ベルギーのスプリントではピアストリがコースレコードを破る圧倒的なはしりでスプリントポールを獲得。
マクラーレンはコーナリングで圧倒的なパフォーマンスを発揮。
レッドブルはフェルスタッペンが2番手もセクター2が遅すぎる。
スプリントにおいてはセッティング変更が可能だが、どうするのか?
ただ少なくともあのセッティングではタイヤが持たないのでは?
フェラーリのサスアップデートは引き続き見張る必要がありそうです。
直線番長レッドブル
スプリントは気温20.9℃、外気温33.4℃で開始。
コラピントのみソフトスタートです、他のドライバーはミディアムスタートです。
コラピントはピットスタートを選択。
ガスリーはスタートできず。
フェルスタッペンが好スタート。

ケメルストレートでトップピアストリに並び、コーナー手前で抜く。
VER2→1、PIA1→2。
ルクレールもノリス攻略です。
LEC4→3、NOR3→4。
4周目で、ピットにいたガスリーが出てきました、一人だけフリー走行をやっているようでした。
予選に向けたセッティング合わせでしょう。

ルクレールはノリスに抜き返される。
LEC3→4、NOR4→3。
その後レースは拮抗、11を走る角田を先頭にトレインが形成。
ウイングが薄いので、ストレートの伸びはいいのですが・・・
セクター2が他車より1秒近く遅い角田、後続は抑えられていますが前を行くローソンに付いていけず、DRS圏内から外れる。
レース開始からフェルスタッペンの背後に付き続けるピアストリ、DRSを使ってもストレートの伸びが良いレッドブルのマシンを捉えきれない。
走行しているうちにチームメイトのノリスが1秒以内に接近。
1位から3位までの差は1秒以内という接近戦。

しかし、最後まで順位が入れ替わることなく、フェルスタッペンが優勝。
あのセッティングでマクラーレンを抑え切るとは・・・
つくづくおかしいドライバーです(笑)。
レッドブルは直線番長とも言えるセッティングで後続を振り切ったスプリントレースでした。
盤石のマクラーレン
心配されている今週の天気は雨も降らずここまで持ちこたえています。
気温223.℃、路面温度37.0℃でセッション開始です。
角田はここから新型フロアを搭載します。
ぶっつけ本番です。
Q1

ヒュルケンベルグはピットアウトの際にストロールと接触しフロントウイングを破損。
手押しでピットに戻り、フロントウイングを替えてからコースインです。
ノリス42.076、ピアストリ41.998。
アントネッリ42.732、ラッセル42.564。
フェルスタッペン42.066、角田42.381。
ローソン41.765、アルボン41.772、サインツ41.691。
ルクレール41.635、ハミルトン41.935。
二度目のアタックはノリス41.040、ピアストリは41.201。
アントネッリのタイムが思ったほど伸びない、42.139。
ボルトレートは41.908、ハジャー41.572、ベアマン41.617、角田41.840。
ガスリーは41.800で何とかQ2進出。

ハミルトンは41.664でこちらもQ2進出・・・かと思われたが、トラックリミット超過によりタイム取り消し。
まさかのスプリント予選に続きQ1敗退。
昨年優勝ドライバーがまさの・・・
Q1はストロール・アロンソ・アントネッリ・コラピント・ハミルトンの5名が敗退。
アントネッリもスプリント予選同様Q1敗退となりました。
アストンが思ったより上がってきませんでした。
Q2
フェルスタッペン40.917、オコン41.675。
角田は41.245、ラッセル441.379、サインツ42.029。
ピアストリ40.626でトップタイムを記録。
ノリスは40.715、アルボン41.505、ローソン41.753。
ルクレール41.089、またもハミルトンのいないQ2で孤軍奮闘中。
ハジャー41.562、ガスリー41.633。

ハジャーの二回目は41.281、ボルトレート41.336。
ラッセル41.214、ローソン41.297。
中団勢の2度目のアタックは角田を超えることができなかった。
Q2はサインツ・ヒュルケンベルグ・ガスリー・ベアマン・オコンの5名が敗退。
Q3
ハミルトンとアントネッリがQ1で敗退というスプリント予選同様の波乱はありました。
ボルトレートを始め、中団勢の躍進が目覚ましい予選です。

フェルスタッペンが41.078、ピアストリ40.751。

ノリスが40.562で暫定トップ。
ルクレール41.339、ラッセル41.540、
ファーストアタック中古勢、角田42.019、ローソン42.102、アルボン42.269。
最終アタック、フェルスタッペンはターン1でスライドしミス、40.903。
ノリスも40.677とタイム更新できず。

ルクレールは3周中古タイヤでアタック、タイムは40.900で3番手に入った。
ピアストリ40.647とタイム更新もノリスに届かず。
ラッセルは41.260、アルボンは40.201で5番手に食い込んできた。
決勝も逃げ切り予想のマクラーレン

ノリスがポールを獲得です。
マクラーレンは兎に角セクター2が速い。
ストレート区間は他のチームより劣っても、コーナーでお釣りが十分に返ってくる。
スプリントを見る限りでは、先行されない限りは逃げ切りのレース展開になるはずです。
ルクレールは0.338秒落ちもセカンドローをしっかり確保。
ただ、レースペースではマクラーレンにはとてもではないがついていけない。
フェルスタッペンを抑えて表彰台獲得を狙いたい。
ハミルトンはアップデートの理解が進まず今週はかなり苦戦しています。
レッドブルは予選ではセットアップを変更、イタリア仕様のリアウイングを止め、少しダウンフォースを増やしたものを使用。
セクター2が極端に遅かった角田は、なんとか少しの遅れが出る程度になった。
新フロアによる影響もあるでしょう。
しかしフェルスタッペンのラストアタックにミスが出ているので、ドライバー間の差自体はもっとあるでしょう。
セッティングでダウンフォースは増やしたが、雨が降った時にどうなるか?
レッドブルとフェラーリはイギリスの二の舞にならないよう気を付けたいところ。
今回はアルボンが見事なパフォーマンスで5位獲得。
RBは角田に対して僅差ですし、ボルトレートのQ3進出も見事でした。
コメント