いよいよ楽しかった日本グランプリも最終日を迎えることになりました。
2週間前から毎日欠かさず天気予報を見ていましたが、最初は週末が全て雨予報。
しかし出発が近づくにつれて、金・土曜日が晴れに変わり、グランプリ期間中にずっと雨予報だった日曜日の天気が晴れに変わってくれました。
そのおかげでとても素晴らしい週末を過ごすことができたと思っています。
レースはレッドブルに1-2を決められ圧勝されるという形でしたが、フェラーリもそれに続くことができたのは良い週末だったのではないかと考えています。
それでは最終日を振り返っていきましょう。
名古屋とお別れ
最終日も変わらず4時20分起床、身支度を済ませ4時40分にホテルを出発。
フロントの方に5日間大変お世話になりました。と一言挨拶をしてホテルを出ました。
名古屋駅に向かって歩く途中にまたも夜桜が。
秋開催も良いけど春開催の良さも改めて感じる瞬間でした。
サーキットの外でも日本グランプリを楽しむことができるというのは大事な要素の一つだと思います。
名古屋での5日間、サーキットまでの距離は確かにあったかもしれませんが、色々な観光名所や名古屋飯のお陰で楽しく過ごすことができました。
素晴らしい時間を提供してくれたことに感謝したいです。
いつものように5時半に近鉄名古屋駅を出発し6時18分に白子駅に到着。
決勝はゲートオープン前からかなりの行列が出来る事が予想できたので、最終日は駅からサーキット直行のバスに乗車。
6時40分前くらいにはサーキットに到着しましたが予想通りかなりの行列。
この4日間足を止めずに歩き続けてきたので、体力的に限界、足はマメだらけで痛くまともに歩けないような状態でした。
待つ間立ち続けるのも無駄に体力を使ってしまうだけだったので、取り敢えずその場に座り込むことにしました。
入り待ちを楽しむ
ゲートオープン後は、トークショーは無く、フェラーリチャレンジのレース2まで時間があったので、ドライバーの入り待ちをすることにしました。
待っていると、チームスタッフが続々出勤。
粘り強く待っていると
ルクレールとサインツが揃って出勤してきました。
フェラーリのドライバーを見ることができたので目標達成ですが、まだ時間があるのでもう少し粘ってみることに。
クラクションの鳴らし方が独特であったり、走行中にドアを開けながら走ったりと海外の方たちは色々と自由です。(笑)
レクサスにハースのドライバーが、新型クラウンにはウィリアムズのドライバーが乗っていたりと
入り待ちとは言え気が抜けない時間でした(笑)。
ブラピの映画撮影でハリウッドデビュー!?
最終日もF1トモダチの皆さんたちと記念撮影。
決勝日だけあって間違いなくメンバーは100人を超えていたと思います。
思えば今回の日本グランプリを目一杯楽しむことができたのはこういった方たちのお陰だと私は考えています。
撮影中、周りに群がるお客さんの数も土曜とは比べものにならないくらい多い。
スマホのカメラを構えている人たちもかなり多かったです。
すると他の団体の方たちも乱入。
一緒に撮影したり盛り上がっている所に・・・
なんとブラッド・ピッド主演映画の撮影クルーの方たちが撮影をしてもいいかと、来てくれました。
その時の映像がこちらになります。
もしかしたらブラピ映画のデビューが冗談抜きにあるかもしれない。
そんな貴重な体験をした一幕でした。
決勝を前に
この期間中に多くのデータを取ってきましたが、最終日くらいは純粋に一人のF1ファンとして楽しみたい。
この日行われた、フェラーリチャレンジのレース2とポルシェカレラカップの決勝のみ少しだけデータをとり、十分なデータが取れたところで、スマホでの動画撮影に切り替え。
折角鈴鹿に来たのだから、楽しまなくては損。頭の固いファンにならないよう気を付けないといけません。
フェラーリチャレンジ終了後、グランプリスクエアに行くと、スピードスケートでオリンピックに出場した高木菜那元選手がトークショーを行っていました。
こういった有名人の方が鈴鹿までF1を観に足を運んでくださることはとても嬉しく思います。
後々調べると、意外にもビッグネームの方がサーキットまで来ていることがあります。
ならばもっと地上波で取り上げてくれよ!と内心思いますが。
ポルシェカレラカップの決勝が終わると、決勝レースまでいよいよ秒読みです。
ドライバーズパレードは例年では、クラシックカーにドライバーが一人一人乗ってサーキットを一周という形でしたが、今回はドライバー全員が一台のトラックに乗るという形でした。
2コーナー通過直前でレッドブル系列のドライバーが下りて、一人ずつインタビューを受けてから、ホンダS660に乗り込んで一周するという形でした。
ドライバーズパレードが終わると、三笠宮彬子さんによる挨拶。
皇族の方がこうしてサーキットに来てくれることは嬉しいことですし、テール・トゥ・ノーズという言葉を知っていることに驚きです。
