中国GPの開幕です。
第2戦目にして早速スプリントフォーマットの週末ということで、ルーキーたちにとっては開幕に続き厳しい戦いが予想されます。
それに加え、マクラーレン・メルセデス・レッドブル・アストンの4チームは輸送機の遅延によって準備に遅れが生じている。
これによってカーフューが適用されましたが、これによる影響はあったのだろうか?
マクラーレンVSフェラーリ再びか?
スプリントフォーマットの為フリー走行はたったの一回のみ。
この一回のみのフリー走行で、マシンを合わせていかなければならない。
その為、ルーキーはサーキットによっては未経験のサーキットも当然存在しているため、経験値の少ないドライバーにとってはどうしても厳しくなってしまうのです。
ましてや走り始めの路面状態が良くない中国では、先ずは走り込んで路面を綺麗にすることから始まるので、実際にデータを取りながら走行する時間がほぼ無いに等しい状態です。
セッション序盤からマシンがどんどんコースインしていきます。
トラックエボリューションが強力な為タイムはどんどん向上していきます。
このセッションのトップタイムはノリスです。
マクラーレンはこのコースでもターンインは鋭く安定しています。
マクラーレンの両ドライバーはアタックラップで割とミスを犯しているにも関わらず、2位ルクレールに対して0.445秒差を付けています。

3位ピアストリの後ろにはハミルトンが付きました。
ターンインのフェラーリか、立ち上がりのマクラーレンか?
ノリスが抜けているとはいえこの2強が再び激突することになるでしょう。
マクラーレンとフェラーリはリアウイングのスロットギャップが厳格化の影響は殆どなさそうです。

一方新仕様のパーツが与えられたローソンは前戦に続き心配になる出だしです。

ドゥーハンはセッション中に赤旗を出してしまいました。
シーズン最初のスプリントシュートアウト
今シーズン最初のスプリントシュートアウトです。
トラックエボリューションは抜群に良いので、マシンを出ていかせるタイミングが重要です。
SQ1
12分のSQ1がスタート。
フェラーリとマクラーレンはフリー走行の勢いそのままに。
ハミルトンが1分32秒で暫定トップ。
ルクレールはハミルトンの0.01秒落ちで続く。
ノリスは0.019秒落ちで3番手、しかし後から来たピアストリはハミルトンのタイムを0.5秒も更新。
その後アロンソが0.4秒落ちで暫定2位につける。
ラッセルとフェルスタッペンのタイムが伸びない。
サインツはラストアタックで9番手に、その後ハジャーが暫定5番手につけてきた。
ラストアタックは強烈なタイム更新合戦。
ルクレールはタイムを更新し暫定2番手、チームメイトのハミルトンがトップタイム!
オコンはラストアタックが伸びず18番手が確定。
フリー走行で苦戦のローソンはまさかの最下位。
SQ1ではローソン・ヒュルケンベルグ・オコン・アルピーヌ2人の5名が敗退。
予選におけるフェラーリ・マクラーレン・メルセデス+フェルスタッペンの構図は暫く続きそうです。
SQ2
フェルスタッペンが1分31秒5。
しかしノリスが約0.37秒上回りいとも簡単にタイムを更新していく。
ピアストリは1分31秒3。
フェラーリとメルセデスは両ドライバーともトップのノリスから0.9秒落ちと大きく離される。
ラストアタック、ハジャーはコースインもアタックをしない。

後ろからくる角田の為にトウを与える役割の様です。
これによって角田は暫定4位のタイム。
ハミルトンのラストアタックはノリスから0.21秒落ちの3位、ルクレールはフェルスタッペンのタイムを上回れず5位もSQ3進出を決めた。

サインツはラストアタックも振るわず13位。
チームメイトアルボンはルクレールのタイムを上回り暫定5位。
ラッセルのラストアタックはノリスの0.172秒落ちの2位。
SQ2ではハジャー・ボルトレート・サインツ・ベアマン・アロンソの5名が敗退。
角田はハジャーのトウに救われた結果となりました。
SQ3
マクラーレンの2台がコースイン。
ピアストリ1分30秒9、ノリス1分31秒393、意外とタイムが伸びない。
ミスが出ていたようです。
ラッセル1分30秒169
ハミルトンがトップタイム更新1分30秒849、ルクレールは0.208秒落ちの暫定3位。
マクラーレンはファーストアタック直後に続けてアタック。
ピアストリはタイム更新ならず、ノリスはピットへ戻ってしまった。
1回のアタックに賭けるフェルスタッペン。
渾身のアタックはハミルトンから僅か0.018秒落ちの2位!
ハミルトンがまさかの移籍2戦目でスプリント初ポール。
今年の予選は力が拮抗しており、予測が最早不可能です。
ハミルトン、2戦目にしてポール獲得。

今シーズン最初のスプリントシュートアウトはハミルトンが制しました。
ハミルトンがスプリント予選とは言えまさかの2戦目でポール。
今年のポール争いは全く読めません。

リアウイングレパートリーを持たないレッドブルは苦戦を予想していましたが、フェルスタッペンがハミルトンから僅か0.018秒落ちの2番手。
ダントツの1-2予想だったマクラーレンはピアストリ3位、ノリス6位と周囲の期待を裏切る結果。
角田はSQ2でハジャーのチームプレーに救われ10位。
このチャンスを逃さなかった角田はSQ3で8位に付けた。
しかしブルズのマシンはフリー走行においてストレートスピードが全チーム中最下位。
一つ後ろにストレートが速いウィリアムズのアルボンがいるというのが何とも嫌らしいところです。
ロングストレートを持つ中国では、ポールという位置はあってないようなもの。
ストレートでDRS圏内に付かれないようにするためにはやはりターンイン。
そのたーを実現するためにはタイヤを機能させること、これも当然の話ですがサスペンションの出来がタイヤの持ちと機能を左右することになるはずです。
マクラーレンのサスペンション機構はトラックロッドの位置変更によってそれが抜群に機能している。
元々タイヤに易しかったフェラーリは、フロントサスの仕様変更がタイヤの持ちにどのような影響を与えていくのでしょうか?
木曜日のマシン確認はこちらから。
コメント