F1 2025第2戦中国GP決勝リポート、ピアストリ完勝、翼端板破損でフレキシブルが最大化!?

F1 2025シーズン

昨日のスプリントではクリーンエアーの利を活かして見事ハミルトンが移籍後初優勝。

予選ではフェラーリが振るわなかったものの、サスセッティングの変更がレースペースの向上に一役買っている。

セッティングの方向性が見えてきたのではないかと感じさせる一日でした。

予選ではマクラーレンがまたも下馬評通りの走りでピアストリがキャリア初ポールを決めました。

スプリントはオーバーテイクが少なかったですが、基本バックストレートでDRSを使ってのオーバーテイクは盛んなはずです。

決勝はタイヤ持ちの勝負です。

果たしてどうなるのか?

翼端破損でフレキシブル最大か?

気温27℃、路面温度34℃です。

ローソンは開幕戦に続きピットレーンスタートを選択。

殆どのドライバーはミディアムタイヤを選択。

ストロールとベアマン、ローソンはハードタイヤでのスタートとなりました。

レーススタート

NOR3→2、RUS2→3。

フェルスタッペンは2位から順位を大きく落とす。

VER2→5、HAM5→4、LEC6→5。

ハジャーもスタートで順位を落としてしまった。

HAD7→9

1コーナーでハミルトンとルクレールが絡む。

ルクレールの左翼端板は折れてしまった。

ボルトレートはいきなりピットへ。M→H

4周目アロンソがブレーキトラブルを訴えリタイア。

残念ながら2戦連続となってしまった。

11周目ガスリーがピットインです。ハードタイヤに交換(3.1秒)。

12周目角田がピットインです。ハードタイヤに交換(2.1秒)。

ドゥーハンもピットへ(2.7秒)、オコンも入ります(3.8秒)互いにハードタイヤを装着。

13周目アントネッリがピットインです。ハードタイヤに交換(2.7秒)14位に後退。

ハジャーも入ってきました、こちらもハードタイヤへ(3.0秒)。

14周目ハミルトンがピットインです。ハードタイヤに交換(2.4秒)4位→10位に。

フェルスタッペンも入ります、ハードタイヤへ(2.2秒)6位→12位へ、しかしすぐに1位に浮上。

ルクレールはフロントウイングの左翼端が壊れているにも関わらずペースが速いです。

ハミルトンに引けを取っていません。

翼端が折れたことでフレキシブルが最大化、ダウンフォースをそれほど損なわずに済んだことが要因と考えます。

15周目首位ピアストリがピットインです。ハードタイヤに交換(2.8秒)1位→4位。

ラッセルも入りました、ハードへ(2.4秒)3位→8位。

しかしこの周回でベアマンをオーバーテイク。

RUS8→7、BEA7→8。

16周目にノリスが入ってきました、ハードタイヤです(2.2秒)2位→5位に。

ルクレールもピットインです。ハードタイヤに交換、フロントウイングは・・・変えません!3位→10位。

ラッセルはハードタイヤで走り続けるストロールをオーバーテイク。

RUS4→3、STR3→4。

ルクレールはローソンをオーバーテイク。

LEC10→9、LAW9→10。

更にフェラーリの2台は7位を走るベアマンを抜きました。

HAM8→7、LEC9→8、LAW7→9。

フェルスタッペンがチームメイトローソンを抜きました。

VER11→10、LAW10→11。

18周目フェラーリの2台はサインツに標準を定めオーバーテイク。

HAM7→6、LEC8→7、SAI6→8。

そのサインツがピットインです。ハードタイヤに交換(2.7秒)18位に後退。

ラッセルとノリスの順位が入れ替わる。

RUS3→4、NOR4→3。

18周目フェラーリの2台はまたしても仕掛ける。

ストレートエンドでハミルトンはブレーキングでストロールを抜く。

ルクレールは詰まったものの、19周目の1コーナーでストロールをパスして見せた。

HAM6→5、LEC7→6、STR7→5。

19周目ハードスタート勢でローソンが最初にピットへ、ミディアムに。

ノリスはアルボンを抜きました。

そのアルボンはラッセルにも先行を許した。

NOR3→2、RUS、4→3、ALB2→4。

21周目アルボンがピットイン、ハードタイヤに交換(3.3秒)4→14。

路面は綺麗でグリップする分タイヤに掛かる負荷は高い、1ストップで持つのか?

