土曜の予選ではクラッシュに番狂わせが多発。
そんな中でもピアストリがポールを獲得し、マクラーレンが終始崩れなかった。
フェラーリは早くタレるC6ソフトタイヤに対応できずまさかの2台ともQ2敗退。
勿論根本的な原因はタイヤに限らずマシンにもあると思います。
角田もQ1でクラッシュし期待通りとは全くいかず苦戦している。
この事故によってマシンの部品は全交換です。
抜きにくいこのコースでどこまで巻き返していけるか?
意外とハードタイヤが持つ?
気温24℃、路面温度43℃でスタートします。
殆どのドライバーはミディアムタイヤを選択。
ハミルトン・アントネッリ・ヒュルケンベルグ・ベアマン・角田はハードタイヤを選択。
角田はピットレーンからのスタートとなります。
レーススタート。

フェルスタッペンがピアストリに1コーナーで並びかける。

そしてフェルスタッペンは強引にピアストリをオーバーテイク。
ピアストリは無理せずに引いた格好に。
VER2→1、PIA1→2
後続も順位を入れ替えます。
LEC11→10、GAS10→9、HAD9→11。
1周目からオコンがピットに入ります、ハードタイヤに交換。

3周目、ルクレールとガスリーが並びかける、コーナーでルクレールがガスリーをやや押し出す感じに抜いていく。
しかしルクレールはコーナー直前で前に出ていたというガイドラインに沿っていたため問題ありません。
ガスリーはこれによりコースアウトし大きく後退。
LEC10→9、GAS9→14。
10周目ガスリーがピットインしハードタイヤに交換14→20。
11周目ノリスがラッセルをオーバーテイク。
NOR4→3、RUS3→4。
ここでルクレールがピットインしハードに交換(2.0秒)17位に後退。
ローソンも入りハードタイヤに交換です。
12周目、ラッセルがピットインしハードタイヤに交換(2.4秒)4→10。
サインツもピットインしハードタイヤに交換(3.6秒)17位に。
アロンソがピットインしハードタイヤに交換(2.6秒)5→15。
ルクレールはアンダーカット大成功です、実質4位まで順位を上げています。
14周目ピアストリがピットインしハードに交換(3.6秒)2→11。
ストロールがピットインしハードタイヤに交換(3.6秒)8→16。
18周目から始まるピアストリのオーバーテイクショー。
先ずは角田を。
PIA11→10、TSU10→11。
次の周でベアマンを。
PIA10→9、BEA9→10。
更に次の周ではコラピントを
PIA9→8、COL8→9。
このままではフェルスタッペンがピットに入っても抜けないため飛ばしているのですが、果たしてタイヤが持つだろうか。
21周目ルクレールは角田をぱす。
LEC12→11、TSU11→12。
22ピアストリは止まらず、ヒュルケンベルグも抜きます。
PIA8→7、HUL7→8。
23周目コラピントがピットインしハードタイヤに交換(2.8秒)9→20。
ルクレールはベアマンをパス。
LEC10→9、BEA9→10。
26周目ピアストリはハミルトンまで抜きます。
PIA7→6、HAM6→7。
更に次周ピアストリはアントネッリもオーバーテイク。
PIA6→5、ANT5→6。
ルクレールもヒュルケンベルグを抜きました。
LEC9→8、HUL8→9。
28周目ピアストリはハジャーを抜く。
PIA5→4、HAD4→5。

