F1日本グランプリも4日目を迎えました。
FP3の後はいよいよポールポジションを決める予選が待っています。
金曜セッションはFP2で類を見ない4度の赤旗中断。
新人ドライバーにとってはまたも試練になりそうな予感がします。
FP3最後のフリー走行、各チームはどのように取り組んでくるのでしょうか?
今日は本当に土曜日なのか?
今日も4時20分に起き支度をし、いつもの5時半の始発に・・・

と思ったのですが、既に駅のホームには行列ができています。
この時点で何か嫌な予感がしました・・・
6時17分白子駅到着。
しかし4日目ともなると私の体の疲れもピークに、ぶっ壊れそうです(笑)。
流石に今日は歩きではなく、バスでサーキットまで行きます。

サーキットはまだ7時前だというのに凄まじい行列ができています。
私の記憶上、このくらい並ぶのは日曜の決勝レースの時の筈ですが・・・
何故なのか、よくよく考えてみると今日の午前中のドライバーステージで角田が登場するからでした。
何となく納得です。
私は遠目から見れれば良いかな、と。
ゲートオープンの8時と同時に凄い勢いでお客さんたちがなだれ込んでいきます。
サポートレースのデータは十分取れたし少し時間がある・・・
そこでいつもは日曜の決勝にやっているドライバーの入り待ちを今日やることにしました。

丁度チームスタッフも会場入りしてきました。


各チームスタッフが続々と会場入りしてきます。
チームスタッフは続々と入ってきましたが、肝心のドライバーたちがまだ入ってきていません。
そんなこんなで暫く待っていると・・・

アストンマーティンDBXが入ってきました。
恐らくこの車にチーム代表のアンディ・コーウェルが乗っていると思われます。

ハジャーが入ってきました。


他にもドライバーが乗っているであろうシビックが入ってきましたが、どこに誰が乗っているのかいまいち分かりません。
シビックの前にヒュルケンベルグらしきドライバーが乗ったアウディが入ってきましたが、撮りそびれてしまいました。


アルピーヌもドライバーを乗せて入ってきたように思い撮りはしましたが・・・
有識者の方がいらっしゃいましたら、誰がどの車に乗っていたか教えていただけるとありがたいです。
長い時間入り待ちし、そろそろドライバーステージも始まるので切り上げようと思っていた所・・・

なんとルクレールが会場入りしてきました。
昨年と同じシルバーに黄色のラインが入った296に乗ってきました。
お目当てのドライバーが来てくれてラッキーです。

その後すぐにハミルトンが入ってきてくれました。
お目当てのチームが入ってきてくれたので、直ぐにドライバーステージに移動です。

ドライバーステージを待つお客さんたちです。
凄まじい人の数です。
写真には写っていませんが、この行列は屋台の手前まで伸びています。
昨年の日曜日でもこんなことは無かったです、本当に土曜日なのだろうか?

レッドブルのステージの様子です。
角田に対する声援が凄まじいです。
終了後フェラーリのドライバーステージですが、運よく譲って下さるという方がいらっしゃったのでご厚意に甘えることに。

フェラーリドライバーの登場です。
こちらも人気が凄まじいです。
やはりルクレールは格好いいです。

未だにフェラーリのウェアを着たハミルトンが目の前にいるということが信じられません。
トークショー終了後に自分の席につきFP3観戦の準備です。
最後のフリー走行はどういった形で進んでいくのでしょうか?
今日も燃えた芝生
金曜のFP2では芝生が燃え2度の赤旗が出てしまいました。
マーシャルさんたちが機能の夜中に芝を刈ってくれたみたいです。
マーシャルさんたちには本当に頭が下がります。
その努力が報われて欲しいところですが、開始約8分でまた芝生が燃えてしまいました。
残り45分でセッションは再開。
今回も1~2コーナーのタイム計測に取り掛かります。
チーム、ドライバーによってプログラムは分かれています。

マクラーレンの一発のタイムが凄まじく速いです。
マクラーレンは2コーナーの立ち上がりの早さが他のチームのマシンに比べても群を抜いて速いです。
1~2コーナーのミニセクターのトップタイムはノリスで5.41次いでピアストリが5.43。
予選でも圧倒的なタイムでポールを獲りそうだと予感させるパフォーマンスでした。
次いで速かったのがフェルスタッペンの5.50。
フェルスタッペンは昨日のS字区間の計測で異常なアクセルワークで凄まじいタイムを記録。
フェラーリのルクレールも5.59を記録するなど、トップチームは5.6を切ることになりそうです。
トップチームの中ではアントネッリが徹底してロングランを行っていました。

中団チームの分析です。
ハースは両ドライバーともロングランが中心です。
オコンが記録した1~2コーナーのアタックタイムは5.84とトップに比べてかけ離れてしまっています。
やはりフロントの入りが悪そうです。
ウィリアムズは最初にアタックラップ、後半にロングラン。
アルボンが5.72を記録、好調ウィリアムズでもトップには届かないか。
サインツはアルボンのタイムに対して全体的に少し遅れています。

FP3を総括すると、やはり全体的なコーナリングのパフォーマンスはマクラーレンが群を抜いています。
フェラーリもターンインでマクラーレンをリードするも立ち上がりの不安定さで大きく離されてしまっています。
レッドブルはフェルスタッペンの一発のタイムが目立ちますが、ロングランでマクラーレンについていけるかどうか?
中団のトップ争いはウィリアムズ対RBの縮図で間違いないでしょう。
熾烈な予選、トップ3が歴史を塗り替える!
最後のフリー走行が終了しいよいよ予選が始まります。
その前にフェラーリチャレンジのレース1。

