鈴鹿でF1観戦してきました。F1日本GP2024旅行記-一日目(水曜日)-

現地観戦

4月5日~7日に行われたF1日本GPを観戦してきました。

結果は言うまでも無くマックス・フェルスタッペンの独走、レッドブルが1-2体勢で圧勝しました。

初日のフリー走行から分かり切ってはいましたが、こうも圧倒的に差を付けられてしまうと成す術無し、というところです。

予選ペースも速く決勝もペースが落ちない、日本GPでは最早隙がありませんでした。

・・・それにしてもあっという間に過ぎてしまったグランプリウィーク。

初の春開催に賛否はありましたが、現地は気温が高く、しかも決勝日に合わせて桜が満開。

これには海外の方でも評判が良く大成功となったのではないでしょうか?

さて今回もマシン分析からは少し離れて、旅行記という形でこのグランプリウィークを投稿者はどう過ごしたかを紹介したいと思います。

宿泊先の名古屋へ出発

さて、この見出しの通り、私はこの日本GPの期間中は名古屋のホテルに宿泊することになっていました。

番外編-鈴鹿に向けた準備はできていますか?私が提唱する鈴鹿の楽しみ方1 宿泊施設編 – アルボンノート (albonnote.com)

こちらでも触れたようにより良いグランプリウィークを過ごすためには、より鈴鹿に近いホテルを確保することが重要。

しかし今回から春開催ということだったのでいつ開催するか正確な日程が不透明だったこと。

2024年度のカレンダーが5月ごろの発表だったので動きずらいところではありました。

私自身10ヶ月以上前から動いていました。

2024年度のカレンダーが発表された日にホテルを確保しましたが、鈴鹿に近い三重県内周辺のホテルは全くなく、結局名古屋駅周辺を取ることになりました。

日本GP期間中に来年度の予約を入れてしまうのか・・・

それとも自分が思っている以上に早く行動しているのか・・・

しかし、名古屋駅周辺は観光地が密集している。

水曜日は、サーキットでのイベントが無いですが、長野住まいの私にとっては水曜のうちに現地入りしないと、木曜日のピットウォークに間に合いません。

水曜日に移動するなら名古屋は初めてだし折角だから観光しよう、ということで早朝5時半に最寄り駅に到着しました。

写真はしなの鉄道という路線の上田駅です。

上田は長野県の東側を意味する東信の町の一つです。

駅周辺には戦国武将真田幸村ゆかりの地である上田城があります。

興味のある方は是非上田に遊びに来てください。

約30分かけ篠ノ井に到着。

ここから特急しなのという名古屋までつながっている路線に乗り換えます。

篠ノ井は長野県の北側(北信という)。

松本(中信)を通り木曽まで下る。

長野県を出るまで約1時間半くらいかかります。

長野県は縦長なので仕方ないですが車窓から見える景色がとてもきれいなので移動中は長野県の自然を楽しむことができます。

長野県を抜けると今度は岐阜県に入ります。

中津川や恵那を約40~50分くらいかけて抜けて愛知に入っていきます。

長野県を抜けてしまうと名古屋まではかなり短く感じます。

多治見を抜けると次の駅が愛知県の千種(ちぐさ)になります。

この辺りまで来ると、車窓の景色はビルや高い建物が多く立ち並び、都会のような空気感になります。(田舎者丸出しの発言です(笑))。

千種、金山と抜けると終点の名古屋に到着します。

乗車駅の篠ノ井~名古屋までは約3時間かかりました。

特急しなのを降り、近鉄名古屋の方に向かっていくと恒例の日本GP宣伝のパネルがあります。

このパネルを見るといよいよだな、という気持ちになります。

駅を抜け市街地に出ようとするところで何やらイベントをやっていました。

エスカレーターを降りるとそこにはトロ・ロッソSTR14が!