見応えたっぷりの決勝レース
来賓紹介と挨拶が一通り済むと、決勝レースに向けた準備が始まります。
数日前まで雨予報だった天気は嘘みたいに晴れています。
おまけにこの日に合わせたかのようにサーキットの桜は満開。
これ以上ない最高の条件でレースがスタート
しかし、オープニングラップ、2コーナーを通過したところでアルボンとリカルドが接触によりコースアウトしクラッシュ。
これにより赤旗中断、撤去作業終了後もう一度スタンディングスタートをやり直すことに。
再スタート後は一度も中断することなくレースが進んでくれました。
アルピーヌの両ドライバーはスタートでフロアにダメージを負い、全然ペースが上がらずどんどん追い抜かれてしまっていました。
レッドブルはやはりスタートから、後続を引き離していきます。
あれだけ差を付けられてしまっていては他のチームはどうしようもありません。
このレースの最も注目する点として
鈴鹿でF1観戦してきました。F1日本GP2024旅行記-二日目(木曜日)- – アルボンノート (albonnote.com)
旅行記2日目でピットストップ練習のタイム計測について触れましたが、その練習を生かす時が来ます。
レース中盤、熾烈な10位争いが繰り広げられていました。
そして10位入賞争いの勝負を分けたあのピットストップ。
RBは他のチームよりも早くピットアウトさせることに成功し、10位入賞争いをリード。
角田は逃げ切り見事に母国初入賞を達成しました。
しかし、RBのピットストップタイムは2.76秒と決して早いものではありませんでした。
ハースは5.41秒、ザウバーは4.94秒と悪い意味で練習通りの結果になりもたついてしまった(寧ろ練習の時より酷い)。
ウィリアムズは4.28秒とこれも遅い。
アストンマーティンは2.43秒とRBより早かったですが、ピットロードに遅れて入ってきた分RBの前に出ることができなかった。
周りがミスを犯している中で、練習通り、練習に近いことができるということが大切だと思います。
この日のドライバーオブザデイは1ストップ戦略を上手く遂行したルクレールでした。
予想通り優勝は厳しかったですが、サインツと共に出来る事を最大限に行い今の現状で最大限のポイントをフェラーリに持ち帰ってくれました。
今年はジュール・ビアンキの10周忌。
17周目に首位に立ったのも(17はビアンキの個人ナンバー)、ドライバーオブザデイを獲得できたのもきっとビアンキがこのレースを見ていたからなのかも知れませんね。
表彰式が終わると作業車が引き上げていくのですが、中には写真のような横断幕を上げてくれている作業車もありました。
コースマーシャルの方もスタンドに向かって手を振っている。
これには観客も大きな拍手で、「ありがとう」「ご苦労様」という声がスタンドから沢山聞こえてきました。
普段テレビやモニターの画面からは見ることができない裏側。
レースが終わっても最後の最後で胸が熱くなるような、心がとても温まるような一幕でした。
こんな横断幕見せられたら、来年も見に行かないわけがありません。
日本GPが世界から称賛される理由はこういうところにあるのかもしれません。
また来年の日本グランプリで!
レースが終わってしまいモニターに映し出される映像、席から見える景色を見て少し余韻に浸りました。
もともとは1コーナーから突っ込んでくるマシンを見たくて、B2-3席を取りたかったのですが、早々に売り切れてしまい、B2-2席を取りました。
最初はどんな風に見えるのか不安でしたが、木曜日に席の確認に行ったらその不安は吹っ飛びました。
ストレートは見える、1コーナーの突っ込みだって感じられる。
S字区間の奥までだって見えてしまう。
正直絶景スポットだと思います。
来年もこの席でF1を見たい。モニターの映像も終わり、そう思いながら席を立つことにしました。
グランプリスクエアに戻ると、思ったほど混雑していない。
B席からレース終了直後にサーキットからぞろぞろと人が出ていくのが見えていたので、その時点で結構お客さんが帰ったのかな?と思います。
グランプリスクエア前で海外ファンが盛り上がっていました。
どうやらペレスのファンのようです。
フェルスタッペンの陰に隠れがちですが、ペレスの人気も相当なものなんだと改めて感じました。
もう少し残って余韻を感じたかったのですが、あまりのんびりしているとこの日のうちに長野に帰れなくなってしまう。
ので泣く泣くサーキットを後にすことにしました。
私自身、初めてのF1観戦だった2022年から色々な知識を身に付けて戻ってきたのですが、まだまだ”観る力”が足りないと実感しました。
2025年の鈴鹿までにもっと知識を付けて必ずここに戻って来たいと思っています。
本当に最高の5日間でした。
アリガトウゴザイマススズカ。マタライネン!
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