いよいよ最終戦アブダビGP開幕です。
フェラーリVSマクラーレンによるコンストラクターズチャンピオン争いが遂にここで決着します。
各チーム、ドライバーで分けられたウイングセッティングがどう左右していくのか?
またFP1では多くのルーキーがテスト走行するので、そういったところも決勝レースに影響が出そうです。
RB最後のアップデート
RBが最後の最後までアップデートを投入です。
フロントウイングに変更を加えてきました。
平坦だったノーズには膨らみを持たせてきました。
それに合わせてノーズの先端を若干張り出したような形を取ってきました。
ノーズの張り出しと同時に持ち上がっていた先端が少し下がったように見えます。
RBはノーズ位置が高すぎるためこれが前面投影面積が増えてしまい、ドラッグ過多の原因にもなっていました。
フロア前後でのバランスの兼ね合いもあり、今シーズンは変えてこないと思っていましたが、最終戦アブダビで遂に投入です。
フロントウイングの変更はそれだけでなく、2枚目フラップの前後幅が伸びています。
今回のフロントウイング変更に至った理由として、前回のカタールでのパフォーマンスがあまりにも酷かったからではないかと考えます。
来季に向けた先行投資とも考えますが、こちらはコンストラクター6位がかかっていますし、全然諦める位置ではありません。
ルーキー続出のFP1
天気は晴れ、外気温28℃、路面温度42℃でスタートです。
今回のFP1はルーキーテスト続出です。
フェラーリからはルクレールの弟、アーサー・ルクレール。
兄弟が同一チームで出走するのは史上初とのこと。
マクラーレンからは平川亮、アストンマーティンはフェリペ・ドルゴビッチ。
ウィリアムズはルーク・ブラウニングを起用。
今回の出走が2回目以上のドライバーは
レッドブルからアイザック・ハジャー、RBの岩佐歩夢。
アルピーヌのジャック・ドゥーハンは解雇されたオコンに代わり、アブダビGPは全セッション参加です。
RBは岩佐に対してエアロレーキを取り付けての走行です。
フロントウイングの効果の確認でしょう。
ドルゴビッチはソフトタイヤでアロンソより早いタイムをマーク。
ルーキーテストでルーキードライバーに求められていることはとにかく壊さないことです。
今回のセッションでは誰も壊さずにピットに戻って来ました。
特にマクラーレンとフェラーリはコンストラクター1位が掛かっている中でのテストなので、ルーキーたちも相当緊張したのではないでしょうか?
トップタイムはルクレールです。
今回の結果次第では、コンストラクターだけでなく、ドライバーランキングでノリスを逆転できる可能性があります。
路面が汚いFP1ではあまりあてにしてはいけませんが、取り敢えず好発進だったのではないでしょうか?
FP2、ウィリアムズが悲惨
夜のセッションになります。
天気は晴れ、外気温27℃、路面温度は32℃まで下がっています。
コラピントは相変わらずの荒い走り、ピットに戻ってガムテープ補修をする羽目に。
アルボンはバックストレートでスローダウン、またもマシンの故障。
9番手タイムをマークも旧パーツを使って何とかやりくりしているウィリアムズ、少し悲惨な状況です。
レッドブルは乗りにくそうでしたが、土曜以降に盛り返してくるパターンが定着しつつあるので期待です。
ハースはヒュルケンベルグが3番手タイムを記録、マグヌッセンも8番手タイムと好調さが伺えます。
ザウバーのボッタスも7番手タイムと現所属でのラストレースで今季初ポイントが獲れるか?
燃料搭載量は不明ですが、それを加味しなければレースペースは良いとされています。
トップタイムはマクラーレンのノリス。
マクラーレンが一発レースペース共に圧倒的なデータを残しています。
コンストラクター争いで頭一つ抜けてきた感じです。
ウイングセッティングの確認はこちらから。
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