これまでの勉強を活かして妄想で考えたクルマを描いてみた。スーパーカー編その2

その他・番外編

F1もオフシーズンということで、ちょっとした遊びを前回からやらせて頂いています。

今回も妄想で考えた車を描いてみた、ここではエンジン、内装、オプションについて解説していきたいと思います。

これまでの勉強を活かして妄想で考えたクルマを描いてみた。スーパーカー編その1 – アルボンノート

こちらの投稿の通り、BMWのスーパーカーを妄想で描いてみました。

前回の投稿のおさらいです。

価格は3000万~。

車重は1500kg。

全長4550mm、全高1250mm、全幅1985mm、ホイールベースは2500mm。

実現の可否は別として、F1の空力技術を使っています。

ドラッグの削減を目標として全高を低くし前面投影面積を小さくしています。

それでは早速エンジンについて解説していきます。

予算の都合上エンジンのコストは最小限に

搭載するエンジンについてですが、冒頭のスペック表の通り、現行のBMWにおいて最強のエンジンである、

”S63B44B”エンジンを搭載しています。

このエンジンが搭載されている車種はM5M6M8などです。

搭載するエンジンについては新設計のエンジンを搭載するという案も考えましたが、エンジンを新設計となるとかなりのコストが掛かり明らか予算オーバーになるので、既存のエンジンを選択しました。

ボアストロークの幅を広げるボアアップということも考えましたが、排気量をできるだけ変えずに行きたいということで断念しました。

しかし、エンジン内の部品には一工夫加えました。

コンロッドは従来の鋳鉄製に代わり、チタン製を使用。

これにより鋳鉄製よりも40%もの軽量化を実現。

ピストンとカムシャフトにはダイアモンド・ライク・カーボン(DLC)コーティングによって摩擦抵抗を低減しています。

エンジンの出力をより引き出すには、燃焼効率を良くすることも手段の一つと考えています。

そしてエンジンの搭載位置は前回の投稿でも触れましたが、フロントミッド。

S63B44B型はオイルの循環方式がウェットサンプです。

ウェットサンプだとコーナリングの際にGによってエンジンオイルを吸い出せなくなってしまい、エンジン出力低下を招いてしまいます。

なので、この妄想で描いたBMWのオイル循環方式はドライサンプ式を採用。

フェラーリやポルシェといった速い車を作るのが得意なメーカーでは必ず採用されています。

オイルの循環方式の変更は一般の自動車でも可能ですが、それなりのコストを要します。

オイルの循環方式は下記の投稿で触れています。

ウェットサンプとドライサンプ オイル循環方式の違いによるメリットデメリット – アルボンノート

最後に、ECUのマッピング変更。

点火タイミングの変更により出力向上を目指しました。

M8に搭載されているエンジンの最大出力は625ps、トルクは750Nm。

妄想で描いたBMWのエンジンは最大出力は700ps、トルクは850Nmに向上させました。

ライバル車種のAMGブラックシリーズは730ps、812スーパーファストは800ps。

このBMWだとパワーで劣っていますが、旋回性の良さ。

前面投影面積を小さくしたことで、より少ない空気抵抗で最高速を引き延ばします。

軽量化を図りつつも高級スポーツカーらしい内装を実現

この車はとにかく速く走ることをモットーにしているので、居住性を犠牲にしています。(このBMWの場合室内が狭い)

シートの後ろにはロールバーを設置し剛性を強化。

しかし、シートとステアリングは高級車らしさを実現。

シートの材質はスーパーカーにも使用されているアルカンターラを使用。

アルカンターラは高級感もあり軽量化を実現しています。

上の写真は私の愛車であるBMWM4(F82)のシート。

革製です。今の時期は寒いですが、シートヒーターが付いています。

上にMのマークがあります。

夜になるとMのマークが光ります。

妄想で描いたBMWのシートもMのマークが光る設定になっています。

次はステアリングです。

こちらも一部アルカンターラを貼り、部分的にカーボンを使用した軽量仕様です。

シート同様あるカンターラを使用していますが、スーパーカーの売りは速さだけでなく、オンリーワンなビジュアル。

唯一無二の存在であって欲しいので、、アルカンターラのカラーはオーナーの好みに応じて変更可能です。

基本的な操作をステアリングを通して行える、レーシングカーのステアリングを意識した作りにしました。

回転数に応じてステアリング上部が光ります。

右下部にはリアウイングのDRSボタンが付いています。

BMWMシリーズには、エンジン出力・ステアリングモード・サスペンションモードの切り替えができるので、こちらも継承。

従来のBMWMはシフトノブ付近のボタンからモード切替をする形ですが、全てステアリングから操作できるようになっています。

モードは、ウェット(青)・コンフォート(緑)・スポーツ(黄色)・スポーツ+(オレンジ)・レース(赤)の5種類。

メーター周りの色はエンジンモードに応じて変化するようにしました。

速く走らせることを念頭に置いていますが、視覚からも楽しめる1台を考えてみた結果こうなりました。

充実のオプション設定

妄想で考えたBMWはオプションも充実。

オプションは上記の通りです。

マグネシウムホイールへの変更は4本400万円。

純正のホイールよりも20㎏の軽量化を実現します。

次にBMWのチューニングを手掛けるメーカーGpowerによるエンジンチューニングは500万円で。

より大径のタービンキット、それに伴うECUマッピングの再変更により、最高出力は700psから800psに。

これでライバル車種の812スーパーファストに並ぶ出力になります。

最大トルクも850Nmから1000Nmに拡大。

エンジンパワーは更に強力になります。

更に車高調整機能を100万で取り付け可能です。

走行条件に応じて車高を手軽に、しかも走行中に変えられるのは有難いこと。

前後の車高を独立で変えられる仕様にしています。

ステアリングのボタンから操作可能です。

そしてオプションの目玉であるトラックパッケージは1500万円。

内容はボディをフルカーボンモノコックに、そしてステアリングはレーシングカー仕様に変更。

これにより80㎏の軽量化が見込めます。

もっと速さを求めたいというオーナーの方には、エアコンなどの空調装置の除去を無料で行います。

フルオプションとなると、車重は1500㎏→1350㎏。

パワーウエイトレシオは驚愕の1.69!

最高速は325km/h→335km/h。

0→100km/hは2.8秒とスーパーカー並みの加速を実現します。

フルオプション込みで5500万となり、スーパーカーと肩を並べる値段となりますが、限られた予算の中で私が速く走らせるためには必要と考えている技術を詰め込んだ一台がこの妄想したBMWになります。

今回も妄想で考えたBMWを紹介していきました。

私にとっては、これまでに勉強してきたことを活かして自分の理想の車を想像で作ってみるというのは面白かったです。

皆さんにとっての理想の車とは一体何でしょうか?

想像して具現化してみると面白いかもしれません。

また時間が有ったらこのような投稿を再びするかもしれません。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

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