F1 2025第2戦中国GP、持ち込まれたパーツ確認と決勝の展望

F1 2025シーズン

先週の開幕オーストラリアは雨により荒れたレースを見事ノリスがものにした。

セーフティーカーにより、2位フェルスタッペンとの差が詰まり最終局面は接戦となりましたが、予選とレースペースともにマクラーレンは頭一つ抜けていました。

中国はパーマネントサーキットであり、オーストラリアとはまた違った展開が予想されます。

早速持ち込まれたアップデートパーツ確認と、週末の展開を予想していきたいと思います。

リアウイングのフレキシブル規制厳格化。

今年の開幕からリアウイングのスロットギャップの許容範囲が2mmとなっており、昨年の”ミニDRS”の規制を掛けて来ましたが、中国から0.75mmと厳格化されます。

写真を見て分かる通り、マクラーレンとフェラーリのリアウイングのスロットギャップが大きい。

この規制強化はこの2チームの為によるものだと考えられています。

以下は2025年F1技術規則第3条15項空力コンポーネントの柔軟性より引用

3.15.10 リアウィングフラップの柔軟性
RWフラップは、500Nの荷重を加えた時、水平方向に7mmを超えてたわんではならない。荷
重は平面Z=875において,車両中心面より50mm以内、およびその両側270mmの3点の
うちいずれか1点にかかる.荷重は、関連チームが用意する25mm幅のアダプタを使用して後方
方向に加えられる。
たわみは荷重軸に沿って測定され、同じYステーションでリアウィングメインプレーンの前方部分
と相対的に測定される。

3.15.15 リアウィングスロットギャップのたわみ量
油圧システムが作動し、DRSが展開した状態で、RV-RW-Profiles内の2つの要素
の間のギャップに球状のゲージが通過してはならない。ゲージは直径85mm+0.00/-0.0
5mmで、テスト中は30Nの荷重がかけられる。

上の3条15項15ではスロットギャップの負荷テストは30N=約3.06kgとなっています。

今後行われる負荷テストでは750N=約76.5kgに厳格化されます。

0.75mmという数字は暫定措置によるもので、次戦の日本GPからは許容範囲が0.5mmと更に厳格化される予定です。

しかしこのリアウイングのフレキシブルを厳格化したとしても、マクラーレンとフェラーリの優位性は差ほど揺るがないと考えています。

リアウイングセット

ではこれを踏まえてリアウイングのセットの確認をしていきましょう。

@albertfabrega

先述の通りスロットギャップが大きいとされているフェラーリとマクラーレン。

この写真ではマクラーレンのスロットギャップは確認できませんが、フェラーリのウイングにははっきりとスロットギャップがあることが確認できます。

全体的にミディアムロー仕様のリアウイングの様に見えます。

レッドブルはオーストラリアよりも若干立ててきたか?

フェラーリは前戦雨予報だったのですが、今回は雨予報は出ていませんのでレッドブルとは逆の若干ローダウンフォースにしてきたか。

特にメルセデスに関しては、前戦オーストラリアで使用してきたものと同じ仕様の様に見えます。

中国もストップ&ゴーサーキットなのですが、所々でダウンフォースが必要なコーナーが存在します。

モンツァの様に極限にダウンフォースを削る必要がある以外は、このようなV字型のロワフラップの形が主流でしょう。

翼端側のフラップを削り、中央部分の気流を失速させることで、より空力効率を求めることができます。

メルセデスもフェラーリとマクラーレンほどではありませんが、ロワフラップは緩やかなV字型の形をしています。

トップ4の中で唯一U字型を採用しているレッドブル。

ダウンフォース量こそは多いものの、その分ドラッギーになります。

オーストラリアでは雨だった分その仕様で助かったものの、ストレートの長いサーキットでは最高速が伸びず厳しくなるでしょう。

今年もアッパーフラップ中央を削った形を採っていますが、これで稼げるストレートスピードは微々たるものでしょう。

@albertfabrega

中団勢のリアウイング仕様を見ていきましょう。

完全に中団から抜け出しているウィリアムズ。

トップ4と同様にミディアムローダウンフォース仕様のリアウイングを採用しています。

マクラーレンを模倣したこのチームのマシンのターンインは鋭い。

リアの安定感もディフューザーの再設計によってましたので、リアウイングを削っても大丈夫だというのが今年のウィリアムズのマシンです。

アップデートが少ない前半戦で如何に大量ポイントを重ねられるかが勝負です。

隣のハースはトップ4やウィリアムズ以上にフラップを削ったローダウンフォース仕様です。

接続型ノーズの採用により、ターンインが鈍感なのが今年のハースのマシンです。

ただでさえフロントの入りが良くないのにリアまで削って大丈夫なのか?というのが私の感想です。

アルピーヌとアストンはミディアムロー仕様。

アルピーヌはフロントの入りは悪くないのですが、アストンに関しては・・・

酷いどアンダーが出てしまう、下手をしたらパフォーマンスにおいて最下位の可能性があるマシン。

先週のオーストラリアではストロールが荒れたレースをものにして6位に入賞していますが、メカニカルグリップが求められる低速コーナーではそうはいかないでしょう。

ルーキーには2戦続けて厳しい週末

第2戦目にして早速スプリントフォーマットによる週末を迎えます。

ルーキーにとっては先週の雨の開幕に引き続き、スプリントと厳しい週末が予想されます。

フリー走行が1回しかないスプリントフォーマット。

ましてや上海インターナショナルサーキットはF1以外での使用頻度は少なく、路面が汚れているので、たった一回のフリー走行でマシンの評価をするのは難しいところ。

その分トラックエボリューションはオーストラリア同様高いです。

その為予選は後出しが有利ですのですが、各チーム同様の事を考えているのでコースインさせるタイミングは引き続き重要です。

しかし、マクラーレン・メルセデス・レッドブル・アストンの4チームは、輸送機の遅延によって準備が大幅に遅れています。

これによって影響が出なければいいのですが・・・

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