピアストリにDRSを与えたことで隙を突けなかった。
マクラーレンの見事なチームプレイです。
フェルスタッペンはガスリーを抜いたものの、ストレートの速いハースのヒュルケンベルグに太刀打ちできず8位フィニッシュ、何とか1ポイントを持ち帰った。
中団勢には決勝も厳しいレースが予想されます。
その中でもハースが一つ抜けているか?
予選、フェルスタッペンが下馬評覆す
Q1
天気は晴れ、外気温19℃、路面温度22℃で開始。
ファーストアタックはラッセルがトップタイムを記録21秒5。
フェルスタッペンが21秒7、ノリスとサインツは22秒ジャスト。
ピアストリは0.1秒落ち、更に0.1秒落ちでハミルトン・ペレス・ルクレールが並ぶ。
今回はペレス速いです。
21秒台を出せていればQ2進出は固そう。
アロンソが21秒6を記録暫定4位に、ノリスのセカンドアタックは21秒5もラッセルに及ばず2位。
その後フェラーリ2台がアタック。
先にコントロールラインを通過したサインツ、タイムは21秒5。
続いてルクレール、21秒278を記録し暫定トップ。
しかしラッセルが21秒241で再びトップタイム。
今回はヒュルケンベルグのタイムが上がってこない。
結局18番手で敗退、角田はアルボンのタイムを0.026秒上回り何とか15番手で通過、しかしQ2でも苦戦を強いられそう。
今回のQ1敗退はウィリアムズ2台、オコン・ヒュルケンベルグ・ローソンの5名。
ウィリアムズは壊し過ぎた影響で旧パーツを使用して臨んでいます。
コラピントは壊さないようにスプリント予選同様明らか置きに入った走りです。
Q2
ファーストアタックはフェルスタッペンが21秒0で暫定トップ。
フェルスタッペンの後は、ラッセル21秒1、マクラーレン2台は21秒3、ペレス。ガスリーは21秒4。
ペレスはQ2でも速いようです。
序盤はアストン2台と角田が遅めのコースイン。
セカンドアタックは新品を投入してのアタック。
ノリスが20秒9で暫定トップ。
フェルスタッペンとラッセル21秒0、ルクレールとピアストリ21秒1。
マグヌッセンは9番手に滑り込みQ2突破を決める。
その後アタックしたハミルトンが21秒0、サインツが21秒1。
アロンソはセクター2終盤でミス、アタックを取りやめです。
ルクレール21秒ジャストでノリスに届かず暫定2番手。
アロンソはセッション終了寸前で何とかタイムを記録、21秒2で8番手となりQ3進出決定!
3度目のアタック、フェルスタッペンが20秒6でトップタイムをマーク。
角田はファーストアタックからタイムが伸ばせず、トップ10に一度も入れなかった。
結局14位でQ2敗退。
ストロール・角田・ザウバー2台、ガスリーがQ2敗退。
ガスリーは最後の最後でペレスに逆転されてしまった。
ペレスは首の皮一枚繋ぐQ3進出。
ザウバーはフロントウイングのフラップのアップデートを通して明らかに良くなっています。
Q3
ルクレールが20秒8を記録し、暫定トップもラッセルが20秒5を更新しすぐさまトップ奪取。
ハミルトン・サインツが21秒0、ピアストリが21秒1。
残り5分で漸くフェルスタッペンがタイムを記録。
ファーストアタックは20秒6といきなり2番手タイムを記録。
ルクレールのラストアタックはタイム更新も、暫定3位で終了。
続いてマクラーレン2台のラストアタック、ノリス20秒7、ピアストリ20秒8。
セカンドローを独占。
ポール争いの行方はフェルスタッペン対ラッセルに絞られた。
フェルスタッペンのラストアタック。
タイムは・・・20秒520!ラッセルを逆転!
ラッセルはウォームラップでクールダウンラップ中のフェルスタッペンに邪魔(引っ掛かった?)されアタックを諦めてしまった。
これによりカタールGP予選が決着、フェルスタッペン久しぶりのポール獲得!
フェルスタッペン連勝なるか?
今回のポールはフェルスタッペンがポールを獲りました。
連勝に向けて好発進ですが、スプリントの時と比べてかなりパフォーマンスが改善されています。
スプリントと予選の間にセッティングを弄ったみたいですが、劇的な変化です。
ペレスもQ3に進んでいることからセットアップ変更が上手く行った感じです。
マクラーレンは決勝に向けたセッティングなのだろうか?
抜けないコースなのでストレートスピードを伸ばしDRSを使って抜きたいため、ウイングを削る。
その分ダウンフォースが減るので、車高を低くしてグランドエフェクトを強めてコーナリングをできる限り犠牲にしない。
しかしサスペンションを固くするとタイヤに掛かる横負荷が増えるためタイヤの持ちが悪くなります。
フェルスタッペンはクールダウンラップ1分40秒を守らなかったため、1グリッド降格ペナルティ。
1グリッド降格とは・・・
金曜セッションはこちらから。
コメント