マネジメントレース、RBまたしても戦略失敗。

翼端が折れてもレースペースの良いルクレール。

ハミルトンとルクレールの順位をスワップ。

HAM4→5、LEC5→4。

フェラーリは戦略を分けるつもりか?それともペースの良いルクレールをただ前に出しただけなのか?

25周目、7位争いをするベアマンとストロール。

ストレートエンドでベアマンがレイトブレーキングを仕掛けるも、ロックアップ。

ここでの順位の入れ替えは実現しなかった。

ルクレールは唯一36秒台のペースで走り続けます、これは速い。

27周目タイヤを傷めたベアマンがピットへ、ミディアムに交換(2.9秒)8位→18位。

31周目ローソンが2度目のピットイン、ハードタイヤに(2.5秒)17位→18位。

34周目ハジャーも2度目のピットイン、ハードタイヤに(2.5秒)11位→16位。

そのハジャーは次周ファステストラップ。

36周目に角田が2度目のピットイン、ハードタイヤに(2.3秒)8位→15位。

他はステイアウトしている、この選択は果たして・・・

37周目ハードタイヤを引っ張ったストロールが入ってきた、ミディアムへ。

順位は・・・7位から14位、角田の前に出た。

RBこれは大丈夫なのか!?。

38周目ハミルトンも2度目のピットイン、ハードタイヤに(2.3秒)5位→6位。

40周目14位ストロールがドゥーハンをパス。

STR14→13、DOO13→14。

ベアマンはガスリーをパス。

BEA11→10、GAS10→11。

ストロールはサインツをパス。

STR13→12、SAI12→13。

46周目、タイヤを履き替えペースを上げて走行していた角田はサインツの後ろに付く。

しかし1コーナー手前でまさかのフロントウイングが破損、接触したわけでもないのに・・・

これにより角田は泣く泣くピットイン、ミディアムに履き替えフロントウイングも交換。

5位走行中のフェルスタッペン、8秒以上あったルクレールとの差はみるみる縮まっていく。

51周目にはDRS圏内にまで入ってきた。

53周1コーナーでアウトに膨らむフェルスタッペン。

ルクレールはインを死守、しかし1コーナーを素早く立ち上がり2コーナーでフェルスタッペンがルクレールに並ぶ。

フェルスタッペンは何とルクレールを外からオーバーテイク。

VER5→4、LEC4→5。

56周目、ピアストリがトップチェッカー。

マクラーレン2勝目、ノリスにブレーキトラブルがありつつも余裕で今季初の1-2を決めました。

総括

今回のレースはピアストリが優勝しました。

ピアストリは初ポールの勢いそのままに余裕で優勝。

今回のマクラーレンにも終始ペースがありました。

ラッセルも手堅いレース運びで2戦連続3位表彰台です。

ルクレールは1周目で翼端板を折るも、フレキシブルが最大になったことが功を奏した。

途中までトップクラスのレースペースを展開、最後はペースを上げたフェルスタッペンに抜かれはしましたが、怪我の功名でした。

RBは一発の速さはあるのに、レースでは周りを見ずに自分たちがやりたい戦略を採ってしまう。

その結果周りは結局動かずに自分たちだけが順位を落としていたというオチ。

2戦連続というのは頂けませんね。

特に角田のフロントウイングは何もしていないのに壊れるという不運。

フロントウイングのフレキシブル規制はスペインからですが、この一件を受けて規制強化が早まる可能性は否定できません。

さあ、次は2週間後、いよいよ日本グランプリです。

F1が再び日本にやってきます。

昨日の予選もそうですが、パフォーマンスが拮抗しており、コンマ1秒を争う戦いは正にF1の醍醐味ともいえるのではないでしょうか?

この2週間、現地に行かれる皆さんは怪我や事故に十分に気を付けて過ごしましょう。(私もですが(笑))

そして現地鈴鹿で多くのF1ファンの方たちに会えることを楽しみにしています。

土曜セッションはこちらから。

F1 2025第2戦中国、スプリントレース・予選。ハミルトン初優勝、予選はピアストリが初ポール – アルボンノート

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