F1 2025第12戦イギリスGP FP1・2 レッドブルに漂う終戦の雰囲気。

F1 2025シーズン

F1シーズンも気が付けば折り返しに差し掛かっています。

ここからはイギリスGPです。

前回のオーストリアでもマクラーレンは強さを発揮。

このシルバーストンでも競争力を発揮すると思われます。

他のチームはそれに待ったをかけたいところですが、イギリス特有のブリティッシュウェザーが顔を覗かせるかも知れません。

アップデート情報

マクラーレンがフロアボディとリアコーナーにアップデートを入れてきました。

先ず目につくのはフロアエッジの変更、フィンの枚数が増え大きさも増加している。

フィンを大きくすることで、エッジから排出されるアウトウォッシュはより強力になる。

このフロア形状の変更は、フロア全体の空力効率の見直しと、吸気の再分配を通し空力パフォーマンスを全体的に高めることを目的としたアップデートです。

リアコーナーへのアップデートは空力性能向上並びに、リアのブレーキ冷却効率の向上を目的としたものです。

エッジウイングの形状変更はリアコーナーのアップデートと繋げて考えることができるでしょう。

アストンマーティンにも大掛かりな変更が施されています。

こちらもフロア全体に見直しを掛け、フロアの気流流れを改善し、フロアダウンフォースの全体的な増加を目的としたアップデートです。

これによってグランドエフェクトはより強力となり、元々アンダーがかなり強かったアストンのマシンは、コーナリングパフォーマンスが改善されると見込まれています。

特にこちらのフロアエッジは、明らかにニューウェイが手掛けたものだろうと言えるくらい、かつてのレッドブルのフロアエッジに酷似しています。

ここ数年のアストンのマシン開発を見ていると、フロアエッジによる空気の抜き方にかなり苦労しているように見えましたが、ニューウェイが来たことによってそれが解決方向に向かうはずです。

ハミルトン母国で快調

FP1は気温22℃、路面温度39℃で開始。

土曜日曜は雨が降るかも知れないとのこと。

レッドブルは角田に替えてアービッド・リンドブラッドを、ザウバーはヒュルケンベルグに替え、ポール・アーロンを出走させる

リンドブラッドはF1史上2人目の17歳以下でのデビューとなりました。

FP1は風が強くマシンの挙動を乱すドライバーが続出。

特にコプスあたりでのスピンが際立って目立った。

ガスリーのスピンに関しては、チームが用意したリアウイングがペラッペラの薄型仕様なので、風の影響よりかはリアダウンフォース不足の様に見えます。

ボルトレートも同じ場所でスピンを喫す、ザウバーのマシンは安定感が出てきたように思えたのですが・・・

ストロールもこの場所でスピン、アストンにもフロアボディのアップデートが入っています。

サインツはスピンこそありませんでしたが、コプスで縁石を大きく外れてフロアを傷めてしまい、ピットでの修復を強いられることに。

ウィリアムズの様子がここ数戦おかしい。

セッションはフェラーリ対マクラーレンの様相。

このセッションでは母国GPとなるハミルトンがトップタイムを記録した。

2番手には同じく母国GPとなるノリスが、3番手にピアストリ、4番手ルクレールとなっています。

メルセデスもいつもに比べると低浮上のスタートとなっています。

しかしそれ以上に酷い出来だったのはレッドブル、フェルスタッペンは無線でアンダーを訴えていました。

そうするとステアリングを余計に切らなければならず、課題であるタイヤのデグラの改善は最早論外となります。

タイムも10番手・・・レッドブルは本格的に終戦の雰囲気が漂っていたフリー走行でした。

対してRBは好調な滑り出し。

ハジャーは一時トップタイムを維持するなど、明らかにレッドブルのマシンより素性が良いのではないかと言いたくなるくらい素晴らしい走りでした。

最終的に両者共にフェルスタッペンのタイムを上回ってみせ、今週が楽しみになる出来でした。

マクラーレンVSフェラーリ再び

FP1は気温24.3℃、路面温度40.8℃で開始。

このセッションの大半はソフトタイヤでのアタックが中心。

残り20分を切ったところで、ロングランへと移ったセッションでした。

このセッションはノリスがトップタイムを記録。

1分25秒816を記録しており、このタイムは既に昨年のポールタイムを超えています。

ルクレールが0.222秒差で2位に付け、3位には同じくフェラーリのハミルトン。

4位にピアストリが入り、FP1同様マクラーレンとフェラーリの並びとなりました。

天気に左右される部分はあるとは思いますが、この2チームがトップ争いをすることになるでしょう。

しかしそれでもマクラーレンの力は依然強力です。

フェルスタッペンは5番手記録もアンダーステア傾向の挙動は変わらず。

オンボードを見てもそれが分かる走りでした。

RBはまたしても2台がトップ10圏内入り、今週末も期待が持てるパフォーマンスです。

サインツはFP1に続きまたもスピンです。

ウィリアムズのマシンはリアに安定感を感じられない印象です。

F1 2025第12戦イギリスGP、持ち込まれたパーツ確認と決勝の展望 – アルボンノート

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