バーレーングランプリが開幕しました。
前回の鈴鹿とは打って変わってストップ&ゴーサーキットのレイアウト。
ロングストレートを4本有しておりストレートスピードがモノを言います。
鈴鹿では優勝したレッドブルのフェルスタッペンは今回はどうなのだろうか?
フェラーリの新型フロアが機能するかにもスポットを当てたいところです。
FP1ルーキードライバー続々参戦
FP1の注目点はルーキードライバーが多数出走するところです。
フェラーリからはルクレールに変わってベガノビッチ。
ウィリアムズからはブラウニング、アストンからはドルゴビッチ、メルセデスにはベスティが。
鈴鹿ではアルピーヌで出走した平川が今回はハースに乗ります。
そして、レッドブルはフェルスタッペンに変えて岩佐が出走するという、1セッションに日本人が3名出走するという中々凄い構図です。
気温35.3℃、路面温度47℃で始まったこのセッション。
FP1なので何とも言えませんがザウバーの調子が良いのか?ボルトレートは途中ソフトタイヤで、S1S2を全体ベストを記録暫定トップタイムをマークしています。
10チーム中唯一ポイント獲得がないアルピーヌのガスリーが今回は良さそうです。
FP1を2位で終えています。

しかし今回もマクラーレンのノリスがトップタイムをマークし、優勝の本命と言える走りを見せています。

ベガノビッチは旧型のフロアを装着、ハミルトンに対しては新型フロアを装着しているようです。
新旧フロアの比較をしています。

ハミルトンも新型フロアが当たったのか?このセッションでは3位を記録しています。
FP1と予選では流石にスピードレンジが違い過ぎるものの、テストでは高速コーナーでリアから火花を散らしポーパシングしていたマシンでしたが、今回は見受けられませんでした。
オンボード映像を見ていても、カウンターの量が減っており、乗りづらさはかなり改善されたのではないでしょうか?

ウィリアムズのアルボンも4番手タイムを記録と調子が良さそうです。
アントネッリにトラブルがあったのか僅か3周しか走れずFP1を終えています。
とはいえ途中路面温度が50℃まで跳ね上がったので、あまり参考にしない方が良いセッションでした。
マクラーレンオンザレール、レッドブルはまたも初日苦戦
FP2は夜のセッションになります。
ここからはドライバーラインナップも全員レギュラードライバーとなっています。

基本ロングラン中心のプログラムとなっていますが、マクラーレンはこのセッションでも競争力を発揮。

一部コースアウトする一幕もありましたが、オンザレールの走りで1-2フィニッシュしています。
トップタイムのピアストリは3位ラッセルと0.5秒以上差を付けています、相当速い。

フェラーリはハミルトンが暫定トップに立つ、今回初走行のルクレールも全体4位のタイムを記録するなど、好調を予感させる走りです。

それでもマクラーレンとの差はまだ大木ですが、差は少しずつ確実に縮まってきているはずです。
RBハジャーがレッドブルフェルスタッペンを上回る番手タイムを記録。
RBのマシンは兎に角トラクションの掛かりがかなり良いです。
ストップ&ゴーサーキットのレイアウトには絶妙にマッチしています。
アストンマーティンは今回も串い展開になりそうです。
アロンソは走行中になんとハンドルを外してトラブルを対処しようとしていました。
それにしても酷かったのはレッドブル。

フェルタッペンはストレート走行中にマシンが跳ねると訴えていました。
角田に関しては、新品ソフトタイヤでトップピアストリに約1.5秒もの遅れ。
しかもこのアタックラップにはミスは見受けられなかったにも関わらずです。
ロングランのタイムも遅いというかなり厳しい状況です。
開幕前テストで何の情報を収集していたのか・・・
何かを試しているというのであればいいのですが、フェルスタッペンも同様に苦戦しています。
ブレーキングが兎に角難しいようです。
高速コーナーでは何とか対応できていたレッドブルのマシン、今年のマシンの課題は2023年同様低速域のパフォーマンスの様です。
あとストレートが遅いのは、リアウイングのレパートリーをケチっているからです。
サーキットに合わせてレパートリーを増やしましょう、予算制限はどうなるか知りませんが・・・
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