名古屋についていきなりF1マシンを見ることができて気分は最高です。

旧レギュレーションのマシンはかなり複雑でいかに現行マシンがシンプルなのかが良く分かります。

2019年は昨年まで複雑化されていたフロントウイングを簡素化するレギュレーションが設けられています。

それでもフロントウイングフラップの内側に目を向けると、Y250ボルテックスを発生させる構造になっていることが分かります。

Y250ボルテックスでインウォッシュを作りマシン中心部に入り込んだ空気はノーズの下を通り・・・

Tトレーに向かっていきます。

それ以外の空気はノーズ下側面についているバーチカルフィンを通して外側に流れる。

外側に流れていった気流は更にバージボードに向かって流れていきます。

バージボードに目を向けると、気流を内外に分けているような作りになっており、上部にはアウトウォッシュを促進させるボルテックスジェネレーターが取り付けられています。

ノーズを見てみるとダクトが付いている。

これは以前にも紹介しているSダクトです。

写真のように横から見たノーズはかなり角度が付いています。

ノーズ下に出来るだけ空気を取り込みダウンフォースを生み出したい。

しかしこれでは角度が付いたノーズ上面で気流が剥離してしまい、ダウンフォースが得られない。

そこでノーズ下から上部にかけてダクトを設け気流の流れをS字のようにして這わせ、剥離を防ぐことでダウンフォースを確保しています。

横から見た時にリアの車高が若干高く、ハイレーキになっています。

現行マシンはグランドエフェクトカーなのでレーキ角は付いていませんが、ダウンフォース発生の着想はレッドブルの場合このハイレーキコンセプトから取られています。

観光の前に先ず勉強

マシン観察を終え市街地から少し歩いたところにあるトヨタ産業技術記念館へ。

私自身気になっていた場所でもありますし、愛知といえばトヨタ、自動車産業の街でもあります。

折角愛知に来た以上触れないわけにはいかないと思いこの博物館に足を運びました。

入口に向かって歩くと研修に来ていた新社会人の方たちが沢山いました。

駐車場に停まっているバスが6台くらい。

多くの会社のバスが停まっていました。

中に入るとトヨタの歴史を知ることができます。

元々トヨタの始まりは豊田自動織機という織物を扱う会社。

1921年、創始者の豊田佐吉の長男である喜一郎は、紡織技術の視察の為欧米へ。

欧米での自動車の普及ぶりに日本との工業力との差を痛感し、この喜一郎の体験が後の自動車事業への参戦に繋がります。

最初は創業当時の織物の機械の展示、それを抜けると自動車産業の歴史に入っていきます。

こうした展示を見ると当時自動車一台を作り上げるのにどれだけの苦労と労力がかかっていたのかが伝わってきます。

今では機械が当たり前の様に作業してくれるが、決して当たり前のことではないんだ、というのが自分の感想です。

自動車産業の歴史を振り返る展示を抜けていくと大きな広間に出ます。

手前側には歴代の自動車や内部構造の仕組みなどの展示。

奥の方では実際に使われている機械があり、実際の作業を機械がデモンストレーションしてくれます。

このようにエンジン部品を組み合わせる機械であったり・・・

とにかく大きさや規模にはただただ驚くばかりでした。

最後は以前から情報を入れていたレクサスLFAの展示車を見学。

世界限定500台、有名どころのセレブもご用達の一台。

初めて見ることができました。

現行ではLCやRCがありますが、やはりLFAには敵わないでしょう。

建物内には図書館もあります。

自動車に興味のある方、内部構造を知りたい方は是非この施設を訪れると良いでしょう。

見て損することは何もありません。

昼食後観光へ

私は名古屋に着いたら先ず食べてみたいと考えていたのは山本屋の味噌煮込みうどん

愛知といえば赤味噌。

普段白味噌を食している長野県民にとして味噌による味の違いを感じたかったからです。

博物館をでて、再び駅に向かって歩きました。

駅に着いて地図を確認したもののどこになんのお店があるのかさっぱり分からない。

名古屋駅構内はビルが3棟もあり、同じような階数にレストラン街があるため1時間くらい迷ってしまいました。

漸く山本屋に着いて味噌煮込みうどんにありつくことができました。

赤味噌の独特な匂いがクセになります。

かしわ(鶏肉)入りのうどんを頼んだのですがかしわが赤味噌に良く馴染んでおいしい。

コクのある味わいが気に入り汁を飲み干してしまいました。

後日私はネットで調べてみると

山本屋には総本家と総本店の2つがあり全く別物の店だということが分かりました。

知っている方がいれば教えていただきたいのですが、私が頼んだうどんには卵が入っていなかったのですが何故でしょうか?

食事後、宿泊道具とノートを積んだリュックというかなり重い荷物を担ぎながら歩きまわっていたので取り合えず宿泊先のホテルに宿泊道具を預け近くにある名古屋城まで歩いていきました。

名古屋城といえば金のシャチホコ。

想像していたよりも立派なたたずまいでした。

その後は三度名古屋駅前と大須方面で買い物を楽しみました。

長野では買い物する場所が少ないため、行く場所というのが大体限られてしまうのですが、やはり都会は色々なものもあれば、色々と買い物できる場所もあるので、新鮮でとても楽しい気分になれます。

そして夕食はあつた蓬莱軒のひつまぶしを頂きました。

ひつまぶしを食べたことが無かったためとても楽しみにしていましたが、想像を超えるレベルで美味しかったです。

一度食べてしまうと市販で売られているような鰻では最早満足できなくなることでしょう。

櫃の中のご飯を四等分にして食べる分をさらに移して、3パターンの食べ方を楽しむといいという斬新な方法だと感じていましたが、どの食べ方も鰻本来の美味さが引き出ていました。

一時間以上待たされましたが、それに値する価値は十分すぎるほどにあったと思います。

食後はその日に見たいものやりたいことが一通り済んだのでホテルに向かいました。

宿泊先の近くに名古屋ミライタワー(名古屋テレビ塔)がありライトアップされていたので少し見ていくことにしました。

調べたところ長さは東京タワーの約半分180mくらいしかありませんでしたが、ライトアップされているタワーはとてもきれいでした。

そしてタワーのすぐ近くが宿泊先だったのでチェックインを済ませて一日目終了。

次の日からF1日本GPのイベントが本格的に始まるので早めに休むことにしました。

名古屋の街を歩くのは今回が初めてでしたが、東京にも負けないくらい歩いていて楽しい町でした。

ただ、名古屋を良く知らない人からすると、どこに何があるかは分かりづらいというです。

もし一人で名古屋を出歩くのであれば事前に調べておくことをお勧めします。

ということで次回は二日目(木曜日)

鈴鹿サーキットでの一日目の過ごし方を紹介していきたいと思います。

今回も読んで頂きありがとうございました。

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