小山選手は結局他を寄せ付けず圧巻のポールトゥウィンを達成。
絶対にF1を邪魔してはならないというプレッシャーに打ち勝ったドライバーに拍手です。
フェラーリチャレンジ終了後に予選開始。
気温は15℃、路面温度は37℃でスタートします。
ポールを獲るのは下馬評通りマクラーレンか、それとも三年連続ポール獲得中のフェルスタッペンか。
フェラーリ。メルセデスもチャンスを伺える位置にいます。
Q1
ストロールが全然遅いです、20人のうち唯一の1分29秒台でQ1敗退が確定。
フリー走行をろくに走れていないドゥーハンは案の定タイムが出せず19番手が確定。
Q1ではピアストリが1分27秒687でトップタイムを記録。
20人中9人が昨年のポールタイム1分28秒197を破るという凄まじい速さ。

ローソンはラストアタックでギリギリQ1突破を決める。
角田とフェルスタッペンは0.02秒差しか離れていません。
角田のQ2にも期待が持てそうでした。
Q1敗退はストロール・ドゥーハン・オコン・ボルトレート・ヒュルケンベルグの5名。
オコンはベアマンに負けてしまいました。
Q2
セッション残り約8分で四度目の芝生火災によって赤旗です。
ラストアタックに賭ける角田、しかしアウトラップ中に前にいるアントネッリに詰まってしまいタイヤの熱入れに失敗。
1コーナーでエイペックスに付けずに、2コーナーで挙動を乱しリアがふらついてしまう。
セクター2のスプーン出口で少し膨らみタイムロス。
ラストアタックのタイムは1分28秒ジャスト、しかし暫定11。
この時点でQ2敗退が確定。
角田と交代でRBに降格したローソンは1分27秒906で角田を上回ってきた。
このセッションのトップタイムはノリスで1分27秒146とベッテルの持つコースレコードにかなり迫った。
この時点で昨年のポールラップよりも1秒以上も速い。
今年のマシンは一体どうなっているんだ!?
ラッセルが1分27秒400と大きく離されながら2位。
フェルスタッペンが27秒502で3番手に入った。
ピアストリは27秒506と僅かにフェルスタッペンを下回ってしまった。
ルクレールが27秒555と上位5名が27.5秒台でQ3突破を決めた。
Q2は角田・ローソン・アロンソ・サインツ・ガスリーの5名。
アントネッリ7位、ベアマン8位、ハジャー9位新人3人がQ3を決めた。
今年の新人はレベルが高いです。
Q3
いよいよ予選も最終局面。
ノリスのQ2で出したトップタイム、何かが起きると感じさせます。

先ずはピアストリが見せます。
ファーストアタックで1分27秒052といきなりベッテルのコースレコードを破った!
ノリスはファーストアタック27秒4と思ったほど伸びない。
ピアストリのタイムを更新することができないまま終盤、最後のアタックに賭けます。

そのノリスがラストアタックでピアストリのタイムを上回る。
そのタイムは何と1分26秒995!
これは流石にもう決まりだろう、と
しかしその後ろからルクレールとフェルスタッペンがラストアタック。
両者凄まじいスピードでアタックをします。
ルクレールは1分27秒299、4番手で予選を終えた。
フェルスタッペンのアタックは続いている、しかしセクター2の時点でトップのノリスより0.083遅い。
これは決まりか・・・
セクター3、レッドブルのマシンにとって苦手なシケインを通過。
ホームストレートに帰ってくる、タイムは・・・
何と1分26秒983!!
セクター3で0.1秒縮めて大逆転ポール!
ピアストリのラストアタックは自己ベスト更新もフェルスタッペンに0.044足りず3位。
3度も更新されたコースレーコードに会場は大歓声。
私も思わずええ・・・となりました。
まさかこのレギュレーションのマシンでコースレコードが塗り替えられると思っていなかったのですから・・・

ハジャーも7番手に入りハミルトンを食ってしまった。
新人の大健闘とコースレコード更新といった、衝撃の予選はこれにて終了。
鈴鹿で過ご最後の夜。
予選を終えGPスクエアに出ると何故かメキシコのファン達が盛り上がっていました。

もうペレスはいないんですよ・・・でも彼らはその代わりに角田を応援しているようです。
それにしてもなんて元気なファン達なのでしょう。
疲れがピークに達していますが、こちらまで元気を貰えます。
この後はナイトピットウォークに参加。
待機列もかなりの長蛇の列でした。
列が動き出すころにはすっかり暗くなっていました。

待機中に撮った桜とライトアップされた観覧車です。
春開催になったからこそ撮れる一枚です。

FIAの面々は夜遅くまで仕事をしています。

こちらは車検場、F1の予選やレース終了後等にマシンがこちらに運ばれてきます。

表彰台もライトアップされています。

ガレージにはパルクフェルメルールに従いマシンにシートがかけられています。
チームによってはスタッフが数人残っている程度、各チーム後は決勝を残すのみという雰囲気が出ています。


最後はストレートを歩いてナイトピットウォークを後にしました。
この楽しい日本グランプリがあと一日で終わってしまうなんて考えたくありませんでした。
データは十分すぎるほど取れたので、最終日は純粋に一人のF1ファンとしてレースを楽しもう。
そう思い会場を後にするのでした。
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