東京オートサロン2025に行ってきました。車の勉強、珍しい車を見て来ました。F1デモラン編

その他・番外編

2025年が始まって2週間が経過しました。

新年最初の自動車関係のイベントとして開催される東京オートサロン。

今年も勉強をしにお邪魔してきました。

昨年はレッドブルのマシンが展示されるということで初めてオートサロンに参加しました。

オートサロンで見たレッドブルのマシンを観察してきました。 – アルボンノート

市販車から見る空力学東京オートサロンで見てきた市販車を元に解説していきます。 – アルボンノート

今年の目玉は土曜に開催されたF1マシンのデモランです。

その様子と実際に見てきた車も含め分析+リポートしていきます。

今年も大行列を並ぶ

今年も6時の新幹線に乗り、長野県の上田市から約2時間半かけて幕張メッセへ。

昨年よりも10分程度早く着き、昨年よりも前の列に並ぶことができましたが、既に前にはかなりの行列ができており、実際に会場に入れたのは開場時間から30分後の事でした。

このことからもこのイベントの人気ぶりを伺い知ることができます。

F1のデモランの時間は10時から。

昨年よりも前に並べたとはいえ、前にはかなりの人がいましたので正直焦りを感じていました。

急いでデモランが行われる屋外イベント会場へ。

しかし道中違和感を覚えました。

イベント会場に向かう途中あまり人を見かけなかったからです。

これはもしや前の方で見ることができるのではないかと思い、到着するとそれ程人だかりは出来ておらず一安心しました。

それでも2、3列ほどの列ができていたので、取り敢えず撮影するのに良い位置を探し、なんとかそこそこの位置を確保することができました。

屋外は長野に比べれば全然寒くありません。

イベント開始までの待ち時間を考えて着込んできましたが、寧ろ暑いくらいでした。

F1マシンのエンジンは適切な温度、油温にしてから始動させないと、エンジンにかなりの負担がかかってしまいます。

開始の10時になってもエンジンを掛けないので、エンジン掛けて直ぐにデモランをするつもりなのか?

と思っていたところに、場内アナウンスの紹介により佐藤琢磨選手が現れました。

今回用意されたマシンは、ホンダがF1初優勝を記録したマシンRA272(1965)

マクラーレンが1988年に続き連覇を記録したMP4/5(1989)

実車は何度も見かけてきましたが、実走行を見るのは初めてでしたの楽しみにしていました。

マシンの説明を簡潔にした後、漸くエンジン始動。

佐藤琢磨選手の掛け声でエンジンが掛かるという演出がある為、エンジンを始動させなかったようです。

佐藤琢磨選手の掛け声で掛かったのはMP4/5のエンジン。

MP4/5は前年型のMP4/4を正常進化させた一台。

しかし、V6ターボからV10エンジンに変更されたことによりマシン全体のバランスが悪化。

テストの際はドライバーからの評価はそこまで高くないマシンでした。

セナとプロストのチームメイト同士のチャンピオン争いが、マシン開発の後押しとなりシーズンを通して改善がなされ圧倒的な戦闘力を持ったマシンになっていきましたが、同時にセナとプロストの関係が最も悪化したのはこの時期です。

1989年といえば鈴鹿のシケインでの両者の激突。

それでもセナ6勝、プロスト4勝と前年程とはいかないものの、他のチームを圧倒したシーズンとなりました。

MP4/5はV型10気筒NAエンジン。

如何にもF1エンジンらしいふけあがるサウンドは圧巻でした。

ただ、実走行が無かったという点が唯一残念なところではあります。

またこういったイベントでは走らせてくれることを期待します。

60年前のマシンが目の前を走る

次に佐藤琢磨選手が乗り込んだのはRA272です。

1965年のメキシコGPでホンダのF1マシンが初優勝した際のマシンがこちらになります。

今度は会場の観客の掛け声によってエンジンが掛かります。

エンジンが掛かるとV12気筒エンジンらしい凄まじい轟音です。

こうして当たり前のように佐藤琢磨選手がマシンを走らせていますが、よく考えてみて下さい。

目の前を走っているのは60年前のマシンですよ。

これが今もバリバリに動かせるレベルで動態保存されているって凄いことだと思いませんか?

多気筒NAエンジンはやっぱり良い音です。

F1初期に見られた葉巻型マシン。

当時のマシンはシートベルト無し、燃料タンクはコックピットの真下。

安全性は二の次、マシンの下で引火なんかしたらそれは大惨事でしょう。

そしてマシン形状の通り、ウイングを付けてダウンフォースを発生させようという概念すらありませんでした。

佐藤琢磨選手はこのマシンを走らせてアンダーが酷かったと語っていました。

が漏らした不満とは裏腹に走り終えた際の顔は実に嬉しそうでした。

きっと魅力的なエンジンのお陰なのだろうと思います。

来年も是非F1マシンのデモランを希望

デモラン終了後は本題の展示を見て回りましたが、今年もF1マシンの展示は健在。

今年もレッドブルのマシンが展示されていました。

しかしこれはショーカーです。

今年はハースのVF-23の展示もありました。

こちらも恐らくショーカーですが、トヨタとの提携があったため、ロゴに変更が加えられていました。

スパルコのブースにはアイルトンセナの目出し帽。

フェルスタッペンのグローブが展示されていました。

オートサロンでは少ないながらも、モータースポーツの展示があるのは嬉しい点です。

今年に関してはデモランがあった(ホンダ60周年というのもあったため)のはなお嬉しいことです。

今年は前述通りホンダ節目の年ではあったものの、来年のオートサロンでも是非F1マシンのデモランを希望したいところです。

今回はオートサロンにおけるF1関連のイベントや展示を紹介していきました。

次回は本題である市販車の展示について触れていきたいと思います。

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