F1第17戦アゼルバイジャンGP決勝リポート。ルクレールまた勝てず・・・最後の最後に波乱。

F1 2024シーズン

土曜の予選セッションはルクレールが圧巻の4年連続ポール。

レースペーㇲも悪くないが、それ以上にマクラーレンのペースが良い。

しかしアゼルバイジャンでは一度も勝てていないので、いい加減勝ちたいところ。

今週はレッドブルのペレスがフェルスタッペン以上に調子が良い。

久しぶりの表彰台に期待がかかります。

予選13番手だったガスリーに燃料の規定違反が見つかり失格です。

ルクレール順調な」滑り出し、角田は・・・

アゼルバイジャンはミディアム→ハードもしくはハード→ミディアムの1ストップが基本です。

殆どのドライバーはスタートタイヤにミディアムタイヤを選択。

ノリス・アルボン・リカルド・ガスリー・周・オコンはハードタイヤを選択です。

ハミルトンはパワーユニット交換によりピットスタートです。

このコースの1コーナーも接触が多いので気を付けたいところ。

レーススタート、ルクレールが良いスタートを切った。

ホールショットを決めたのはルクレールです。

フェルスタッペンはラッセルを抜き5番手に上昇。

ノリスもスタートを決めて16位から12位へジャンプアップです。

角田とストロールが接触。

角田は右サイドポッドに大きな穴が開いてしまいました。

ストロールは左フロントタイヤをパンクさせてしまいました。

これによりストロールはピットインを余儀なくされます、ハードタイヤに交換です。

7周目ルクレールはピアストリをどんどん突き離す。

セクター1・2は最速タイムを記録しています。

ノリスは11位から10位に、ベアマンは11位に降格。

10周目ヒュルケンベルグとベアマンの順位をスワップ。

ヒュルケンベルグは11位にベアマンは12位。

11周目コラピントはハードタイヤに交換(2.7秒)。

12周目にはアロンソがピットイン、ハードタイヤに(2.5秒)14位に後退。

ボッタスもここでピットイン、こちらもハードタイヤです(2.3秒)

13周目にはフェルスタッペンとラッセルがピットイン、お互いにハードタイヤです(フェルスタッペン3.1秒)

ハミルトンもピットインです、ハードタイヤに交換(3.6秒)

接触でマシンが壊れた影響により後退している角田もハードタイヤに。

14周目ペレスもハードタイヤに交換です(2.6秒)。

ピットイン委により10位に後退したフェルスタッペンはリカルドを抜き9位に。

15周目にベアマンがピットインしハードタイヤに(3.1秒)。

ラッセルがガスリーを抜き9位に浮上です。

15周目角田はイタリアに続いてリタイアです。

16周目にピアストリがピットインしハードタイヤに交換。

ヒュルケンベルグも同じ周回にピットインしハードに交換。

17周目にルクレールがピットイン、ハードに交換もスローストップとなってしまった。

何とかアルボンの前でピットアウト。

まだタイヤ交換をしていないアルボンが後ろのピアストリを抑えてくれるか?

