F1シーズン最初の3連戦も今週で最後。
サウジアラビアGPの開幕です。
マシン分析では主にリアウイングのセッティングとアップデートの確認をしていきました。
レッドブルがアップデートを取り入れてきた用です。
先週はリアウイングセッティングが最後の最後まで決まらず、そして決勝ではシグナルの点灯ミス等散々な週末でした。
セッションの反省の前に見ていきましょう。
アップデート情報
では機能のマシンセッティングで確認できなかった部分を確認していきましょう。
今回各チームが入れてきたアップデートは全体的にリアウイングに焦点を当ててきたものが多かったです。

フェラーリはエキゾースト横にフィンが立ちました。
フェラーリにはマシン確認の際に説明した、リアウイングのアッパーフラップの形状変更。
全体的にリアに焦点を当てたアップデートとなりました。
バーレーンではフロア形状の変更を通してリアの安定化を図ったフェラーリ。
レースではミディアムタイヤでマクラーレンを追い回すなどと、その差は少しずつではあるが確実に縮まってきている。
今年から変更したフロントサスペンションのデータも集まってきているでしょうし、フェラーリが今後どのようにマシンを改善していくのかが注目です。
次にRBのビームウイングを見ていきます。
昨日のリアウイングの紹介で昨年に引き続き薄いリアウイングを持ち込んできたRB。
決勝ではタイヤが持たずにズルズル後退。
昨年の反省をどのように生かしてくるのかが焦点でしたが・・・

それどころかビームウイングまで昨年以上に薄いものを持ち込んできました。
確かにRBのマシンは立ち上がりの際にトラクションが良くかかっているので、多少リアを削りたくなる気持ちは分からくもないですが・・・
これは少々やりすぎでは?
レッドブルのアップデートはエンジンカバーとビームウイングのみでした。
しかしここから3戦連続でアップデートを入れてくるようなので、それによってマシンがどのように変わっていくのかに期待です。
あてにならないFP1もガスリーがまたも好調
実際に予選、レースが行われるのは夜です。
FP1とFP3は昼のセッションとなります。
昼のセッションでは路面温度が50℃近くと夜との温度差が違い過ぎる為あまり参考にならないセッションです。
しかしランオフエリアがほぼゼロとミス一つが命取りとなるコースです。
コースの習熟に焦点を当てるチームが多いはずです。

やはりルーキーたちがやや苦戦気味です。
このセッションのトップタイムは何とアルピーヌのガスリー。
先週に引き続き好調の様です。
アルピーヌは何が変わったのだろうか?
現時点でアップデートを入れたという情報はありません。
ノリス・ルクレール・ピアストリと僅差で続きます。
フェルスタッペンと角田はほぼタイムが変わらない僅差ではあったものの、ロングランでは先週に続き両者の間では大きな差があるようです。
フェルスタッペンはセッション後のスタート練習直後の1コーナーでブレーキをロックさせる一幕がありました。
レッドブルはタイヤの温めであったり、スイートスポットが非常に狭く難しいマシンであるそう。
角田痛恨のクラッシュ!
夜のセッションとなるFP2。
日が落ちて路面温度は40℃を切るようになってきましたが、気温は28℃と相変わらず高い中で始まりました。

角田はセッション終盤で痛恨のクラッシュです。
オンボードを確認したところエイペックスに付いた直後に、ステアリングを内側へ僅かに切っていました。
これは単なる本人のミスなのか?それともマシンが思わぬ挙動を示したのか・・・
マシンはウォールへの接触により、サスペンションは折れ自走できず。
これにより赤旗、残り約4分でセッションは再開されますが、スタート練習の為に出てきたようなものです。
レッドブルはセクター1が全体的に速い、しかしセクター2以降角田はフェルスタッペンに大きく後れを取る形となっています。
ウィリアムズのサインツが5番手タイムを記録しました。
セクター毎のタイムを見ていくと、レッドブルのフェルスタッペンのセクタータイムに対して若干遅れを取っている形ですが、全体的に高水準のタイムを記録しています。
フェラーリはセクター1でマクラーレン・レッドブルに対して多少の遅れが出ています。
しかし、セクター2以降で盛り返しており、ルクレールが4番手タイムを記録しています。
ガスリーはFP1の様にはいかなかったものの、8位フィニッシュとマシンパフォーマンスを考えると今回も上々な滑り出しです。
ボルトレートは燃料関係のトラブルで出走できず。
ルーキーにも関わらず走行時間を失ってしまうのはなんだかかわいそうな気もします。
コメント