29周目ノリスがピットインしハードタイヤに交換(2.1秒)2→7。

しかし直後オコンがコース脇にマシンを止めリタイア。
これによりVSC導入。
ノリスこれはついていない・・・
30周目フェルスタッペンがピットインしハードタイヤに交換(2.3秒)。
フェルスタッペンは最高のタイミングでピットインできました。
ハジャー・アルボン・ルクレールラッセルもピットインしハードタイヤに交換。
ん?ルクレール?何故?
アンダーカットに成功したはずでは?
ルクレールが明らかに不満そうです、この戦略や如何に?
ステイアウト組も続々入ります。
アントネッリ・ハミルトン・ベアマン・角田がピットインしミディアムタイヤに交換。
31周目にピアストリが2度目のピットインをしミディアムタイヤに交換。
VSCで流れが変わるレース、各車の取った作戦は吉と出るのかそれとも・・・
戦略に明暗
アストンマーティンは予選でミディアムタイヤを使ってしまった為、替えのタイヤがありません。
ステイアウトを選択です、この選択や如何に?
32周目にレース再開。
ストロールが早速ルクレールに抜かれる。
LEC10→9、STR9→10。
33周目ベアマンが2度目のピットイン、ミディアムタイヤに交換。
ラッセルはヒュルケンベルグをパス。
RUS12→11、HUL11→12。
アロンソはルクレールに抜かれる。
LEC9→8、ALO8→9。
34周目ハミルトンはアントネッリを抜く。
HAM7→6、ANT6→7。
ラッセルはストロールをオーバーテイク。
がピットインし に交換(秒)→。
RUS11→10、STR10→11。
36周目ハミルトンはハジャーも抜く。
HAM6→5、HAD5→6。
ラッセルはアロンソをパス。
RUS10→9、ALO9→10。
38周目ルクレールはアントネッリを攻略。
LEC8→7、ANT7→8。
40周目ピアストリはアルボンをオーバーテイク。
PIA4→3、ALB3→4。
41周目ルクレールはハジャーを抜く。
LEC7→6、HAD6→7。
42周目サインツはヒュルケンベルグをオーバーテイク。
SAI11→10、HUL10→11。

46周目、アントネッリがコース脇にマシンを止めリタイア。
今度はセーフティカーが導入。
オコンの時はVSCでしたが?
同じ場所でも止めた位置によって違いがあるのでしょうか?
47周目にフェルスタッペンが2度目のピットイン、ハードタイヤに交換。
ノリス・ハミルトン・ハジャーがピットインしハードタイヤに交換。
NOR2→3、HAM5→7、HAD7→9。
アストンの2台もピットインし中古ミディアムに交換。
入賞を狙って体制を整えます。
48周目アルボンが新品ハード交換の為ピットへ4→5。
54周目レース再開、角田はヒュルケンベルグのミスを突きオーバーテイク。
TSU11→10、HUL10→11。
57周目ハミルトンはラッセルをオーバーテイク。
HAM7→6、RUS6→7。

マクラーレンはチームメイト同士争います。
NOR3→2、PIA2→3。
59周目アロンソはヒュルケンベルグをオーバーテイク。
ALO12→11、HUL11→12。

60周目ルクレールを抜きに掛かるアルボン、しかしルクレールに押し出される形で1コーナーのサンドトラップに飛び出す。
アルボンはその間にハミルトンに突かれてオーバーテイク。
HAM6→5、ALB5→6。
61周目ハミルトンはルクレールと順位を入れ替える。
HAM5→4、LEC4→5。

先ほどの押し出しが審議対象になってしまったルクレール、ファイナルラップでアルボンを前に出した。
ALB6→5、LEC5→6。

レースはフェルスタッペンが1周目のリードを守り切り優勝。
戦略の難しさが表れたレース

今回のレースはフェルスタッペンが勝利しました。
レッドブルF1参戦400戦目に花を添えました。
オープニングラップの1コーナーで前に出れたことが全てでした。
あとはクリーンエアーで自分のペースで走ることができ、おまけにセーフティカーのタイミングも味方しました。
時として強引さも大切ではないかと。
ノリスは予選と言い決勝のピットのタイミングと言い、ただただ運が悪かった。
しかしピアストリを抜き何とか2位まで上げられたのは意地を感じました。
ピアストリは飛ばしたため2ストップとなりました。
フェラーリ勢はQ2敗退を考えると上々の結果では?
しかしルクレールは今週終始文句が多かった。
最後の押し出しは結局不問になりました、譲ったからなのか?
今回はメルセデスに目立ったところがなかったのは残念です。
ラッセルはリアに不安を抱えており勝負できる状態ではなかったと思います。
アルボンは2戦連続5位と素晴らしいレースを続けています。
角田はピットスタートから10位入賞、しかし本来であればその順位にいるべきではありません。
アロンソは何とか抑えきった格好になりましたが最低限の仕事です。
アントネッリのリタイア、セーフティカー、他チームの戦略に救われた部分は多いです。
アストンは予選のツケを食らってしまいました。
戦略の難しさを感じさせるレースでした。
2ストップ義務化により戦略の難しさが問われるモナコが次週に控えています。
フェルスタッペンの優勝によりますますチャンピオン争いは激化しています。
果たしてどうなるのか?
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