F1第18戦シンガポールGP決勝リポート。ノリスやっぱり強かった、圧倒して3勝目

F1 2024シーズン

土曜日の予選セッションは見事下馬評通りマクラーレンのノリスがポールポジションを獲得。

レースペースも良いので決勝も圧倒したいところ。

メカニカルグリップの改善で2位に入ったフェルスタッペンは7戦ぶりの優勝を狙いたい。

そのためにはホールショットを決めて優位に立ちたい。

フリーが良かっただけにQ3でミスが連発し残念な結果に終わったフェラーリ。

こちらもスタートを決めて、抜けないコースではあるもののレースペースの良さを活かし一つでも上の順位を狙いたい。

ノリスがスタートを決めて突き放す

殆どのドライバーはミディアムタイヤを選択。

ハミルトンとリカルドはソフトスタート。

マグヌッセン・ストロール・ザウバーの2台はハードタイヤでスタートとなります。

スタートの蹴りだしがあまりよくないノリス、今回は決められるか?

レーススタート。

ノリス今回は良いスタート、トップの座は守った。

後方は荒れている、角田はまたしてもスタート失敗。

10位スタートのルクレールは8位に。

ピアストリはヒュルケンベルグといきなり5位の奪い合い。

後方の混乱に乗じて抜けてきたのは何とコラピントです。

12位スタートから一気に9位まで順位を上げる。

1ストップが予想されるので、全車タイヤマネジメントをしタイヤを労わります。

11周目にリカルドが動く、ピットイン。

装着されたタイヤは何とミディアム!?(3.5秒)。

RBの戦略は一体何を意図しているのか?このまま走り切る訳でもあるまいし・・・

12周目にアルボンがピットインしハードタイヤに。

14周目にサインツがピットイン、こちらもハードタイヤ(2.6秒)。

16周目、アルボンが突如スローダウン、再びピットに戻りリタイアとなりました。

18周目にハミルトンがピットイン、ハードタイヤへ(2.5秒)順位は13位に後退。

20周目、サインツは周をオーバーテイク16位に浮上。

ハミルトンは12位のマグヌッセンをオーバーテイク。

5位争いはヒュルケンベルグ・アロンソ・ルクレールの3名がトレインを形成。

レースペースの良いフェラーリはアロンソに詰まっているなら早めの決断をすべきです。

21周目サインツはストロールも抜き15位に浮上。

フェラーリ、ハードのペースが良いです、36秒後半をコンスタントに記録しています。

22周目ハミルトンは11位オコンをオーバーテイク。

26周目アロンソがトレインを抜けピットインしハードに交換(2.6秒)。

先に動きたかったルクレール、ステイアウトの決断や如何に?

ピットストップのタイミングが勝負を分けた

レースは中盤に突入、まだピットに入っていないドライバーも多数います。

28周目にストロールがピットイン、ハードタイヤに(2.6秒)、19位に後退。

29周目にラッセルがピットインしハードに交換(2.2秒)順位は8位に後退。

ルクレールは前にいたアロンソがいなくなりペースアップ。

4位走行中のヒュルケンベルグをオーバーテイク。

ペースを上げないとピットインの際に、アロンソはおろかチームメイトサインツの後ろで出ることになってしまいますので。

この周回にペレㇲもピットインしハードタイヤに交換(2.2秒)順位は14位に。

ハードスタートのマグヌッセンもピットイン、ミディアムに交換です(2.9秒)。

ノリスが突如41秒台という遅いタイムを記録、トラブルか?

どうやらブレーキをロックさせてしまいウォールにマシンを軽くタッチさせていました。

フロントウイングの影響が心配されましたがどうやら問題ないようです。

30周目にヒュルケンベルグがピットイン、ハードタイヤへ(3.0秒)。

コラピントもピットインしハードタイヤへ(2.8秒)、オコンも入りハードへ(2.5秒)。

フェルスタッペンがピットインしハードに交換(2.2秒)。

しかしコースアウトの際ルクレールに前を行かれてしまい4位に。

次周直ぐ抜き返しましたが、不満たらたらのフェルスタッペンでした。

31周目に首位ノリスがピットイン、ハードタイヤに交換しトップのままコースへ戻る。

大半のドライバーはピットインしましたが、ルクレールと角田は未だピットインしない。

特に角田はペースが落ちてきている、いつになったら入るんだ!?

34周目に漸く角田がピットインしました。

タイヤチョイスはまさかのソフトです(2.7秒)このタイヤで持つのか?

ラッセルが背後に迫ってきているルクレールは未だステイアウトを選択。

37周目に漸くピットに入った、こちらはハードを選択(2.2秒)これにより8位に後退。

前にはアロンソとチームメイトのサインツ。

40周目にピアストリがピットインしハードに交換(2.2秒)5位に後退。

41周目でピアストリはハミルトンを抜き4位に。

ルクレ―ルもアロンソを抜き7位に浮上です。

ルクレールはフレッシュタイヤで激走、ノリスは余裕の走り

42周目角田とリカルドの順位が入れ替わる、角田は12位に。

フレッシュなタイヤでルクレールは激走、ファステストラップを刻み続けます。

43周目にはサインツに追いつき、6位に順位を上げます。

同じくフレッシュなタイヤを履くピアストリも35秒台のタイムを連発。

45周目にラッセルに追いつき3位を奪取します。

49周目にノリスがファステストを記録34秒9、まだまだ余裕を感じさせる走りです。

サインツを抜き7秒以上先にいる5位ハミルトンに追いつきたいルクレールは依然としてハイペースでの走行を続けます。

50周目に遂にハミルトンを捉え5位浮上です。

更に6秒以上先にいる4位ラッセルも捉えたいルクレール、更にプッシュします。

51周目、マグヌッセンの左リアタイヤがパンク。

再びピットに戻ることに。

ラッセルを1秒近く速いペースで差を詰めるルクレール。

58周目にDRS圏内まで追いついた。

DRSを使うも中々抜けないルクレール、コーナーの立ち上がりで少しラッセルに離される。

60周目マグヌッセンは結局リタイア。

リカルドはチーム側からの指示でピットインしソフトに交換。

ノリスのファステストラップを潰すということです。

次周リカルドは見事ファステストラップを獲得。

ファイナルラップ、ノリスが決勝も圧倒し3勝目。

ルクレールは最後までラッセルを抜けなかった。

マクラーレンの為のレース

今回のレースはノリスが勝利しました。

惜しくもファステストはリカルドに取られてしまいましたが、全周回ラップリーダーだったためハットトリックを達成です。

フリー走行から決勝まで終始速かったマクラーレン、今週はマクラーレンの為のレースだったと言っても過言ではありません。

フェルスタッペンに優勝を諦めさせるほどのペースの良さも見事でした。

見立て通り決勝のレースペースが良かったフェラーリ。

ここまで良く巻き返したと思いますが納得のできる順位ではないと思います。

本当に予選さえしっかりしていれば・・・

RBはスタートが全てでした。

角田はコラピントに詰め寄っていたとは言えタイヤ戦略は相変わらず理解ができません。

リカルドはこれがラストランになってしまうのか!?

このレースが終了後今度は一ヶ月間レースがありません。

次回は10月下旬のアメリカGPです。

この一ヶ月でどこまでマシンの戦闘力を上げてこれるかがチャンピオンシップ争いにおいて非常に重要な意味を持ちます。

土曜セッションはこちらから

F1第18戦シンガポールGP FP3・予選。フェラーリ大誤算、ノリスが下馬評通りポール獲得 – アルボンノート (albonnote.com)

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