18周目サインツがピットイン、ハードタイヤに、6位に後退です。

ピアストリを抑え続けていたアルボンですが、ストレートでオーバーテイクを許してしまいます。

アルボンは3位後退です。

ルクレールはピットインのもたつきによる影響が出なければいいのですが・・・

ルクレール、一瞬の隙を突かれる・・・

ミディアムスタート勢のタイヤ交換は全て終わり、後は完走するのみ。

未だにタイヤ未交換のアルボンはペレスにオーバーテイクを許し4位後退。

20周目ルクレールの背後に付いたピアストリはホームストレートでDRSを使用。

1コーナーに突入、ルクレールはインを開けている。

ピアストリはすかさずレイトブレーキング。

一瞬の隙を逃さなかったピアストリはルクレールのオーバーテイクに成功。

しかしルクレールも離されずに食い下がる。

ここから27周に渡って差が1秒以内のバトルが始まります。

今回は調子の良いペレス、ノリスとルクレールの三名による三つ巴の首位争いです。

22周目コラピントはガスリーをオーバーテイクし10位に浮上。

23周目サインツは未だタイヤ交換を終えていないノリスを抜き5位に浮上。

更に次周でサインツはアルボンもオーバーテイクし4位まで順位を上げます。

首位ピアストリを追いながらも後方にはペレスが1秒圏内に迫ってきているルクレール。

一瞬の隙も許されない状況です。

その後方ではノリスとフェルスタッペンによるチャンピオン候補同士が激しく争っています。

26周目ヒュルケンベルグはガスリーを抜き11位に浮上です。

27周目首位争いを続けるペレスがDRS圏外に外れます。

しかし前方でバトルが続けば1秒以内には戻ってこれそうな状況です。

セクター1・2が速いマクラーレン、対してセクター3のストレート区間で取り返してくるフェラーリ。

ルクレールはピアストリに付いていき後ろからプレッシャーを与え続けます。

32周目、ハードタイヤが限界にきたアルボンがピットインしミディアムに交換、10位に降格です。

34周目にノリスがフェルスタッペンを抜いた、6位に浮上。

ハードタイヤでバトルを続けてきたノリスですが、38周目にピットインしミディアムに交換。

アルボンはヒュルケンベルグを抜き9位に浮上。

新品のミディアムタイヤで猛プッシュを続けるノリスは40周目にファステストラップを記録。

前にいるフェルスタッペンを再び追います。

レースは終盤に突入、まさかあんなことが起こるとは・・・

最後の最後でアクシデント、市街地コースの怖さ

未だ1秒圏内でのバトルが続くルクレールとピアストリ。

コーナーでリアを滑らせればルクレールがすぐ背後に付き、ホームストレートでDRSを使い近づく。

しかしピアストリは1コーナー突入寸前でインを締め、ルクレールにスペースを与えさせません。

猛プッシュを続けてきたルクレールは47周目に遂にDRS圏内を外れてしまう。

リアタイヤが限界に達してしまいました。

ピアストリとの差は広がっていく一方、今度は背後からペレスが迫ります。

ペレスにDRS圏内に付かれ1コーナーで抜きにかかろうとするペレス。

しかしルクレール今度はしっかりとインを締めてポジションを守ります。

49周目、こちらも猛プッシュを続けてきたノリス。

フェルスタッペンの背後に付きDRS使用、再び6位を取り返しました。

50周目ピアストリはもう安全圏内。

後方でバトルが続くルクレール、ペレスはDRSを使いアウト側から再びオーバーテイクを試みる。

ルクレールはインを死守、ペレスは避けるためにアウト側に膨らむ。

ルクレールは2位を守り切った。

そのペレスの背後にもう一台のフェラーリ、サインツが迫る。

ペレスは膨らんだ影響でサインツに3位を開け渡してしまう。

そのサインツはルクレールの2位の座を狙おうとしている。

しかしこれはルクレールがインを締めそのまま逃げる。

2コーナーをクリア、再び横並びになり3位を取り返そうとするペレス。

両者距離が近い、ホイールトゥホイール。

なんとペレスの右フロントタイヤがサインツの左リアタイヤに引っ掛かりサインツのマシンが大きくバランを崩す。

両者そのままの勢いでウォールにクラッシュ、とんでもない形でレースは幕切れとなりました。

直後にバーチャル・セーフティーカーが導入。

ピアストリはバーチャルセーフティーカーが発動したままトップチェッカー

今シーズン2勝目、ルクレールまたしても勝てず。

ピアストリ実力で獲った2勝目

今回のレースはピアストリが勝利しました。

前回のハンガリーの初優勝は譲ってもらった形でしたが、今回はルクレールを27周に渡り抑えきっての完全な実力での勝利。

20周目のインを突いてのオーバーテイクはとても2年目のドライバーとは思えない肝の据わり方です。

マクラーレンはコーナーがフェラーリより速く、DRS圏内に入られてもギリギリで逃げ切れる状況を作れていたのが大きいです。

ルクレールは4年連続ポールもまたしても勝てず。

ピットインでのもたつきも要因の一つと考えますが、それ以上にインをガラ空きにしてしまったことが全てだと思います。

プッシュし続けなければいけなかった結果、ピアストリより1周若いハードタイヤを先に潰してしまった。

コーナーのパフォーマンスを考えるといつかはピアストリに抜かれていたかも知れませんが、あの時順位を守っていればもう少し違った結果が期待できたはず。

サインツとペレスは最後の最後で勿体ないことをしてしまいました。

ペレスも今回は表彰台に乗れそうだったということだけに無理をしてしまったのかもしれませんが、マシンを壊してリタイアでは元も子もありません。

その結果ノリスが4位まで繰り上がって、マクラーレンにコンストラクターポイント逆転を許すこととなってしまいました。

ラッセルも漁夫の利で3位表彰台獲得です。

コラピントとベアマンもポイント獲得、最後の最後まで代走とは思えないレースをしてくれました。

フェルスタッペンはバーチャルセーフティーカー発動中に前走車を追い抜いたとして審議されています。

昨シーズンはあれほど圧倒していたレッドブルも今では見る影もなく、他のチームの躍進によってレースが更に面白くなっていました。

来週はシンガポールGP、この先も目が離せないレースが続いていきます。

土曜セッションはこちらから

F1第17戦アゼルバイジャンGP FP3・予選。ノリス痛いQ1敗退、ルクレール連勝に向け前進! – アルボンノート (albonnote.com)

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